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3月, 2022の投稿を表示しています

続自由時間のクラシック〔603〕現代の名ピアニストのYundi Liを聴く

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  今日の続自由時間のクラシックは中国出身で、初めて、ショパンコンクールで優勝した「 Yundi Li 」のアルバムからいくつか選んで聴いてみることにします。最近、物議を起こしたピアニストで今後の去就が心配される人ですが、今日は甘いマスクで多くのファンを魅了する「ピアノの貴公子」のアルバムを選んでみます。 「 Yundi Li 」といえばショパンといわれるぐらい、名盤が数多くでています。第14回ショパンコンクールで15年ぶりに18歳で優勝を果たし、時代の寵児となり、中国のピアノブームの先駆けとなったとあります。  2021年に不祥事で警察に捕まったと報道されたが、中国演出業協会から、除名されれば、中国でのピアニストの活動ができなくなる様です。  さて、前置きが長くなりましたが、まだ40歳ぐらいですので、しばらく、沈静と反省、研鑽期間が過ぎると、再登場してくる、期待の実力者ですので、将来に期待したい逸材です。レコ芸500では4枚推薦され、手許には8枚も集めていました。最近の不祥事の詳細はWebに詳しく、出ていますので、適宜、参照ください。  「人となり」をいくつかピックアップしますと「ユンディは、18歳の時にワルシャワで開催された第14回ショパン国際ピアノコンクールで、コンクール史上最年少ならびに初の中国人の優勝者となり、瞬く間に世界の舞台に踊り出た。現在、世界を代表するショパン弾きとしてその名を知られている。」とあります、また「ニューヨークタイムズ紙は「このすばらしい若き中国人ピアニストは、エレガントかと思うと時に荒々しく、冷静な表現をするかと思うと白熱する、驚異的な技術をもつピアニストである」と絶賛している。」ともありました。 Youtubeでの検索結果は下の通りです。手許のショパンベストシリーズを聴きながら、ブログを纏めましたので、今日は「 Chopin – 24 PRELUDES 」、「 Piano Concerto No. 5 "Emperor" - Beethoven 」、「 Rachmaninoff Piano Sonata No.2 」と「 Chopin – 24 PRELUDES, op.28 」の4点を聴いてみるこことにします。  警察に捕まり、企業のCMがなくなった様ですが、もしかして、全てのYoutubeのアルバム情報が削除

続自由時間のクラシック〔602〕現代の名ピアニストのJean-Philippe Collardを聴く

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 今日の続自由時間のクラシックはフランスの名ピアニストの「 Jean-Philippe Collard 」のアルバムをいくつか聴いて見ます。フランス人の演奏家は自国の作曲家の作品を得意として、いずれの演奏者も数多く、アルバムを残しています。今日の「 Jean-Philippe Collard 」も例外でなく、やはり、フランス作品のオンパレードとなります。ドイツ音楽は多くの演奏者が手をだしますが、「フランスの名曲はフランス人に聴け」で考えると、フランスの名曲は殆ど、揃ってきけます。  日本では余り知られていないピアニスト(筆者だけ?)ですが、実力は折り紙つきで、レコ芸500ではフランス作曲家を中心に11点も推薦されています。手許にも15枚もありましたが、凡そ聴いた記憶がありません。日本でもN饗で演奏されており、顔を見ると、思い出すのではないでしょうか。  現役の方だけに、人となりはウキペデアでも記載が少ないですので、Webでも検索しピックアップしますと、「パリ音楽院にてピエール・サンカンに学ぶ。日本では、ガブリエル・フォーレ、クロード・ドビュッシー、モーリス・ラヴェルといった近代フランス音楽のピアノ曲の専門家としての知名度ばかりが高いが、世界的にはセルゲイ・ラフマニノフの卓越した解釈によっても知られている。ソリストとして世界各地で演奏旅行を続けているほか、各国の数々の名オーケストラとも共演を重ねている。]とあります。 また[室内楽の演奏にも卓越した演奏と繊細鋭敏な感覚を発揮して評価が高い。2003年にレジオン・ドヌール騎士章を受勲した。なお、同姓のピアニスト、カトリーヌ・コラールとは互いに関係がない。」とありました。  Youtubeの検索結果は下の表の通りですが、ドビュッシー、ラベル、サンサーンスの曲は短い、アルバムが数多く投稿されています。仏語ー日本語に翻訳すれば、表題が分かりますので、グーグル翻訳をお勧めします。 今日は 手許のピアノ五重奏曲集を聴きながら、ブログを纏め、数多いアルバムから指南書の推すアルバムを参考にして、「 Piano Concerto for the Left Hand  」、「 Le carnaval des animaux, R 125 」、「 The 13 Barcarolles  」、「 COLLARD plays DEBUSSY 」

