続自由時間のクラシック〔633〕現代の名チェリストのSteven Isserlisを聴く
今日の続自由時間のクラシックはイギリス出身のチェリストの「Steven Isserlis」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。チェロの弦は金属製が多く、オーケストラや、大きなホールでも大きな音量が出せることが、一般的ですが、彼の場合は「羊の腸を素材にしたガット弦」を使い、観客に、柔らかいチェロの素晴らしさを堪能させてくれています。昨日、ピアニストのアックスでヨーヨ・マのチェロ曲が余り聴けませんでしたので、今日は「Steven Isserlis」を採りあげ、充分チェロの音色を愉しむことにします。
このブログ(現代の名指揮者・演奏家シリーズ)では5人目のチェリストとなりますが、このクラスの大御所、名演奏家になると、チェロの名曲はほぼ、網羅されており、膨大なアルバムが残っています。指南書レコ芸500では7点も推され、他の指南書でも数多く、名演奏を採りあげています。手許にも13点もありました。Youtubeの検索でも数多くみつかります。
指南書の多くは、プロの音楽評論家の推薦アルバムですが、最近では、Youtubeの視聴者の視聴回数が名演評価の重要要素となっています。プロの音楽評論家といえども、Youtubeの投稿アルバムを全て自前でそろえて聞くことは難しいのではないでしょうか。最近のYoutubeの数を超えることは不可能なぐらい、驚くほど、アルバムが視聴できます。
好きな曲を、好きな演奏家で愉しむにはうってつけの音源でしょうか。圧縮音源は拡張子変換も可能です。CMもカットする手段もあります。 今日の「Steven Isserlis」の検索結果を下表に示します。まだまだ、ありそうです。是非追加検索して、チェロの音色をお愉しみください。
前置きが長くなりました。「人となり」をいくつかピックアップしますと、祖父はウクライナに近いモルドヴァ出身の音楽家ですが、「イギリス生まれ。ベルリン・フィルやゲヴァントハウス管、ロサンジェルス・フィルなどと共演し、ザルツブルク音楽祭やウィグモアホールなどの主要音楽祭やホールに出演、現代最高のチェリストの一人として比類のない多彩な活動を展開している。」とあります。
「HIP(歴史的な奏法)にも強い関心を寄せ、古楽オーケストラにも頻繁に客演。チェンバロやフォルテピアノ奏者らとの共演によるリサイタルも度々行っている。「同時に現代音楽にも熱心で、サー・ジョン・タヴナーの《奇跡のヴェール》、トーマス・アデスの《見出された場所》など、数々の新作の初演を任されてきた。」とあります。
また、「協奏曲と室内楽の演奏に活躍し、長年忘れられてきた作品の復活にも取り組んでいる。コーンウォールでマスタークラスを主宰。ジョシュア・ベルやタベア・ツィンマーマンなどと長きにわたる協力関係のもとに、数多くの音楽祭を組織している。」ともありました。
現役の演奏家だけに、ウキペデアの解説コメントは少なく、音楽義務所他Webの紹介が詳しいので、一読ください。今日は数あるアルバムから「Barber Violin, Cello & Capricorn concertos」を先ず聞き始め、ブログを終えてから、比較的、聴く機会の少ない曲から「Schumann Cello Concerto」、「Seven Pieces for Piano Trio」、「recital Verbier 2014」、「 Bloch, Schelomo: Rhapsodie Hébraïque」と「B. Britten & D. Shostakovich 」の5点に厳選して、聴いてみることにします。★★★はチェロの定番名曲です。ガット弦での演奏を時間の許す限り、お試しください。
今日のお勧め曲
公開日 2022/5/13
演奏家名 Steven Isserlis
読み スティーヴン・イッサーリス
音源 Youtube
出生地: イギリスロンドン
生年 1959年12月
死亡: ー
分類 弦楽器奏者
知名度 名Vcニスト
レコ芸500&200CD ヴァイオリンの推薦曲の推薦曲
・ JSバッハ チェロソナタ
・ ベートヴェン チェロソナタ全集
・ ブラームス チェロソナタ
・ フォーレチェロソナタ
・ ハイドンチェロ協奏曲1,2番
・ サンサーンス チェロ協奏曲
・ シューマンチェロ協奏曲
・ チャイコフスキー ロココ風の主題による変奏曲
・ R・シュトラウス ドンキフォーテ
・ ショスターコーヴィッチ チェロソナタ
・ ハーバー チェロ協奏曲
・ プロコフイエフ チェロソナタ
レコ芸500 2017では7点推薦
人となりウキペデア他より スティーヴン・イッサーリス(Steven Isserlis, 1959年12月19日 - )は、イギリス生まれのチェロ奏者。多岐にわたるレパートリーと、ガット弦を用いた個性的な音色によって有名。祖父ユリウス・イッセルリスはロシア帝国に学んだモルドバ出身の音楽家である。
推薦図書
・ レコ芸500 2017 音楽之友社 (最新版・名曲名盤)◎
・ 200CD ヴァイオリン 立風書房◎
・ ヴァイオリン・チェロの名曲・名演奏 渡辺
・ クラシック不滅の名盤2007 音楽之友社
・ 名盤鑑定百科 各編 吉井著
・ 私だけのクラシック、宮城谷
手許CD(13) 詳細は下記参照ください。
Youtube検索結果より
視聴回数の多い、短い曲抜粋
・ Casals: Song of the Birds (Arr. Sally Beamish) ∙ Steven Isserlis
・ Steven Isserlis & Connie Shih - Gabriel Fauré, Berceuse
・ Steven Isserlis - Schumann Cello Concerto Op. 129 ★★
・ Isserlis & Kern perform KADDISH
・ Steven Isserlis Cello Recital Highlights
・ Steven Isserlis, Dénes Várjon plays Schumann Fantasiestucke
20分以上
・ Steven Isserlis | The Bach Cello Suites ★★★
・ Steven Isserlis—Bach Suite for Solo Cello No. 5 in C Minor, BWV 1011
