毎日のクラシック曲(第452回)
今日のお勧め曲はブリテンの「戦争レクイエム』を選んでみました。初めて聴く曲です。マーラの第8番も壮大なメンバーによる演奏ですが、この曲の規模も独唱、合唱、児童合唱と大オーケストラのための壮大な演奏で驚きます。空爆を受けて廃墟となった教会を再建した時に依頼され、作られた曲で、2度と戦争を繰り返さないという、悲願をこめて反戦を歌うというもので、1時間30分を超える大作です。
プロの推すアルバムはブリテン自ら指揮したアルバム(1963年1月)は、当時の参戦国、ソ蓮*、ドイツ、イギリス人の独唱歌手が一堂に会して歌い、歴史的名盤として、どの解説書も絶賛し第1位に選んでいます。最終章の「さあ、みんな眠ろうではないか」は感動的で、心をうちます。作詞は25歳で戦士した若者の詩によるものです。歌詞の翻訳ブログがいくつかあります。ブリテンは良心的な理由から兵役を拒否することを公的に認められ、作曲に没頭できたようです。1976年には終身上院議員(貴族)に叙せられ、「ロード」の称号を授与されたとある。この曲の解説は膨大で、多くのブログ・ウキペデアなどが有りますので、ご参照ください。ブリテンの作品は今回のレコ芸500でも1曲だけで、ドイツ、フランス系の作曲家と比して、少ないようですが、数多く作曲しておりますので、機会を見つけて、採りあげたいとおもいます。
*ヘザー・ハーバー(初演は急遽代演)とヴィシネスカヤ(こちらが歴史的評価)ソプラノ歌手
今日のお勧め曲
日時(date) | 11-Feb-18 | |
ジャンル(Genre) | ||
音源(sound source) | Youtube | |
作曲者(composer) | Britten | |
分類(Classification) | 宗教曲&声楽曲 | |
曲名(Song Title) | War Requiem 戦争レクイエム Op66 | |
演奏者(Performer) | S:ガリーナ・ヴィシネフスカヤ T:ピーター・ピアーズ Brディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ | |
指揮者(conductors) | ブリテン:「戦争レクィエム」ブリテン/ロンドン響 Benjamin Britten/War Requiem, op.66 | |
楽団(Orchestra) | ロンドンのキングズウェイ・ホールでロンドン交響楽団 | |
専門家推薦盤(Expert recommendation ) | Britten - War Requiem (J.E.Gardiner, 1993) | ガーデナー |
Britten - Sinfonia da Requiem (Simon Rattle / CBSO) | ラトル | |
Britten's "War Requiem" - Tanglewood, 1986 - LIVE! | Seiji Ozawa | |
Benjamin Britten - War Requiem | ガーデナー | |
War Requiem | パッパーノ | |
Benjamin Britten's War Requiem | Watch full concert in HD, conducted by Marin Alsop | Marin Alsop | |
Britten - Sinfonia da Requiem (Thomas Adès conducts - BBC Proms 2013) | Thomas Adès | |
Britten -- War Requiem Op.66 | Ilan Volkov | |
Benjamin Britten conducts War Requiem - Live Television Broadcast | Benjamin Britten | |
クラッシク音楽鑑賞辞典 897 | ||
推薦図書(Recommendation book) | レコ芸名曲名盤500 113 | |
クラシック不滅の名盤1000 | ||
200クラシックの自由時間 | ||
コメントウキペデア他より | はじめて聞いた曲、戦争の悲惨さと亡くなった人への鎮魂歌,戦後最大のレクイエムで彼の集大成とも言えるこの作品は、単に第二次世界大戦の犠牲者のためのレクイエムではなく、かと言って通常の教会音楽でもない。ブリテンはイギリスを代表する作曲家で作品も多いが、ドイツ、フランス系と比較して、採りあげられる機会が少ない。 |
歴史的名盤 |
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