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続自由時間のクラシック〔645〕現代の名ピアニストのAndre Wattsを聴く

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 今日の続自由時間のクラシックはアメリカ出身の名ピアニストの「 Andre Watts 」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。Webに公開されていた、世界のピアニスト30人(私的なブログ)の中に14位に登場していましたので、Webの推薦に従い選んでみました。レコ芸500(2017)にも推薦されていませんが、別の指南書*のリストに3点推されていました。手許は2枚だけで、どうするか、躊躇しましたが、Youtubeで検索してみて、迷いが消えました。かなりのアルバムがみつかりました。  日本のプロ評論家も偉大なピアニストを見落としていることになります。何度か来日している様で、知らないのは筆者だけでしょうか。改めて、検索結果に驚きました。まだ、現役ですので、まだまだ、いいアルバムが出て来るでしょう。次のレコ芸500での登場を期待したい、ピアニストの一人です。 「人となり」をウキペデアほかでピックアップしますと「ハンガリー人の母マリア・アレクサンドラ・ガスミッツとアメリカ陸軍下士官でアフリカ系アメリカ人のハーマン・ワッツの息子としてニュルンベルクに生まれる。幼少の頃に母親から音楽の手ほどきを受け、フィラデルフィア音楽院でピアノを専攻。9歳でフィラデルフィア管弦楽団とハイドンのピアノ協奏曲を弾いて脚光を浴びた。」 「1963年にレナード・バーンスタイン率いるニューヨーク・フィルハーモニックと共演してフランツ・リストのピアノ協奏曲第1番を演奏し、一躍時の人となった。 また、この年にはピーボディ音楽院に入学してレオン・フライシャーの薫陶を受けている。」とありました。 又、「アンドレ・ワッツが彗星のごとく音楽界に登場したのは16歳の時だった。レナード・バーンスタインがニューヨーク・フィルの青少年コンサートで彼をデビューさせたのである。このコンサートはCBSテレビで全米に放映された。その僅か2週間後、バーンスタインは急遽病気で出演できなくなった グレン・グールドの代役 にワッツを抜擢した。こうしてリストのピアノ協奏曲変ホ長調をニューヨーク・フィルと共演した彼は、まるでおとぎ話のように演奏家の道を歩みだした。」ともありました。  アメリカのサクセスストーリに登場する、ピア二ストの一人でしょうか。招聘会社のHPが詳しいので、一読ください。 今日は手許の1枚から「 Liszt:

続自由時間のクラシック〔644〕現代の名指揮者のMarc Minkowskiを聴く

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  今日の続自由時間のクラシックはフランス出身のバロック音楽を得意とする「 Marc Minkowski 」のアルバムをいくつか聴いてみることにします。実は古楽器演奏(2019/9/6)で採りあげてあげた指揮者で,再登場願いました。バロック以外にロマン派の作品を広く手掛けており、今日はバロック音楽でなく、若手有名指揮者としての作品を中心にいくつかきいてみます。  レコ芸500(2017)では14点も推薦され、将来、巨匠に仲間入りする、指揮者の一人でしょう。手許は、3枚しかなく、収集時の10数年前は、筆者には感心の薄い指揮者だった様です。Youtubeで検索した結果を下に記します。ハイドン、モーツアルト、シューベルトの作品が大きなウェイトが占めており、非常に数多く検索できました。集中して交響曲全集を手掛けておられる様です。ベートーヴェン、ブラームスなどは今後になるのでしょうか?まだまだ有ります。是非、追加検索ください。将来、膨大な録音アルバムが登場する注目の指揮者でしょう。  「人となり」をいくつかピックアップしますと「当初、バロックファゴット奏者として様々な古楽器の合奏団に参加。1982年に グルノーブル・ルーヴル宮音楽隊( レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル)を設立。バロック・オペラを中心に活動し、その後各地の歌劇場やオーケストラに招かれる。レパートリーはバロック音楽が中心だが、 古典派やロマン派の音楽も積極的に取り組んでおり、レパートリーは広い 。 「ザルツブルク音楽祭やマーラー室内管弦楽団にも頻繁に客演している。2012年よりザルツブルク・モーツァルト週間の芸術監督、2016年よりボルドー国立歌劇場(フランス語版)総監督を務める。 2018年9月より、オーケストラ・アンサンブル金沢芸術監督に就任」」とあり、客演指揮するオーケストラが増えており、金沢でも指揮されている様です。下に示すとおり、 「最近は欧米の主なオーケストラ」にも客演されています。  「又オペラ作品も積極的に手掛け、「2014/2015シーズン以来、彼はイドメネオ、椿姫、ドンジョヴァンニのコベントガーデンに加え、ルチオシッラ、ランファントレソルティレージュ、ルーレエスパニョーラのスカラ座にも在籍しています。彼はドロットニングホルム宮殿でモーツァルト/ダポンテ三部作を指揮し、その後ヴェルサイユ宮殿の王

