続自由時間のクラシック〔635〕現代の名指揮者のCharles Mackerrasを聴く
今日の続自由時間のクラシックはオーストラリアを代表する指揮者「Charles Mackerras」のアルバムをいくつか聴いてみることにします。この指揮者をご存知の方は少ないと思いますが、生まれたのアメリカでご両親がオーストラリア人で幼いころ、オーストラリアに戻り、音楽はオーストラリアとプラハとイギリスで修行したと有ります。英国連邦の域内での活動が多指揮者で受勲者です。日本では余り知られておらず、来日の記載がない指揮者の様です。(2003年来日?)
指揮者としてはイギリスでのオーケストラが主体の人です。手許は4点ほどしかありませんが、指南書のレコゲイ500(2017)では24点と驚くほど、多くのアルバムが推薦されております。評判のアルバムはイギリス人の作曲家に加えモーツアルトとヤナーチェック,デイーリアスですが、広いレパートリーの持ち主です。
今日もYoutubeで時間をかけて、じっくり検索しました。結果は下の通りとなりました。指南書のアルバムは全て揃えることは出来ませんでしたが、成る程、非常にレパートリーが多く驚きます。まだまだ、あるはずです、是非、追加検索して、お愉しみください。
「人となり」を簡単にピックアップしますと、「「オーストラリア音楽の父」と呼ばれるユダヤ系作曲家アイザック・ネイサン(英語版)の子孫にあたる。2歳の時に両親とともにオーストラリアのシドニーへ移った。ニュー・サウスウェールズ音楽院でオーボエを学び、1943年からシドニー交響楽団の首席オーボエ奏者を務めるが、指揮に興味を持ち、1946年にイギリスに渡り、翌1947年から1年間プラハに留学してヴァーツラフ・ターリヒに指揮を学んだ。」とありました。
「1948年にイギリスに戻り、サドラーズ・ウェルズ・オペラでヨハン・シュトラウス2世の『こうもり』を指揮し、指揮者としてデビューしている。1953年まで7年間、このオペラを指揮した。この間の1951年4月10日にヤナーチェクの『カーチャ・カバノヴァー』のイギリス初演を行い注目を集めた。これは同時にヤナーチェクのオペラのイギリス初演でもあった。
「1954年から1956年にはBBCコンサート管弦楽団の首席指揮者を務めている。1963年に、ショスタコーヴィチの『カテリーナ・イズマイロヴァ』でコヴェント・ガーデン王立歌劇場にデビューを果たしている。」ともありました。以降活躍の中心はイギリスのオーケストラですが、ドイツのオーケストラ、ウイーンフイル、チェコフイル、サフランシスコフイルでの客演もされています。詳細はウキペデアが詳しいので、ご一読ください。
今日は貧弱の手許リストから「Delius曲集」を聴きながら、少しマニュアックですが、聴く機会の少ない曲をチェコ作品を中心に「Dvořák The Wild Dove 」、「 Janáček - Taras Bulba」、「Delius : Florida Suite」、「Arthur Sullivan: Pineapple Poll」と「Voříšek: Symphony 」の5点を選んで聴いてみることにします。
ハイドンの交響曲とモーツアルトの交響曲、ピアノ協奏曲集(ブレンデル)は必聴アルバムです。是非お試しください。
今日のお勧め曲
公開日 2022/5/17
演奏家名 Charles Mackerras
読み チャールズ・マッケラス
音源 Youtube
出生地: オーストラリア(アメリカ合衆国)
生年 1925年11月
死亡: 2010年7月
分類 指揮者
知名度 名指揮者
レコ芸500(2017)&200CD指揮者とオーケストラ の推薦アルバム抜粋
・ ショパン ピアノ協奏曲1番
・ ドヴォルザーク 交響曲7、8,9番スラブ舞曲集 Vn協奏曲
・ エルガー交響曲1番、エニグマ変奏曲
・ ハイドン交響曲103、104番
・ ヤナーチェク シンフォニエッタ、タラス・ブリーバ、グラゴル・ミサ
歌劇 カーチャ・カヴァノーヴァ
・ マーラー 歌曲集 子供の不思議な角笛
・ モーツアルト交響曲31、36,40番、ピアノ協奏曲9、20,22、24、25、27番
・ モーツアルト歌劇 後宮からの逃走
・ シューベルト 交響曲8番 未完成 9番 ザ・グレイト
・ チャイコフスキー くるみ割り人形
・ デイーリアス 海流、フロリダ組曲
・ レコ芸500(2017)では24点推薦
人となりウキペデア他より サー・アラン・チャールズ・マクローリン・マッケラス(Sir Alan Charles Maclaurin Mackerras [məˈkɛrəs] 1925年11月17日 - 2010年7月14日)は、オーストラリアの指揮者。幅広いレパートリーを持つが、特にヤナーチェクのオペラ、管弦楽曲で優れた録音を行っている。1979年にナイトの称号を得ている。