・ Steven Isserlis plays Bach Cello suites 1&3 at Fidelio Orchestra Cafe
・ Beethoven Op. 102 No.1 by Steven Isserlis and Peter Evans ★★★
・ Haydn: 1. Cellokonzert C-Dur ∙ hr-Sinfonieorchester ∙
Steven Isserlis ∙ Richard Egarr ★★★
・ Haydn: 2. Cellokonzert D-Dur ∙ hr-Sinfonieorchester ∙
Steven Isserlis ∙ Richard Egarr ★★★
・ Steven Isserlis and Connie Shih - Live at Wigmore Hall
・ Steven Isserlis - Dvorak Cello Concerto ★★★
・ Seven Pieces for Piano Trio" performed by Maxim Vengerov/
Steven Isserlis/Roustem Saitkoulov ★★
・ Steven Isserlis & Mishka Rushdie Momen - Live at Wigmore Hall
・ Concierto Nº 2 en Re mayor para cello (Steven Isserlis) - Dir. Anu Tali Joseph Haydn
・ Steven Isserlis and Mikhail Pletnev in recital Verbier 2014 ★★
・ Shostakovich Cello Concerto No.1 in E-flat major, Op. 107 | Steven Isserlis
・ Steven Isserlis - Alexey Shor - Musical Pilgrimage
・ Steven Isserlis and Simon Callow - Live at Wigmore Hall
・ Steven Isserlis | At-Home Session | Classic FM
・ The Mahler Chamber Orchestra plays B. Britten & D. Shostakovich -
Teodor Currentzis (HD 1080p) ★★
・ Classical Up Close: Steven Isserlis
・ Steven Isserlis' children's concert over Facebook live
・ Steven Isserlis - Elgar Cello Concerto ★★★
・ Steven Isserlis - Bloch, Schelomo: Rhapsodie Hébraïque for
Violoncello and Orchestra★★(ヘブライ・ラプソデイ)
・ Shafran live at the BBC - 1995
・ R. Strauss: Don Quixote, Op. 35 (Isserlis - Maazel) ★★★
・ Steven Isserlis & Jeremy Denk — Saint-Saëns: Sonata for
Cello and Piano No. 1 in C minor, Op. 32
・ Steven Isserlis & Kirill Gerstein play Pletnev - Cello Sonata (London, 2009)
・ Prokofiev - Cello Concerto in E Minor Op.58 (Ivashkin)
・ The Arts, Undistanced | Wynton Marsalis and Steven Isserlis
・ Pēteris Vasks: Cello Concerto/Isserlis · Glinka
・ Live Q and A: Dmitry Sitkovetsky & Steven Isserlis (unedited)
・ Steven Isserlis & Jeremy Denk — Fauré: Sonata for Cello & Piano
No. 2 in G minor, Op. 117 ★★
・ ミックスリスト - スティーヴン・イッサーリス ★★★
指揮者追加情報 レコーディングも数多く、『バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲』がグラモフォン誌の年間最優秀器楽アルバム賞に輝いたほか、近年ではエルガー、ウォルトン、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチの協奏曲をP.ヤルヴィの指揮で録音し、高い評価を受けている。2019年にムストネンと共演した『ショスタコーヴィチ&カバレフスキー: チェロ・ソナタ集』は、UKクラシック音楽チャートで第1位に輝いた。また、2020年にタヴナーのチェロ作品集、2021年には『プルーストのサロン音楽』、『イギリスの無伴奏チェロ作品集』と題した新譜を立て続けにリリースした。
参考HP https://ebravo.jp/artists/steven-isserlis
「Steven Isserlisの手許アルバム」です。 チェロが好きで、随分集めていました。 |
「Schumann Cello Concerto Op. 129」です。 2つに分かれていますが、全曲聴けそうです。 |
「Seven Pieces for Piano Trio" 」です。 Alexey Shor作品です。初めて聴く様です。 |
「Steven Isserlis and Mikhail Pletnev in recital 」です。 グラズノフ&ブリテンのチェロソナタです。こちらもいかがでしょうか |
」です。初めて聴く様です。
「Bloch, Schelomo: Rhapsodie Hébraïque for | Violoncello and Orchestra |
「 B. Britten & D. Shostakovichのチェロ協奏曲」です。 こちらもお勧めです。 |
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