続自由時間のクラシック〔601〕現代の名指揮者のRiccardo Mutiを聴く

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  今日の続自由時間のクラシックはイタリア出身で、現在の重鎮の指揮者である、「 Riccardo Muti 」のアルバムをいくつか聴いてみることにします。「 Riccardo Muti 」といえばヴェルデイの歌劇の指揮者といわれるぐらい、ミラノのスカラ座での公演が有名であります。  日本びいきの指揮者で度々、来日されています。平成28年春の叙勲・褒章において、旭日重光章を受章。2018年には第30回高松宮殿下記念世界文化賞[音楽部門]を受賞しています。手許には20枚ほどアルバムを集めていますが、指南書の推す。オペラのアルバムはなさそうです。今日はYoutubeに期待して、出来るだけ数多く検索してみました、結果は下の通りです。まだまだ、ありそうです、追加検索ください。  さて、「人となり」ですが、かなり、色々なエピソードの持ち主で、数多い中から、ピックアップしますと「「ヴェルディやプッチーニの有名作品についても、伝統的に行われてきた改変(アリアのクライマックスでの高音の挿入、冗長と考えられる部分のカット等)に対して批判的であり、「 演奏は常に作曲者によって書かれたまま(come scritto)でなされなければならない 」との強い信念をもち、自筆譜の綿密な研究を通じてそれを実行してきた。特にSONYへ録音した一連の録音では、打楽器など細部まで原典版を徹底して用い、数少ない演奏例としても貴重な存在になっている。」ともあります。  また、「ミラノ・スカラ座では、比較的無名の古典派のオペラ、例えばケルビーニの歌劇《ロドイスカ》や、スポンティーニの歌劇《ヴェスタの巫女 La Vestale 》を上演、その一方でスカラ座管弦楽団を指揮して、こんにち無名の20世紀イタリア人の新古典主義者(フェルッチョ・ブゾーニ、アルフレード・カゼッラ、ニーノ・ロータ)の作品を録音した。」とあります。  面白いことにスカラ座の前任者アバドとの仲が悪く、周囲を困らせた逸話が残っています。指揮者では、世界の双璧である、ベルリンフイルとウイーンフイルの指揮者が重要なポストですが、ベルリンフイルのほうはカラヤンの後任にアバドを選んで、「 Riccardo Muti 」は落胆した様です。彼はウイーンフイルを中心に世界の有名なオーケストラの殆どで指揮されています。各オーケストラ毎についての詳細はウキペデアを一

