続自由時間のクラシック〔625〕現代の名指揮者Neville Marrinerを聴く
今日の続自由時間のクラシックはイギリスのアカデミー室内管弦楽団を育てられた、「Neville Marriner」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。クラシックを聴き始めたころ、随分、お世話になって、多くのアルバムを聴いた記憶がありますが、日本では不滅の巨匠100人に選ばれることはなかった指揮者です。
当初は教会の教区の指揮者無しの小編成の弦楽合奏団で、JSバッハやヴィヴァルデイのバロック音楽を中心に活動していましたが、管楽器を加えて、編成が大きくなり、古典派から現代音楽までレパートリーを広げていったそうです。このアカデミー管を約20年かけて、1959年の結成から育てたのが、今日の「Neville Marriner」です。アカデミー管以外に欧米の有名オーケストラに加え、日本でもNHK交響楽団の定期演奏会への客演(1979年、2007年、2010年、2014年、2015年)され、ご存知の方も多いかとおもいます。
指南書のレコ芸500(2017)でも34点も推薦されております。手許は19点も集めていました。筆者としては、是非、不滅の巨匠に列せられるべき指揮者とおもいますが、日本での評価は厳しい様です。Youtubeで検索すると、膨大なアルバムが投稿されております。やはり、イギリス作曲家とモーツアルトを得意とされており、広範囲なレパートリーを有しておられます。まだ、不十分ですが整理した結果を下に記します。是非追加検索ください。2016年に死去されています。この名指揮者とアカデミー管も段々、忘れ去られる時代となりそうです。 後日、思い出して、再度、聴いてみる目的でブログを整理しています。
いつもの様に「人となり」をピックアップしますと「サー・ネヴィル・マリナーは1924年4月15日、イングランド中部のリンカーン生まれ。ロンドン王立音楽院でヴァイオリンを学び、パリ音楽院でルネ・ベネデッティに師事。その後、マーティン弦楽四重奏団の第2ヴァイオリン奏者を務め、音楽学者サーストン・ダートと共にジャコビアン・アンサンブルを創設し、バロック音楽に主眼を置いて活動しました。」とあり,Vn奏者だったそうです。
「当初、イートン校でヴァイオリンを教えていましたが、そのかたわらで大指揮者ピエール・モントゥーに指揮の指導を受けました。1952年フィルハーモニア管弦楽団に入団、その後1956年から1968年まで、ロンドン交響楽団の第2ヴァイオリン首席奏者を務めました。この間、トスカニーニ、フルトヴェングラー、カラヤン、モントゥーなどの名指揮者のもとで、経験を積みました」ともありました。
また、「映画『アマデウス』のサウンドトラックで指揮・音楽監督を務め、グラミー3部門を受賞。以降、ロサンゼルス室内管、ミネソタ管の音楽監督やシュトゥットガルト放送響の首席指揮者などを歴任し、多くの客演を行なう。85年には“ナイト”を受勲。2016年10月2日に死去。92歳没」とあります。アカデミー室内管弦楽団については別途、ウキペデアが詳しいので、御一読ください。
今日はブログを書きながら「Respighi_ Ancient Airs & Dances」を聴き、「Vivaldi: Concerto for Two Trumpets」、「Bach: The Art of Fugue」、「Handel Concerto Grosso Op 6 」、「Elgar: "In the South" Concert Overture」と「Rossini: Complete Overtures」の5点を厳選して、聴いてみる事にします。
ヘンデル、ハイドン、モーツアルト他、紙面の関係で省きました、Academy of St Martin in the Fieldsのサウンドを時間の許す限り、お試しください。
今日のお勧め曲
公開日 2022/5/2
演奏家名 Neville Marriner
読み ネヴィル・マリナー
音源 Youtube
出生地: イングランドのリンカン
生年 1924年4月
死亡: 2016年10月
分類 指揮者
知名度 名指揮者
レコ芸500(2017)&200CD指揮者とオーケストラ の推薦アルバム抜粋
・ JSバッハVn協奏曲集、フーガの技法
・ ビゼー 交響曲
・ ドヴォルザーク 弦楽セレナード
・ エルガー エニグマ変奏曲、チェロ協奏曲
・ グリーグ ペール・ギュント
・ ヘンデル 王宮の花火の音楽、合奏協奏曲
・ ハイドン トランペット協奏曲、オラトリオ
・ メンデルスゾーン 真夏の夜の夢
・ モーツアルト交響曲25,34番セレナード9番、デヴェルテイメントK136-138、
ピアノ協奏曲2122,23,25番
・ モーツアルト フルート協奏曲、クラリネット協奏曲、ホルン協奏曲、、ミサ曲
・ パガニーニ Vn協奏曲
・ ラヴェル ボレロ
・ レスピーギ リュートのための古風な舞曲とアリア
・ ロドリーゴ アランフェスの協奏曲
・ ロッシーニ 序曲集、スッペ序曲集
・ R・シュトラウス オーボエ協奏曲
・ チャイコフスキー 弦楽セレナード
・ オムニバス 時の踊り
・ レコ芸500(2017)では34点推薦
人となりウキペデア他より 1924年4月15日生まれ、英・リンカン出身の指揮者。ロンドン王立音楽大学とパリ音楽院でヴァイオリンを学ぶ。54年にジャコビアン・アンサンブルを創設。モントゥー、トスカニーニ、カラヤンらに指揮を師事。59年にアカデミー室内管を創設。コンサート・マスター兼指揮者として活動するも、その後は指揮に専念。膨大な録音を行ない、世界的な評価を獲得。
推薦図書
・ レコ芸500 2017◎
・ クラシック不滅の巨匠100 2008
・ クラシック不滅の名盤2007
・ 名盤鑑定百科各篇 吉井
・ 私だけのクラシック1001 宮城谷
・ 200CD指揮者とオーケストラ ◎
・ 私だけのクラシック1001 宮城谷
手許CD(19) 詳細下記
Youtube検索結果より
視聴回数の多い短い曲抜粋
・ Elgar: Enigma Variations 'Nimrod' | Academy of St Martin in the Fields,
Sir Neville Marriner
・ Wolfgang Amadeus Mozart - Symphony No. 25
・ MOZART - "Masonic Funeral Music K.477"
・ [Maurice André+Neville Marriner] Vivaldi: Concerto for Two Trumpets ★★
・ G.F. HANDEL - Concerto Grosso Op. 6, No. 1 in G major HWV 319
-ASMIF- Neville Marriner
・ Canon and Gigue for Three Violins and Continuo in D Major: Canon (Orchestral Version)
・ Mozart The Magic Flute Overture Neville Marriner
J. S. Bach
・ J. S. Bach Suites For Orchestra / Academy Of St. Martin-in-the-Fields,
