続自由時間のクラシック〔634〕現代の名指揮者のJean Martinonを聴く
今日の続自由時間のクラシックはフランス出身の名指揮者である「Jean Martinon」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。我々の世代より、少し前の年代の人にはよく知られた指揮者ですが、亡くなられて(1976年)、随分たちますが、レコ芸500(2017年)でも、根強い人気のある、指揮者のひとりです。巨匠100人の選に漏れた一人でないでしょうか。次のレコ芸500で推薦されるか興味がもたれます。
フランスの巨匠ミンシュの後継者の一人で、指導を受けたとあります。彼を採りあげるか、悩みましたが、17点も推薦アルバムもあるので、このブログ現代シリーズに仲間入りして、頂きました。Youtubeでの検索結果は下の通りです。手許のアルバムの少なさに比べ、投稿されているアルバム数に驚きました。指南書の推すアルバムはほぼ聴けそうです。まだまだ、ありそうです。追加検索ください。フランスの作曲家の有名作品はほぼ網羅できそうです。
「人となり」を簡単にピックアップしておきますと「ヴァイオリン奏者として出発するが、指揮者に転身、パリ音楽院管弦楽団、ボルドー交響楽団、コンセール・ラムルー、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、デュッセルドルフ交響楽団などの首席指揮者などを歴任。1958年からはフリーランス。その後、1963年にはシカゴ交響楽団の音楽監督となるが、オーケストラとの相性は決して良くなかった。後年のインタビューで「アメリカでの苦渋に満ちた時代は思い出したくない」とコメントしているほどである。
「1968年からはフランス国立放送管弦楽団の音楽監督に就任し、フランス指揮界における重鎮として活躍したが、1976年3月1日、66歳という熟年期に他界した」とありました。「来日は3回。1953年および1963年にNHK交響楽団、1970年には日本フィルハーモニー交響楽団に客演した。これらの演奏の中でも、ストラヴィンスキーの「春の祭典」などを指揮した演奏については、岩城宏之の著作の中でも紹介されている。」ともありました。
日本での評価は「ジャン・マルティノンの指揮は、明晰かつ力強さを持ち、ドビュッシーに代表されるフランス音楽を得意としていたが、自身ドイツ系アルザス人の血を引き、ドイツ音楽の解釈に対しても識者からの支持は高かったといわれる。」とありました。
今日は少ない手許のアルバムから「Debussyの作品集」を聴きながら、ブログをまとめ、音質の好いアルバムを中心にフランス曲から「Debussy Petite Suite」、「Franck Symphony」、「Ravel - Daphnis et Chloe」、「Saint-Saëns Symphony No. 3」と「Ravel Mother Goose Suite」の5点に厳選して聴いてみることにします。紙面の都合で省いたアルバム★★★に名盤がたくさん有ります。是非、いくつかお試しください。最近、リマスターされたアルバムが数多く発売されています。
今日のお勧め曲
公開日 2022/5/16
演奏家名 Jean Martinon
読み ジャン・マルティノン
音源 Youtube
出生地: フランス共和国、リヨン
生年 1910年1月
死亡: 1976年3月
分類 指揮者
知名度 名指揮者
レコ芸500(2017)&200CD指揮者とオーケストラ の推薦アルバム抜粋
・ イベール 交響組曲 寄港地
・ オネゲル 夏の牧草地
・ ベルリオーズ 幻想交響曲
・ ビゼー アルルの女
・ ボロデン 交響曲2番
・ ドヴユッシー 管弦楽のための映像、牧神の午後への前奏曲 夜想曲、海
・ フランク 交響曲
・ ラロ チェロ協奏曲
・ ニールセン 交響曲4番
・ プロコフイエフ 交響曲1、5番
・ ラヴェル スペイン狂詩曲、ダフニスとクロエ、ラヴァルス 左手のためのピアノ協奏曲
・ サンサーンス 交響曲3番、チェロ協奏曲
・ チャイコフスキー 交響曲 6番
・ レコ芸500(2017)では18点推薦
人となりウキペデア他より マルティノンは、1910年1月10日、リヨンに生まれた。パリ音楽院ではヴァイオリンを学び、ヴァンサン・ダンディ、アルベール・ルーセルに作曲、シャルル・ミュンシュとロジェ・デゾルミエールに指揮を師事。
推薦図書
・ レコ芸500 2017◎
・ クラシック不滅の巨匠100 2008
・ クラシック不滅の名盤2007
・ 名盤鑑定百科各篇 吉井
・ 私だけのクラシック1001 宮城谷
・ 200CD指揮者とオーケストラ ◎
・ 私だけのクラシック1001 宮城谷
手許CD(4) 詳細下記
Youtube検索結果より
視聴回数の多い短い曲抜粋
・ Boléro, M. 81
・ Ravel: Daphnis et Chloé Suite No. 2, Martinon & NHKso
(1963) ラヴェル ダフニスとクロエ第2組曲 マルティノン
・ Maurice Ravel : Valses nobles et sentimentales (Jean Martinon 1974)
・ Jacques Ibert : Escales, for orchestra (1920-22) ★★★
・ Honegger: Pastorale d'été ★★★
・ Nielsen 4th Symphony ★★★
・ Mahler Symphony # 4, G Major, First Movement Revised
・ Dukas L'Apprenti sorcier
・ Dukas La Péri: Poème dansé
・ Debussy Petite Suite Orchestre National De L’O.R.T.F.
