続自由時間のクラシック〔643〕現代の名室内楽団のBeaux Arts Trioを聴く
今日の続自由時間のクラシックは現代の代表的な室内楽団の一番バッターとしてピアノ三重奏曲で有名な「Beaux Arts Trio」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。既に解散(2008年)しています。室内楽団で活躍中でも、構成メンバの交代も頻繁に繰り返されています。
室内楽団は一般的に3-8人で構成される弦楽、ピアノ、管楽などの室内楽団と指揮者が指揮する(いない楽団もある。)小編成の室内楽団があります。このブログでは3-8人の現代の有名室内楽団を中心に適宜、さらに大きな編成の室内楽団も順次、ご紹介していきます。(管楽器については既に公開しています)。
ピアニストの「メナヘム・プレスラー」のNHKのTV出演をみていて、このジャンルも少し、掘り下げてみようと考えました。今日の「Beaux Arts Trio」はピアノ三-五重奏曲の名曲は殆ど、手掛けており、膨大な録音が残っています。今日のメンバの演奏を聴くと、普段、余り、聴くことのない、作曲家の作品も聴くことができます。レコ芸500(2017)では4点しかありませんが、室内楽の指南本もいくつか有りますので、推薦曲を調べてみました。結果は下のとおりです。手許のアルバムは10点程でしたが、Youtubeの検索でもかなりのアルバムが見つかりました。静かな室内楽も、是非、いかがでしょうか。指南書の推す、名曲はほぼ、聴けそうです。
このトリオの成り立ちほかを簡単にピックアップしますと、「1955年にピアニストのメナヘム・プレスラーによって結成され、初代メンバーはヴァイオリン担当のダニエル・ギレとチェロ担当のバーナード・グリーンハウスであった。長い経歴から、プレスラーを除いて幾多のメンバー交代を繰り返している。」とあります。メンバーの変遷はウキペデアに詳しく記されています。
「レパートリーは幅広く、標準的なピアノ三重奏曲ばかりでなく、ラフマニノフの2つの《悲しみの三重奏曲》をおそらく世界で最初にデジタル録音したほか、近年ではアレンスキーやグラナドス、トゥリーナらの秘曲も取り上げるようになった。2005年には創立50周年を記念して、フィリップス・レーベルより過去のロングセラーを集めたスペシャルCDが頒布された。又、ワーナー・クラシックスから現在のメンバーでのCDが発売されている。
」ともありました。2008年9月6日のルツェルン音楽祭でのコンサートをもって解散された。
「解散後もメナヘム・プレスラーは単独、他の演奏家と適宜、共演しているとのことです。メナヘム・プレスラーについては、下にも記していますが、別途、ウキペデアほかのWebでも詳細に記述されていますので、御一読ください。
今日は手許のアルバムから「シューベルトピアノ5重奏曲 ます」を聴きながら、ブログを纏め、検索したリストから聴く機会の多くない曲を選び「Arensky: Piano Trio No. 1」、「Fauré: Piano Quartet No.1」、「Brahms Piano Trio No.1」、「Schumann - Piano trio n°2」と「Dvorak "Dumky" Trio」の5点を厳選して、聴いてみる事にします。★★★のシューベルト、ベートーヴェンとモーツアルトのピアノ3-5重奏曲は是非お試しください。
今日のお勧め曲
公開日 2022/5/27
演奏家名 Beaux Arts Trio
読み ボザール・トリオ
音源 Youtube
国名 アメリカ
結成 1955年
解散 2008年9月
規模・メンバ メナヘム・プレスラ-(ピアノ)、Vn,Vcは変遷あり
分類 室内楽団
知名度 有名室内楽団
レコ芸500&クアルテットの名曲名演奏&名盤鑑定百科他の推薦曲
・ シューベルト ピアノ三重奏曲、五重奏曲 (ます)
・ メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲
・ シューマン ピアノ、三重奏曲、四重奏曲、五重奏曲
・ フオーレ ピアノ四重奏曲
・ ラヴェル ピアノ三重奏曲
・ ドヴォルザーク ピアノ三重奏曲
・ ショスターコヴィッチ ピアノ三重奏曲
・ ブラームス ピアノ三重奏曲
・ ラフマニノフ ピアノ三重奏曲
・ ベートーヴェン ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための三重協奏曲
・ ベートーヴェン ピアノ三重奏曲7番 大公
・ モーツアルト ピアノ四重奏曲1,2番
・ チャイコフスキー ピアノ三重奏曲 ある偉大な芸術家の思い出の為に
・ レコ芸500(2017)では4点推薦
人となりウキペデア他より ボザール・トリオは、世界的に著名な米国のピアノ三重奏団。その演奏活動は半世紀に亘って高い評価を勝ち得ており、録音活動でも世界的に名高かった。 1955年にピアニストのメナヘム・プレスラーによって結成され、初代メンバーはヴァイオリン担当のダニエル・ギレとチェロ担当のバーナード・グリーンハウスであった。
推薦図書
・ レコ芸500(2017)◎
・ カルテットの名曲・名演奏 渡辺和 ◎
・ モ-ツアルト名盤大全
・ クラシック名盤鑑定百科 室内楽編 吉井亜彦◎
・ 名盤大全 室内楽編 ◎
・ 私だけのクラシック1001 宮城谷
手許CD(約10) 詳細は添付リスト
Youtube検索結果より
視聴回数の多い短い曲抜粋
・ Haydn J. - Piano Trio No-44 E-dur (Hob. XV No.28) - Beaux Arts Trio (1971)
・ Haydn: Piano Trio in A, H.XV No.35