推薦図書
・ レコ芸500 2017◎
・ クラシック不滅の巨匠100 2008
・ クラシック不滅の名盤2007
・ 名盤鑑定百科各篇 吉井
・ 私だけのクラシック1001 宮城谷
・ 200CD指揮者とオーケストラ ◎
・ 私だけのクラシック1001 宮城谷
手許CD(3) 詳細下記
Youtube検索結果より
視聴回数の多い短い曲抜粋
・ Antonín Dvořák The Noon Witch (Polednice) Op.108, Sir Charles Mackerras
・ Antonín Dvořák The Wild Dove (Holoubek) Op.110, Sir Charles Mackerras ★★(野鳩)
・ Elgar: Variations on an Original Theme, Op. 36 "Enigma"
・ Haydn: Symphony No. 104 in D Major, Hob. I:104 "London"
Mozart ★★★
・ Mozart Requiem MacKerras
・ Mozart: Symphony No. 25 in G Minor, K. 183:
・ Mozart: Symphony No. 29 in A Major, K. 201
・ Mozart, Mozart: Symphony No. 36 in C Major, K. 425 "Linz"
・ Mozart, Mozart: Symphony No. 38 in D Major, K. 504 "Prague"
・ Mozart Symphony No. 41 "Jupiter" (Mackerras/Scottish Chamber Orch.)
・ Mozart: Symphony No. 40 (Mackerras SCO 2007)
・ Mozart / Serenade in D major, K. 320 "Posthorn"
・ Mozart / Serenade for 13 Winds in B-flat major, K. 361 "Gran Partita"
・ Mozart: Piano Concertos nos. 20, 22, 24 & 25
(Alfred Brendel/Sir Charles Mackerras, Scotish Chamber Orchestra)
・ W.A. Mozart "Haffner" Serenade in D major K.250, Sir Charles Mackerras
Haydn
・ Joseph Haydn / Symphony No. 100 in G major "Military" (Mackerras)
・ Joseph Haydn / Symphony No. 101 in D major "The Clock" (Mackerras)
・ Joseph Haydn / Symphony No. 104 in D major "London" (Mackerras)
Leoš Janáček ★★★
・ Leoš Janáček - Taras Bulba (Česká filharmonie, Sir Charles Mackerras) ★★
・ Leoš Janáček From The House Of The Dead, Sir Charles Mackerras
Delius ★★★
・ Delius - A Village Romeo and Juliet (1907) - Sir Charles Mackerras, Petr Weigl
・ Delius: Paris - Charles Mackerras (1991 Digital Recording)
・ Frederick Delius : Florida Suite for orchestra RT VI/1 (1887 rev. 1889) ★★
・ Leoš Janáček: Sinfonietta
・ Leoš Janáček: Taras Bulba, rhapsody for orchestra (Mackerras, Česká filharmonie)
Dvořák ★★★
・ Dvořák: Symphonic Poems (Mackerras)
・ Mackerras conducts Dvorak Symphony No.8
・ Dvořák: Symphony No.9 in E minor - Mackerras / Czech Philharmonic
・ Antonín Dvořák The Water Goblin Op.107, Sir Charles Mackerras ★★