続自由時間のクラシック〔643〕現代の名室内楽団のBeaux Arts Trioを聴く

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   今日の続自由時間のクラシックは現代の代表的な室内楽団の一番バッターとしてピアノ三重奏曲で有名な「 Beaux Arts Trio 」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。既に解散(2008年)しています。室内楽団で活躍中でも、構成メンバの交代も頻繁に繰り返されています。  室内楽団は一般的に3-8人で構成される弦楽、ピアノ、管楽などの室内楽団と指揮者が指揮する(いない楽団もある。)小編成の室内楽団があります。このブログでは3-8人の現代の有名室内楽団を中心に適宜、さらに大きな編成の室内楽団も順次、ご紹介していきます。(管楽器については既に公開しています)。  ピアニストの「メナヘム・プレスラー」のNHKのTV出演をみていて、このジャンルも少し、掘り下げてみようと考えました。今日の「 Beaux Arts Trio 」はピアノ三-五重奏曲の名曲は殆ど、手掛けており、膨大な録音が残っています。今日のメンバの演奏を聴くと、普段、余り、聴くことのない、作曲家の作品も聴くことができます。レコ芸500(2017)では4点しかありませんが、室内楽の指南本もいくつか有りますので、推薦曲を調べてみました。結果は下のとおりです。手許のアルバムは10点程でしたが、Youtubeの検索でもかなりのアルバムが見つかりました。静かな室内楽も、是非、いかがでしょうか。指南書の推す、名曲はほぼ、聴けそうです。  このトリオの成り立ちほかを簡単にピックアップしますと、「 1955年 にピアニストのメナヘム・プレスラーによって結成され、初代メンバーはヴァイオリン担当のダニエル・ギレとチェロ担当のバーナード・グリーンハウスであった。長い経歴から、プレスラーを除いて幾多のメンバー交代を繰り返している。」とあります。メンバーの変遷はウキペデアに詳しく記されています。 「レパートリーは幅広く、標準的なピアノ三重奏曲ばかりでなく、ラフマニノフの2つの《悲しみの三重奏曲》をおそらく世界で最初にデジタル録音したほか、近年ではアレンスキーやグラナドス、トゥリーナらの秘曲も取り上げるようになった。2005年には創立50周年を記念して、フィリップス・レーベルより過去のロングセラーを集めたスペシャルCDが頒布された。又、ワーナー・クラシックスから現在のメンバーでのCDが発売されている。 」ともありました。