続自由時間のクラシック〔600〕現代の名指揮者のFrançois-Xavier Rothを聴く

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 今日の続自由時間のクラシックは現代のフランスを代表する名指揮者「 François-Xavier Roth 」のアルバムをいくつか聴いてみることにします。手許には1枚もない、指揮者ですが、Youtubeを検索していて、時々、登場されるので、気になっていました。日本のオーケストラでの客演もあり、ヴィデオが残っているはずですが、この機会に彼の指揮作品を整理して、Youtubeで検索することにします。  フランス語表記なので、少し、曲名が分かりずらいですが、指南書に推されている、アルバムから、検索し始めて、何時の間にか、30曲は超えてしまいました。現役の指揮者だけに、ウキペデアの情報も少ない様です。 Webでも検索して、 いくつかピックアップしますと「1971年、パリ生まれ。パリ音楽院でアラン・マリオンにフルート、ヤーノシュ・フュルストに指揮法を学んだ。2000年にドナテッラ・フリック国際指揮者コンクールで優勝し、ロンドン交響楽団に2002年まで補助指揮者として在籍して指揮者としての経験を積んだ。  またジョン・エリオット・ガーディナーの助手も務めた。」とありました。  又「2003年よりレ・シエクルを結成し同楽団の指揮者として活動している。同楽団は、17世紀頃から現代作品までの幅広い作品をレパートリーとしており、演奏会の中で 作品の作成年代に合わせてピリオド楽器とモダン楽器を持ち換えて演奏 しており、来日公演も行っている。」とも有りました。  自前の楽団ではピリオッド楽器を使う演奏で、欧米の名オーケストラでの客演では通常の楽器での指揮をする、器用な指揮者です。テリトリーは広範囲で、フランス人の作曲家以外に数多くアルバムが見つかります。もう少し時間をかければ、まだまだ、みつかるはずです、是非、追加検索ください。  ”いかつい顔”の指揮者ですが、演奏は秀逸で、今後も愉しみな、指揮者です。今日は余り聞く機会の多くない曲を中心に「 C.P.E. Bach / E. Varèse 」、「 Saint-Saëns Violin Concerto No.3 」、「 Carl Nielsen Clarinet Concerto 」、「 Stravinsky - The Rite of Spring 」と「 Debussy: Première Suite d’Orchestre  」の

名作をYoutubeで聴く(80) 日本の詩歌から斉藤茂吉、萩原朔太郎を聴く(シリーズ最終回)

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   今日の名作をYoutubeで聴くはこの朗読シリーズの最後の作品として、「斉藤茂吉」と「萩原朔太郎」の2作家の作品からいくつか選んで聴いてみることにします。今日は、有名な 詩集 を残している、二人を最後の作家に選びました。  斉藤茂吉はYoutubeに公開されている、詩集作品が少なく、少し、がっかりしました、それでも、数点、聴けそうな作品を探すことができました。もう少し時間を掛ければより多くみつかりそうです、是非お試しください。一方、「 萩原朔太郎 」の方はかなり纏まって投稿されており、詩集以外の朗読作品も見つかりました。二人の作品の検索結果を下に記します。 「人となり」をピックアップしますと、医者で、作詩家の斉藤茂吉は奇人の方のようで、息子の北杜夫の話やウキペデアは面白い話がいくつか記載されており、「東京・浅草で医院を開業するも跡継ぎの無かった同郷の精神科医、斎藤紀一の家に養子候補として厄介になることとなった。上京したのは15歳の時で、途中の仙台の旅館では菓子、もなかを生まれて初めて食べ、「こんなうまいものがあるのか」と思い、夜に到着した東京・上野駅では、「こんなに明るい夜があるものだろうか」と驚いたという。   1905年斎藤家に婿養子として入籍。当時、妻となる輝子は19歳であった。」とありました。  又「医師となった後、31歳のときに紀一の次女・輝子と結婚して斎藤家の婿養子となった。しかしながら東京のお嬢さん育ちであった輝子は派手好きで活発な女性で、律儀な茂吉とは価値観や性格があわず、輝子の男性問題もあって、別居していたこともある。」とも有ります。詳細はウキペデアを一読ください。  次に萩原朔太郎の人となりでは「三好達治がよく家を訪ねてきており、仕事中だと家の者がちょっとでも入ると嫌がる書斎に通してよく話をしていた。気が弱くて喧嘩の嫌いな朔太郎は危険の感じられるような会合の時には三好によく用心棒を頼んでおり、何か困ったことがあると「三好君に相談してみよう」と言って頼りにしていた。  病気で寝込んでいる際にも三好が来ると家族のものに「寝室に通してくれ」と頼んでいたという。家に苦手な人が訪ねてきたときには三好の下宿に「原稿を書かせてくれ」と言いながら訪れ、2~3時間後に三好を引き連れて家に戻り「三好君と会ったので一緒に散歩していた」と言ったというエピソードがあ