Neville Marriner 1971
・ Bach: The Brandenburg Concertos Marriner/Academy of St. Marin in the Fields
・ Bach orchestral suites 1-4 BWV 1066-1069
・ Bach: The Art of Fugue ★★
Haydn
・ Haydn Symphony No 45 F sharp minor 'Abschied' Neville Marriner
・ Haydn: Symphony No. 43 in E-Flat Major, Hob. I:43
・ Joseph Haydn Cello Concerto in C major H.VIIb No.1, Heinrich Schiff
・ Joseph Haydn Symphony No.48 in C major H.1 "Maria Theresia", Sir Neville Marriner
・ Haydn Symphony No 94 G major 'Surprise' Neville Marriner
Handel
・ Sir Neville Marriner: Masters of Music (Händel / Mozart / Rossini - 1972 vinyl LP)
・ Handel Concerto Grosso Op 6 No 11 A major Sir Neville Marriner
Academy of St Martin in the Fields ★★
・ Handel: Messiah / Part 1 - Symphony
・ Handel: Water Music Suite - Water Music Suite in F Major - Ouverture
・ Handel – Sir Neville Marriner – Concerti Grossi Op. 6: Nos. 5-8
Elgar&Grieg
・ Elgar - Symphony No1 - Neville Marriner - Academy Of St Martin in The Fields
(FULL ALBUM)
・ Edward Elgar : The Lighter Elgar, conducted by Sir Neville Marriner
(originally on EMI LP ESD 7009)
・ Edward Elgar: "In the South" Concert Overture, Op.50: Vivace ★★
・ Edward Elgar: Symphony No. 1 in A flat major, Op.55 (FULL)
・ Edvard Grieg - Symphonic Dances / Danses Symphoniques
・ Edvard Grieg : A selection of Lyric Pieces (1891/1896), arranged for orchestra
Mozart
・ Mozart Flute and Harp Concerto K 299 C major Boucly, Moretti
・ Mozart, Cosi Fan Tutte, Marriner
・ Klaus Thunemann - Sir Neville Marriner - Mozart - basson concerto
・ Mozart, Requiem, Neville Marriner
・ Sir Neville Marriner: Masters of Music (Händel / Mozart / Rossini - 1972 vinyl LP)
・ Sir Neville Marriner - Mozart - Three Divertimenti for Strings -
Serenata notturna (FIMXRCD24 071)
・ Mozart Symphony No 35 Haffner D major K 385 Neville Marriner RTSI Orchestra
・ Mozart Sinfonie nr 39 in Es-Dur KV 543 Neville Marriner
・ Mozart: Serenade in G, K.525 "Eine kleine Nachtmusik"
・ Sir Neville Marriner - Mozart - Three Divertimenti for Strings - Serenata notturna
・ MURRAY PERAHIA - Beethoven Piano Concerto # 5 - NEVILLE MARRINER / ASMF
その他
・ English Idyll with Julian Lloyd Webber, conducted by Sir Neville Marriner
・ Rossini, Neville Marriner – String Sonatas 1967 Argo – ZRG 506
・ Rossini: Complete Overtures★★
・ Tchaikovsky String Serenade - Sir Neville Marriner
・ Tchaikovsky: Symphony No. 5 - Academy of St Martin
in the Fields/Sir Neville Marriner (1992)
・ Respighi: Ancient Airs and Dances, Suite No. 2 -
Sir Neville Marriner Los Angeles Chamber Orchestra
指揮者追加情報 NHK交響楽団の定期演奏会への客演(1979年、2007年、2010年、2014年、2015年)、ロンドン交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団、シュターツカペレ・ドレスデンなどとの録音がある。1972年、アカデミー室内管と初来日している。
「Neville Marrinerの手許リスト」です。 随分サウンドに惚れ込んで集めていました。 |
「Vivaldi: Concerto for Two Trumpets」です。 Maurice Andréのトランペットは秀逸です。 |
「Bach: The Art of Fugue 」です。 このアルバムは手許にありませんでした。 是非、いかがですか |
「Handel Concerto Grosso Op 6 No 11」です。 こちらもお勧めです。 ハイドン、ヘンデル、モーツアルト作品は是非いくつかお試しください。 |
「Elgar: "In the South" Concert Overture」です。 余り聴く機会の多くない名曲です。グリーグの作品もお試しください。 |
「Rossini: Complete Overtures」です。 こちらもいかがでしょうか |
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