・ DVORAK RUSALKA ( SIR CHARLES MACKERRAS, CZECH PHILHARMONIC
Antonín Dvořák The Golden Spinning Wheel Op.109, Sir Charles Mackerras
その他 ★★★
・ Beethoven Violin Concerto - Sydney Symphony Orchestra;
William Hennessey; Sir Charles Mackerras
・ Charles Mackerras / grieg, sibelius orchestral
・ Charles Mackerras/Arthur Sullivan: Pineapple Poll (1951) [Complete, DDD] ★★
・ Elgar: Symphony No. 2 (Mackerras) ★★★
・ Gaetano Donizetti, Roberto Devereux, Beverly Sills
・ Handel Mozart: Der Messias [Mackerras] Mathis, Finnilä, Schreier, Adam
・ Handel: Great Choruses from "Messiah" - Charles Mackerras (from LP)
・ Voříšek: Symphony in D / English CO / Mackerras ★★
・ A Little Nonsense, with Owen Brannigan conducted by Sir
Charles Mackerras (orig. on EMI LP CSD 1437)
・ ブラームス:交響曲 第2番 ニ長調 作品73 マッケラス 1997
・ MAHLER: Symphony No. 6 – SIR CHARLES MACKERRAS
& BBC Philharmonic (Live 2002)
・ Schubert / Symphony No. 5 in B-flat major, D. 485 (Mackerras)
・ Sibelius - Sir Charles Mackerras (1988) Symphony n°2 in D major op. 43
・ Tchaikovsky - The Nutcracker (complete ballet) (Mackerras)
(vinyl: Ortofon Xpression MC)
・ Tchaikovsky Symphony No. 6 "Pathétique" (Mackerras/Philharmonia Orchestra)
・ The Mikado (Act 1) - Sir Charles Mackerras & Welsh Nat'l Opera -
Gilbert & Sullivan ★★★
・ Tristan und Isolde; Anne Evans, Jeffrey Lawton, Charles Mackerras,
Welsh National Opera (1993)
・ ミックスリスト - チャールズ・マッケラス ★★★
指揮者追加情報 マッケラスのレパートリーはバッハからエリオット・カーターまでをカバーする大変幅広いものであるが、彼の名を一躍有名にしたのが1976年から始まるヤナーチェクのオペラ録音である。それまでにも1951年に『カーチャ・カバノヴァー』、1964年『マクロプロス事件』、1965年『死者の家から』のイギリス初演をそれぞれ行っており、ヤナーチェクのエキスパートであった。他国の指揮者がこれを指揮するのは困難といわれる。しかし、マッケラスは1年間のチェコでの留学経験を生かし、さらにはチェコ語を習得しており、カーチャ・カバノヴァーの録音の際には歌手たちにチェコ語で指示を出して驚かせたというエピソードもある。
「Charles Mackerrasの手許リスト」です。 なぜか数枚収集していました。 モーツアルトのピアノ協奏曲(#22と27番)はブレンデル版で保有。 |
「Antonín Dvořák The Wild Dove」です。 ドヴォルザークの交響詩はいくつか聞けそうです。 |
「Leoš Janáček - Taras Bulba 」です。高い評価のある、指揮作品です。 |
「Delius : Florida Suite for orchestra 」です。 初めて聴く曲でした。 |
「Arthur Sullivan: Pineapple Poll」です。 こちらも初めて聴きます。 |
「Voříšek: Symphony 」です。 ヤン・ヴァーツラフ・ヴォジーシェクは、チェコの作曲家。 こちらは全く知らない作曲家でした。 |
コメント
コメントを投稿