Jean Martinon (1974/2012) ★★
・ Debussy Children's Corner Suite(Jean Martinon 1973) ★★★
・ Jean Martinon: Overture for a Greek Tragedy (1949)
20分以上抜粋
・ Jean Martinon in Japan, 1970 (FULL CONCERT) ★★★
・ Franck Symphony in D minor National Orchestra Of The O.R.T.F.
Jean Martinon (2012 SACD) ★★
・ Berlioz - Jean Martinon (live, 1972) Symphonie fantastique
・ Beethoven - Jean Martinon (1968, live) Missa Solemnis, Op. 123
・ Debussy Le Mer Orchestre National De L’O.R.T.F. Jean Martinon (1974/2012)
・ Bartok Concerto for Orchestra - Jean Martinon conducts Chicago Symphony ★★★
・ Dvořák Symphony No. 9 - Jean Martinon conducts
・ Debussy Khamma Orchestre National De L’O.R.T.F. Jean Martinon (1974/2012)
・ Jean Martinon (1910-1976) : Concerto pour violoncelle et orchestre (1963)
・ Borodin=Symphony #2=Jean Martinon '59 in Stereo ★★★
・ Ravel - Daphnis et Chloe - Jean Martinon ★★
・ Mahler Symphony No. 10 Cooke version - Jean Martinon conducts
・ Mahler: Symphony No. 3 - JEAN MARTINON & l’Orchestre National de l'ORTF (1973)
・ Jean Martinon - Symphonie n° 3 « Irlandaise »
・ Saint-Saëns Symphony No. 3 In C Minor National
Orchestra Of The O.R.T.F. Jean Martinon (2012 SACD) ★★
・ Berlioz: Symphonie fantastique - Boston Symphony Orchestra
/Martinon (1965) ★★★
・ Debussy Trois Nocturnes Orchestre National De L’O.R.T.F. Jean Martinon (1974/2012)
・ Debussy's "Images pour orchestre" - LIVE, 1967
・ Florent Schmitt: Symphony n°2, Op. 137 (1957) ... Jean Martinon/ORTF ★★★
・ J.MARTINON/DEBUSSY:La mer, Nocturnes, マルティノン指揮/ 海~ドビュッシー管弦楽曲集
・ Bartok Duke Bluebeard's Castle (in English) conducted by Jean Martinon
・ Tchaikovsky: Symphony No. 6, Martinon & VPO (1958)
チャイコフスキー 交響曲第6番 マルティノン ★★★
・ サン=サーンス:交響曲 第3番 ハ短調 作品78「オルガン付」マルティノン 1975
・ Symphony No. 2 in D Minor, Op. 40: IIc. Variation 2
・ Prokofiev Symphony No.3 (Jean Martinon 1971)
・ Ravel Mother Goose Suite: Ma mère l’oye(Jean Martinon) ★★
・ ミックスリスト - ジャン・マルティノン ★★★
指揮者追加情報 録音では、フランスものの評価が高く、手兵のフランス国立管弦楽団を指揮したドビュッシーの管弦楽曲全集、サン=サーンスの交響曲全集、ベルリオーズの「幻想交響曲」(オーケストラは前身のフランス国立放送管弦楽団)、ラヴェル管弦楽曲全集(パリ管弦楽団)などが特に有名である。シカゴ交響楽団では同団が伝統的に得意とするドイツ音楽の比重を下げた(特にマーラーとブルックナーは最初に宣言して拒否した)ことが不評を招いた。
「Jean Martinonの手許リスト」です。
手許は少ないですが、Youtubeで愉しむ事ができます。「Debussy Petite Suite 」です。
このアルバムはリメーク版です。
いくつか聴くことができます。「Franck Symphony」です。こちらもお勧め名曲です。 「Ravel - Daphnis et Chloe」です。聴く機会の少ない曲です。 「Saint-Saëns Symphony No. 3」です。
フランクの交響曲と同じアルバムに入っています。「Ravel Mother Goose Suite」です。こちらもいかがでしょうか
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