京都撮り歩き(80)東山山麓の永観堂を巡る
今日の京都撮り歩きは法然院から哲学の道の疎水沿いに下ってくると、今日の目的地である永観堂(浄土宗禅林寺)にいたります。京都では洛陽六阿弥陀*巡りの一つに数えられ無病息災を祈願するお寺となっており、「紅葉の永観堂」といわれるぐらい、境内に3000本のもみじがあり、洛東の紅葉の名所です。
赤く染まる、木々のなかに、いくつかの堂宇が山際に佇む姿を見ることができます。建物は比較的新しいですが、上手く、景観にマッチしているのではないでしょうか。
赤く染まる、木々のなかに、いくつかの堂宇が山際に佇む姿を見ることができます。建物は比較的新しいですが、上手く、景観にマッチしているのではないでしょうか。
平安時代初期の文人「藤原鬨雄」閑居があり、当時から紅葉の名所であったとあります。古今集で彼の歌が残っているようです。 古今、多くの歌人が訪れ、その見事さに感激して、歌碑を残しています。
境内には等伯の襖絵など、寺宝も多く、中でも「みかえり阿弥陀」の小さい、神秘的な姿の仏像が素晴らしい。また、山際の堂宇間を結ぶ、回廊は「臥龍廊」と呼ばれ、大覚寺とともに、京都では有名な立体化配置された回廊です。斜面上の回廊から見る、庭は特別の見せ場を作っています。いつの間にか、多くの堂宇を廻る、感覚は独特の意匠設計です。さらに、比較的新しい、多宝塔まで登ると、紅葉越しにみる、京都市街の絶景を見ることができ、山懐にいることを実感します。永観堂の由来については下のデータを一読ください。紅葉の季節には、絵葉書の中にいる、錯覚するぐらい、見事な撮影ポイントです。境内はOK(堂内は撮影不可)。
*京都では洛陽六阿弥陀巡り (1 真如堂2 永観堂3 清水寺4 安祥院5 安養寺6 誓願寺)
指定功徳日(年に14日)各お寺を3年3ヶ月怠らず巡拝
今日の寺社データ
ブログ公開日
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2020/8/29
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登録番号
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京都撮り歩き(80)
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場所名
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禅林寺(永観堂)
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魅力メモ ウキペデア
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禅林寺は、京都市左京区にある浄土宗西山禅林寺派総本山の寺院。通称の永観堂の名で知られる。山号を聖衆来迎山と称する。紅葉の名所として知られ、古くより「秋はもみじの永観堂」といわれる。また、京都に3箇所あった勧学院の一つでもあり、古くから学問が盛んである。
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アクセス・連絡先
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京都市営バス5系統「南禅寺・永観堂道」バス停下車5分。急行100系統・32系統「宮ノ前町」バス停下車5分。地下鉄東西線蹴上駅から徒歩10分。
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行き先分類
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東山山麓の寺社
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エリア①-1
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南禅寺から銀閣寺への道
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足を伸ばして一緒にいかが
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永観堂、南禅寺、金地院、天授庵、南禅院、無鄰菴
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追加エピソード
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禅林寺の本尊阿弥陀如来立像は、顔を左(向かって右)に曲げた特異な姿の像である。この像については次のような伝承がある。永保2年(1082年)、当時50歳の永観が日課の念仏を唱えつつ、阿弥陀如来の周囲を行道していたところ、阿弥陀如来が須弥壇から下り、永観と一緒に行道を始めた。驚いた永観が歩みを止めると、阿弥陀如来は振り返って一言、「永観遅し」と言ったという
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鑑賞ポイント
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行事・特別公開
| 秋の寺宝展(11月上旬~12月上旬) | |
お勧め建物
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下表
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特殊建物
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下表
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お勧め文化財
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お勧め仏像
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本尊阿弥陀如来立像 「みかえり阿弥陀」
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お勧め絵画
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絹本著色山越阿弥陀図 - 鎌倉時代の仏画。東京国立博物館に寄託。金銅蓮華文磬(こんどう れんげもん けい) - 東京国立博物館に寄託
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お勧め庭
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弁才天付近の池と池に写る紅葉はお勧めポイント
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パワースポット
| 洛陽六阿弥陀巡り無病息災・家運隆昌・諸願成就などの功徳 | |
花暦 花・時期
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もみじの永観堂
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京都観光NAVI
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禅林寺は、”浄土宗西山禅林寺派”の総本山です。853年に弘法大師の弟子真紹僧都が藤原関雄の故居を譲り受けたのが始まりです。863年に清和天皇より勅額を賜い”禅林寺”と名付けました。 禅林寺にある阿弥陀如来像は”みかえり阿弥陀”の名でも有名です。毎年11月には寺宝展を開いていてその時に寺宝が展示されています。また、紅葉の美しい寺としても知られています
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その他情報1
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東山のふもとに建つ閑静な古刹。仁寿3年(853)真紹僧都によって創建され、貞観5年(863)清和天皇より禅林寺の定額を下賜。諸堂は、おおらかな自然と一体となった長い回廊で結ばれている。重要文化財の本尊のみかえり阿弥陀如来像は、左後方を振り返った珍しい姿。
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その他情報2
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山の中腹にあり、境内の最も高い場所にある多宝塔を紅葉が包み込む幻想的な光景は必見。数ある京都紅葉名所の中でも、古今和歌集に「モミジの永観堂」と詠まれるほどの紅葉の美しさで知られ、約3000本のモミジが池泉回遊式庭園や多宝塔などを飾る。垣のようにはりめぐらされた岩に紅葉が映える様子は、岩垣もみじと呼ばれている。
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公的案内資料
| http://www.eikando.or.jp/mobile_jp/ | |
永観堂も主な建築物 京都府指定文化財は赤字
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境内には地形の高低差を生かして多くの建物が建ち、それらの間は渡り廊下でつながれている。臥龍廊
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直使門
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南門(遊心門) - 天保11年(1840年)の建築。「高麗門」と呼ばれる形式である
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中門 - 正徳3年(1713年)の建築。「薬医門」と呼ばれる形式である
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唐門 - 文政13年(1830年)の建築。
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釈迦堂(方丈) - 入母屋造、桟瓦葺き。平面は禅宗寺院の方丈と同形式の六間取りである。寺伝では永正年間(1504 - 1521)、後柏原天皇によって建てられたというが、実際の建築は寛永4年(1627年)
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御影堂 - 1912年(大正元年)に完成した総ケヤキ造の仏堂。宗祖法然を祀る堂で、寺内最大の建物
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阿弥陀堂(本堂) - 入母屋造、本瓦葺き。慶長2年(1597年)に大坂の四天王寺に建立された曼荼羅堂を慶長12年(1607年)に移築。本尊の「みかえり阿弥陀」像(重文)を安置する[15][16]。
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鐘楼 - 宝永4年(1707年)の建立[17]。
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多宝塔 - 釈迦堂裏手の位置に建つ。1928年(昭和3年)の建立。
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臥龍廊 - 寺伝では永正年間(1504 - 1521)の建立とされるが、現在の建物の部材は昭和時代のもの
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