続自由時間のクラシック〔639〕現代の名指揮者のKlaus Tennstedtを聴く
今日の続自由時間のクラシックは旧東ドイツ出身の名指揮者の「Klaus Tennstedt」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。亡命して、西ドイツに移った指揮者ですが、彼は意外にドイツ・オーストリアの楽団と折り合いが悪く、北ドイツ放送交響楽団での楽団員、事務局との対立の他にも、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とはザルツブルク音楽祭での共演一回のみであった。また、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とは、共演回数自体は多いものの実際の仲はお世辞にも良いものではなかったとあります。
しかし、イギリスとアメリカでの受けは良く、中でもロンドンフイルの指揮では評判を呼んだ、不思議な指揮者であります。レコ芸500(2017)でも、マーラーを中心に8点も推されております。手許はやはりマーラ、ベートヴェンが主で、6点保有していました。 別の指南書*では、彼の名前が登場しません。何度か来日していますので、多くのファンがおられるはずです。筆者は今日の、「Klaus Tennstedt」の演奏を殆ど聴いた記憶がありません、この際、Youtubeで追加補填して聴いてみることにします。
検索結果は下のとおりで、ボストン、ロンドンフイルでの演奏アルバムが数多くありますが、北ドイツフイル他のアルバムもあります。やはり、ベートーヴェンとマーラー、ブルックナー、ワーグナーが中心の重厚な曲が多い、検索結果となりました。まだまだあるはずですので、ファンの方は追加検索ください。
「人となり」についてはウキペデアが詳しいので一読ください。いくつかピックアップしますと「ヴァイオリニストの父に持ち、ライプツィヒ音楽院にてヴァイオリニストとしての研鑚を積む。1948年、ハレ歌劇場(英語版、ドイツ語版)のコンサートマスターとなるが、指の骨瘤(こつりゅう、外骨症)のためにヴァイオリニストの道を閉ざされ、1952年に同劇場の首席指揮者へ転身した。」とあります。「以後、カール=マルクス=シュタット(現、ケムニッツ)、ラーデボイル(英語版、ドイツ語版)、シュヴェリーンの歌劇場音楽監督を歴任した。」とありました。
「次第に東ドイツでの音楽活動に限界を感じ、1971年、スウェーデン・ヨーテボリでの客演を機に西ドイツへ亡命した。インゲボルク夫人を同伴しての客演旅行が可能になったのをチャンスとして、テンシュテットは亡命に踏み切った。」ともありました。
その後、「1972年、キール歌劇場の音楽監督に就任する。ロンドンの聴衆に「ヴィルヘルム・フルトヴェングラーを彷彿とさせる」と評された彼の情熱的かつ個性的な音楽は、1974年のボストン交響楽団への客演を機に世界の知るところとなった。1983年、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に転じる。」とあります。
今日は手許にある、「ベートーヴェンの交響曲3番」を聴きながら、ブログを纏めることにし、検索結果から、ベートヴェンの序曲、ワグナーの序曲集2点選び「Beethoven - Egmont Overture」、「Wagner Die Walküre」、マーラーとブルックナーの交響曲から、「マーラー「悲劇的」ニューヨーク壮絶ライヴ」、と「 BSO - Bruckner: Symphony No.7」の計4点と少しボリュームがありますが、トライしてみます。
今日のお勧め曲
公開日 2022/5/23
演奏家名 Klaus Tennstedt
読み クラウス・テンシュテット
音源 Youtube
出生地: ドイツ国・メルゼブルク
生年 1926年6月
死亡: 1998年1月
分類 指揮者
知名度 名指揮者
レコ芸500(2017) の推薦アルバム抜粋
・ マーラー 交響曲1、2,4,6、7、8、9番
・ R・シュトラウス ツアラトウストラはかく語りき
・ ワーグナー 管弦曲集
・ ベートーヴェン 交響曲第3番
・ レコ芸500(2017)では8点推薦
人となりウキペデア他より クラウス・ヘルマン・ヴィルヘルム・テンシュテットは、ドイツの指揮者。 イギリスの音楽評論家ノーマン・レブレヒトは、「現代の棒振り機械に対して敢然と戦う存在」と評している。また、その指揮姿から「石をぶつけられたコウノトリ」とあだ名された。
推薦図書
・ レコ芸500 2017◎
・ クラシック不滅の巨匠100 2008
・ クラシック不滅の名盤2007
・ 名盤鑑定百科各篇 吉井
・ 私だけのクラシック1001 宮城谷
・ 200CD指揮者とオーケストラ *
・ 私だけのクラシック1001 宮城谷
手許CD(6) 詳細下記
Youtube検索結果より
視聴回数の多い短い曲抜粋
・ Ravel - Bolero: Klaus Tennstedt and the Philadelphia Orchestra, February 1987
・ Emperor Waltz - Klaus Tennstedt and the Minnesota Orchestra, January 1981
・ Wagner Rienzi Overture Klaus Tennstedt London Philharmonic
・ Wagner Götterdämmerung - Siegfried's death and Funeral
march Klaus Tennstedt London Philharmonic
・ Wagner Die Walküre Klaus Tennstedt London Philharmonic ★★
・ Wagner Die Meistersinger von Nürnberg Klaus Tennstedt London Philharmonic
・ Klaus Tennstedt Beethoven - Egmont Overture (1991) London PO ★★
・ Tristan und Isolde Vorspiel & Liebestod Boston SO Tennstedt
・ Klaus Tennstedt Beethoven - Coriolan Overture (1992) NDR SO