・ Beethoven: Concerto in C Major for Piano, Violin & Cello, Op. 56
・ Rachmaninov Trio Elegiaque No.1(Beaux Arts Trio 1986)
・ Arensky: Piano Trio No. 1 in D minor, Op. 32 - 3. Elegia: Adagio ★★
・ Fauré: Piano Trio in D minor, Op. 120
・ Fauré: Piano Quartet No.1 ★★
・ Beaux Arts Trio plays Ravel Trio
・ Chausson: Piano Trio in G minor, Op.3
Beethoven ★★★
・ Ludwig van Beethoven, Piano Trio Op. 1 Nr. 2, Beaux Arts Trio
・ Ludwig van Beethoven, Piano Trio No. 5, Op. 70 No. 1, Beaux Arts Trio
・ Beethoven: Piano Trio No. 7, Beaux Arts Trio (1964)
ベートーヴェン ピアノ三重奏曲第7番 ボザール・トリオ
・ Ludwig van Beethoven, Piano Trio Op. 38, Beaux Arts Trio
・ Beethoven : Piano Trio in D Major Op.70 No1, "Ghost" - Beaux Arts Trio
・ Ludwig van Beethoven, Piano Trio No 10. Op. 44, Beaux Arts Trio
Mozart ★★★
・ BEAUX ARTS TRIO MOZART
・ mozart, The Piano Quartets no 1、2
・ Mozart: Piano Trio
・ Mozart: Divertimento (Piano Trio) In B Flat, K.254
・ mozart, The Piano Quartets no 1, Beaux Arts Trio
その他
・ Beaux Arts Trio perform Ravel Piano Trio - 1987 TV broadcast
・ Brahms Piano Trio No.1(Beaux Arts Trio 1986) ★★
・ Brahms, Piano Quartet 1 - Score - Beaux Arts Trio & Walter Trampler
・ ブラームス:ピアノ三重奏曲 第1番 ロ長調 作品8 ボザール・トリオ 1986
・ Felix Mendelssohn - Piano Trio No. 1 in D minor
・ Schubert: Piano Quintet in A, D.667 ”The Trout" ★★★
・ Schubert Piano Trio No 1 Op 99 D 898 B flat Beaux Arts
・ Clara Schumann "Piano Trio" Beaux Arts Trio
・ Chopin "Piano Trio op 8" Beaux Arts Trio
・ Schumann - Piano trio n°2 - Beaux Arts Trio 1966 ★★
・ Beaux Arts Trio plays Dvorak "Dumky" Trio ★★
・ A. Dvořák – Piano Trio No. 3 in F minor, Op. 65 (Beaux Arts Trio)
・ A. Dvořák – Piano Trio No. 4 in E Minor "Dumky", Op. 90 (Beaux Arts Trio)
・ Smetana, Piano Trio In G Minor, Op 15, Beaux Arts Trio
・ Shostakovich : Piano Trios 1 & 2, 7 Romances on Verses by Alexander Blok
・ ミックスリスト - ボザール・トリオ ★★★
演奏家追加情報(メナヘム・プレスラ- Webより抜粋) 1923年、ドイツ・マクデブルク生まれのピアニスト。39年にナチスから逃れてイスラエルに移住し、音楽教育を受ける。フィラデルフィア管弦楽団で米デビュー。以降、欧米の主要オーケストラと数多く共演。55年にはボザール・トリオを結成し、世界屈指の室内アンサンブルとして高い功績を残す。ソリスト、室内楽ともに傑出した才能を持ち、世界の主要舞台で活躍。アメリカ芸術科学アカデミー会員選出、英レコード・オブ・ザ・イヤー賞など受賞歴も多数。独・仏から民間人への最高位の勲章を授与された現代を代表するピアニストの一人として、米を拠点に活躍中
「Beaux Arts Trioの手許リスト」です。 代表的なピアノトリオだけに、かなり集めていました。 |
「Arensky: Piano Trio No. 1」です。 初めて聴く様です。全曲盤も聴けます。 |
「Fauré: Piano Quartet No.1」です。 この曲も始めて聴くことになります。 |
「Brahms Piano Trio No.1」です。 こちらもいかがでしょうか |
「Schumann - Piano trio n°2」です。 少し古いアルバムで既に廃盤でしょうか |
「Dvorak "Dumky" Trio」です。 名曲です。比較的最近の演奏でしょうか。 |
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