京都撮り歩き(75)洛中の平安神宮を巡る
今日の京都撮り歩きは、京都を代表する、文化ゾーンの岡崎公園*の中にある、平安神宮を巡ってみます。明治28年に平安京遷都1100年を記念して、建立されたものですが、放火により、多くの建物が消失し、昭和51年に全国からの寄付により、再建された、神宮です。建物は朱塗りの建築物で、岡崎公園の中で、際立った存在です。
平安京時代の朝堂院(内裏の政庁)の5/8の大きさで復元したもので、二層の神門は応天門、拝殿を模擬して大極殿がつくられた。他に、東の蒼龍楼、西の白虎楼が横並びに建っています。付属する神苑も同時作られ、東・中・西苑は作庭家小川治平*の作庭によるとされ、池泉回遊式として明治を代表する庭園です。
南苑も含め四苑は国の特別名勝に指定されています。平安神宮は近代的な建物より、この、四つの神苑を巡ることが、必須事項となります。四つの神苑はそれぞれ四神**に対応しております。季節に応じて様々な花が咲きますので、神々しい風景を織り成す、名庭園に挙げられています。枝垂れ桜、杜若、睡蓮、花菖蒲など、池の名前に花の組み合わせが素晴らしい、お勧めの庭園です。神苑の入り口は白虎楼側(西側)にあります。
今週は、丸太町通り沿いに平安神宮から、黒谷の金戒光明寺、真如堂を巡ってみます。そのほか、岡崎別院、吉田山の東北院、吉田神社、宗忠神社、元真如堂を巡って、白川通りまで、歩きましたが、紙面の都合で、別途の機会にご案内します。
*岡崎公園内の主な施設 京都市動物園、京都市美術館、京都国立畿近代美術館、細見美術館、みやこめっせ他
**小川治平の作庭は京都の池泉回遊式名庭園では無鄰菴、円山公園もある。
***四神は蒼龍(東)、白虎(西)、朱雀(南)、玄武(北)の四つの平安京の守護神をさします。
今日の寺社のデータ
ブログ公開日
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2020/8/07
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登録番号
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京都撮り歩き(75)
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場所名
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平安神宮
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魅力メモ ウキペデア
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平安神宮(へいあんじんぐう)は、京都府京都市左京区にある神社である。旧社格は官幣大社、勅祭社。現在は神社本庁の別表神社。1895年(明治28年)4月1日に平安遷都1100年を記念して京都で開催された内国勧業博覧会の目玉として平安京遷都当時の大内裏の一部復元が計画された。
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アクセス・連絡先
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地下鉄東西線 東山駅下車 徒歩10分 京阪鴨東線 神宮丸太町駅下車 徒歩15分
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行き先分類
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東山山麓の寺社、
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エリア①-2
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平安神宮周辺を歩く・吉田山散歩
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足を伸ばして一緒にいかが
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平安神宮、金戒光明寺、真如堂、元真如堂他
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追加エピソード
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1976年(昭和51年)1月6日、火災(平安神宮放火事件)が発生し本殿・内拝殿など9棟が炎上、焼失した。ただし、外拝殿である大極殿は延焼をまぬがれている。創建が比較的新しかったことから、当時はこれらの建物は文化財指定を受けていなかったため、再建のための国からの補助金が見込めなかった。しかし、全国からの募金により、本殿や内拝殿は3年後に再建された。
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鑑賞ポイント
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大鳥居、応天門、大極殿など朱塗りの建築、南神苑、西神苑、中神苑、東神苑
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行事・特別公開
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京都薪能 6月10月22日の時代祭行列
神苑は春と秋に1日だけ無料公開があります。この機会にぜひ訪れてみてください。
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お勧め建物
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大鳥居、応天門、大極殿など朱塗りの建築
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特殊建物
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お勧め文化財
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お勧め仏像
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お勧め絵画
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お勧め庭
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平安神宮神苑(へいあんじんぐうしんえん)は京都府京都市左京区にある池泉回遊式の近代日本庭園。平安神宮の大極殿背後の周囲三方に配された南神苑、西神苑、中神苑、東神苑で構成される。面積は33,000平方メートル、作庭は小川治兵衛、1975年(昭和50年)に国の名勝に指定されている。詳細下記
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パワースポット
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花暦 花・時期
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東、中、西、南の4苑にわかれ、それぞれの四季の花が見事
八重紅枝垂桜、杜若、睡蓮、花菖蒲、紫式部、紅葉
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京都観光NAVI
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平安遷都1100年祭(1895年・明治28)に市民の総社として鎮座。桓武、孝明両天皇を祀る。平安京大内裏の正庁を模した応天門、大極殿など朱塗りの建築が美しい。神苑(名勝)は約3万平方メートルの池泉回遊式庭園で、東、中、西、南の4苑にわかれ、それぞれの四季の花が見事。10月22日の時代祭行列は豪華な風俗絵巻。鎮座:1895(明治28)年
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その他情報1
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南神苑 - 1895年(明治28年)作庭
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平安の苑 - 仙台市長が苗木寄贈した八重紅枝垂桜の名所
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西神苑、四阿(あずまや)
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白虎池 - 6月には池畔に200種2000株の花菖蒲が咲く、茶席「澄心亭」
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中神苑
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蒼龍池 - 1895年(明治28年)作庭
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臥龍橋 - 石柱は天正年間に豊臣秀吉が造営した三条大橋と五条大橋の橋脚の石材、蒼龍楼
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東神苑
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泰平閣(橋殿) - 京都御所から移築された建物
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栖鳳池
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尚美館(貴賓館) - 京都御所から移築された建物
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栖鳳池庭園
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その他情報2
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社殿は平安京の政庁の中心であった朝堂院の形式を約二分の一に縮少して復元したものです。二層の神門は応天門中央正面一層の入母屋造の拝殿は大極殿、拝殿左右の桜閣は東は蒼龍桜、西は白虎桜と呼ばれています。広大な神苑では、ヤエベニシダレザクラが咲き誇ります。特に、南神苑と東神苑がすばらしく、東神苑では尚美館(貴賓館)と池面が彩られるさまは絶景。回遊式になっていて、枝垂れ桜をはじめとする20種、300本の桜を楽しめる桜ノ苑。ゆっくり歩いて回ると30分くらいはかかります。
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公的案内資料
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「平安神宮」全景です。写真上が丸田町通り
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「境内案内図」です。建物と四苑の配置がわかります。
神苑は30-40分ほどかかります。 |
「大鳥居」です。形式は明神鳥居で、幅18m、高24m
応天門から約300メートル南の神宮道に所在
(鉄骨鉄筋コンクリート製)
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応天門を抜けると「平安神宮境内」です。
正面が拝殿、左が白虎楼、右が蒼龍楼となります。 |
「白虎楼」です。こちらが神苑入り口です。
神苑内はグーグル・ストリートヴユーでもご覧になれます。
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「臥龍橋」です。庭園の見所はスライドをごらんください。
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「泰平閣(橋殿)」です。前の池は栖鳳池です。
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「泰平閣(橋殿」からみた、尚美館です。
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