・ クラウス・テンシュテット ワルキューレの騎行 Klaus Tennstedt
London Philharmonic Orchestra Die Walkure Ride of the Valkyri
・ Klaus Tennstedt: Mozart Symphony #35 in D major/
Boston Symphony Orchestra, 1977
・ Klaus-Tennstedt-禿山の一夜
Beethoven
・ Klaus Tennstedt Beethoven ★★★
・ Klaus Tennstedt Beethoven - Symphony No.3 (1982) VPO
・ laus Tennstedt Beethoven - Symphony No.5 (1990) London PO
・ Klaus Tennstedt Beethoven - Symphony No.6 (1975) Boston SO
・ Klaus Tennstedt Beethoven - Symphony No.7 (1977) Boston SO
・ Klaus Tennstedt Beethoven - Symphony No.9 (1991) London PO
Mozart
・ Klaus Tennstedt Mozart - Symphony No.32 (1977) Bayerischer RSO
・ W.A.Mozart Symphony No.35 D-dur " Haffner"
・ Mozart piano concerto no 12. Karl Engel with Klaus Tennstedt and
the Deutsches Symphonie-Orchester.
・ Klaus Tennstedt Mozart - Symphony No.41 (1980) NDR SO
Mahler
・ Mahler 1ª Klaus Tennstedt
・ Klaus Tennstedt & NDR Mahler Symphony NO 2 ”Resurrection”
/テンシュテット&NDR マーラー 2番 「復活」
・ Klaus Tennstedt Mahler - Symphony No.3 (1986) LPO
・ Mahler Symphony no 4 Tennstedt
・ Klaus Tennstedt Mahler - Symphony No.5 (1990) RCO
・ テンシュテット マーラー「悲劇的」ニューヨーク壮絶ライヴ ★★
・ Mahler Symphonie Nr 7 Klaus Tennstedt (1993) Last Recording
・ Klaus Tennstedt & London Philharmonic Orchestra: Mahler's Symphony no.8
・ Mahler Symphony no 9 Tennstedt New York 1982
・ マーラー:交響曲 第10番 嬰ヘ長調 テンシュテット 1978
Bruckner
・ NDR Sinfonieorchester Bruckner Symphony nr.4. Conductor :
Klaus Tennstedt . TV Broadcast from 1978.
・ Klaus Tennstedt & Chicago Symphony Orchestra: Bruckner's Symphony
No.7 [1st & 2nd Mvt.] live 1984 ★★
・ Klaus Tennstedt / BSO - Bruckner: Symphony No.7 | ICA Classics DVD
・ Bruckner Symphony No.8 - Tennstedt, BPO
Wagner
・ Wagner Götterdämmerung - Siegfried's death and Funeral
march Klaus Tennstedt London Philharmonic
・ Klaus Tennstedt Wagner - Orchestral Music, BPO
・ Wagner Rienzi Overture Klaus Tennstedt London Philharmonic
・ Wagner Tannhäuser Overture Klaus Tennstedt London Philharmonic
その他
・ Klaus Tennstedt conducts Richard Strauss
・ Tchaikovsky Rococo Tortelier Bruckner 7 Philadelphia Tennstedt
・ Klaus Tennstedt Prokofiev - Symphony No.5 & 7 (1977) Bavarian RSO
・ Klaus Tennstedt & the LPO on tour in the USA, 1984, with Brahms'
symphony no. 1 in C minor, Opus 68
・ ミックスリスト - クラウス・テンシュテット
指揮者追加情報 テンシュテットは全米の主要なオーケストラに次々に招かれ特にブルックナーに力を入れて演奏した。一連の客演は大きな衝撃をもたらし、タイムズ・マガジンはテンシュテットを「全米で最も追いかけるべき指揮者」と報じた。初来日は、1984年、ロンドン・フィルと共に。その後1988年と1992年にも来日している。ただし、1992年の来日時は急病のために一度も指揮できず、急遽帰国することとなった(なお、その際の代役は随行したフランツ・ウェルザー=メストが全て務めている)
「Klaus Tennstedtの手許リスト」です。 同曲を除くとマーラー中心に6点収集していました。 |
「Wagner Die Walküre」です。 ワーグナーはかなりのアルバムが、投稿されています。 |
「 Beethoven - Egmont Overture」です。 ベートーヴェンは交響曲と序曲のアルバムがかなり揃っています。 |
「マーラー「悲劇的」ニューヨーク壮絶ライヴ」です。 評判のアルバムです。 |
「Bruckner's Symphony No.7 」です。こちらもお勧めです。 |
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