続自由時間のクラシック〔642〕現代の名フルート奏者のJames Galwayを聴く

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 今日の続自由時間のクラシックはイギリス出身のフルート奏者の「 James Galway 」のアルバムからいくつか聞いてみることにします。巨匠シリーズでは3人の管楽器奏者をお勧めしましたが、現代の名演奏家シリーズではもう少し、巨匠に漏れた名演奏家を出来るだけ、登場しもらう予定です。巨匠ではフルート奏者はランパルだけでしたが、今日の「 James Galway 」も偉大なフルート奏者です。3つの指南書のお勧めアルバム 12枚以上に筆者は28枚も保有しており、フルートが好きな証拠が明らかでせっせと集めていました。  さらに、Youtubeで追加検索した結果下に示すとおり、膨大な枚数が見つかりました。昨日のヴィオラと比べて、フルートは名曲が多いのには驚きです。楽器のタイプも、多くあります。楽曲の詳細と楽器の構造の詳細はウキペデアを一読ください。 「James Galway」の 「人となり」を簡単にピックアップしますと「北アイルランドのベルファスト生まれ。ロンドンとパリに学び、いくつかのオーケストラを経て、誰もが憧れるカラヤン率いるベルリン・フィルの首席フルート奏者となった。一時期の不和の末に、退団しソリストとして活動することを決断し、カラヤンを驚かせ戸惑わせた。その後も独奏者として成功を収め、現在も定期的に演奏活動を続けている。1975年からソロ活動に専念した後も、世界の一流オーケストラ、指揮者と共演。室内楽、ポップスのコンサートにも参加し、マスタークラスも行っている。」とありました。  又「ゴールウェイは、現代最高のフルート奏者として、また音楽のジャンルを超えた究極のエンターテイナーとして知られている。その伝説ともいえる名人芸は、巨匠ゴールウェイの限りない志と想像力の賜物である。世界中での演奏旅行、3,000万枚を超えるCDセールス、国際的なメディアへの登場を通じ、世界中に熱狂的なファンを持つ。指導者として、また人道主義者として精力的に芸術の推進活動を行っている。」ともありました。奥様もフルート奏者で二人で演奏しているアルバムもあります。  今日はブログを纏めながら、手許のアルバムから「 Prokofief & Franck のソナタ曲 」を聴きながら、聴く機会の多くない曲から「 Ibert Galway Live 1982 」、「 Poulenc-FLUTE

続自由時間のクラシック〔641〕現代の名VaニストのWilliam Primroseを聴く

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 今日の続自由時間のクラシックは珍しい、イギリスの男性ヴィオリスト(Va奏者)の「 William Primrose 」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。ヴィオリストが呼びずらいので、Va奏者として、進めます。VaはVn属に入る楽器で、Vnより低く、Vcより高い音質をもち、オーケストラや、管弦楽、室内楽にも多く演奏されていますが、個人の独奏者となると、Vn,Vcの演奏者に比べ、ぐーと少なくなります。  このブログでもVa奏者は2人(今井信子、パシュメット)を紹介しただけと記憶しています。今日の「 William Primrose 」は解説によると、ヴィオラの独奏楽器としての地位を確立した演奏家であり、力強いボウイングによって、ヴァイオリンとは明らかに違うヴィオラの魅力を示し、その後のヴィオラ独奏者のパイオニアとなった人です。指南書のレコ芸500でも3点推薦されていますが、手許には1枚も保有していない様でした。筆者自身、Vaについて、殆ど知識がないので、今日は名曲を聴くことに加えて。楽器の構造についても調べてみることにします。  他の指南書*を読むと、Vaの名曲が、ソナタ曲、協奏曲に分けて、数多く紹介されています。下のリストに名曲を整理した結果を記しておきます。②項にウキペデアから、抜粋した、名曲一覧と、主な独奏者リストを追記しておきます。 今日は手探りでYoutubeの「 William Primrose 」のアルバムを検索した結果を記します。指南書の推すアルバム全ては揃いませんでしたが、 かなり、みつかりましたが、音源の古さに驚きました。 やはり、この楽器の確立した、パイオニアといわれる所以がある演奏家でした。 「人となり」をいくつかピックアップしますと、「父ジョーン・プリムローズはオーケストラのヴァイオリン奏者ならびにヴィオラ奏者であり、弦楽器の鑑定家でもあった。プリムローズはもともとはヴァイオリニストとして活動を始めるが、ブリュッセルで師事した イザイ のすすめでヴィオラに転向する。」 「ロンドン弦楽四重奏団のヴィオラ奏者を担当したあと、1937年に、NBC交響楽団の結成にあたり、 トスカニーニ に招かれてアメリカに渡り、首席ヴィオラ奏者に就任する。その後、ソリストとして活動する一方、プリムローズ弦楽四重奏団(シェムスキー、ギンゴールド、シャピ