続自由時間のクラシック〔601〕現代の名指揮者のRiccardo Mutiを聴く
今日の続自由時間のクラシックはイタリア出身で、現在の重鎮の指揮者である、「Riccardo Muti」のアルバムをいくつか聴いてみることにします。「Riccardo Muti」といえばヴェルデイの歌劇の指揮者といわれるぐらい、ミラノのスカラ座での公演が有名であります。
日本びいきの指揮者で度々、来日されています。平成28年春の叙勲・褒章において、旭日重光章を受章。2018年には第30回高松宮殿下記念世界文化賞[音楽部門]を受賞しています。手許には20枚ほどアルバムを集めていますが、指南書の推す。オペラのアルバムはなさそうです。今日はYoutubeに期待して、出来るだけ数多く検索してみました、結果は下の通りです。まだまだ、ありそうです、追加検索ください。
さて、「人となり」ですが、かなり、色々なエピソードの持ち主で、数多い中から、ピックアップしますと「「ヴェルディやプッチーニの有名作品についても、伝統的に行われてきた改変(アリアのクライマックスでの高音の挿入、冗長と考えられる部分のカット等)に対して批判的であり、「演奏は常に作曲者によって書かれたまま(come scritto)でなされなければならない」との強い信念をもち、自筆譜の綿密な研究を通じてそれを実行してきた。特にSONYへ録音した一連の録音では、打楽器など細部まで原典版を徹底して用い、数少ない演奏例としても貴重な存在になっている。」ともあります。
また、「ミラノ・スカラ座では、比較的無名の古典派のオペラ、例えばケルビーニの歌劇《ロドイスカ》や、スポンティーニの歌劇《ヴェスタの巫女 La Vestale 》を上演、その一方でスカラ座管弦楽団を指揮して、こんにち無名の20世紀イタリア人の新古典主義者(フェルッチョ・ブゾーニ、アルフレード・カゼッラ、ニーノ・ロータ)の作品を録音した。」とあります。
面白いことにスカラ座の前任者アバドとの仲が悪く、周囲を困らせた逸話が残っています。指揮者では、世界の双璧である、ベルリンフイルとウイーンフイルの指揮者が重要なポストですが、ベルリンフイルのほうはカラヤンの後任にアバドを選んで、「Riccardo Muti」は落胆した様です。彼はウイーンフイルを中心に世界の有名なオーケストラの殆どで指揮されています。各オーケストラ毎についての詳細はウキペデアを一読ください。
手許のモーツアルトの交響曲を聴きながら、ブログを纏めましたので、今日は膨大なアルバムリストから、指南書を参考に厳選して「Magic Flute overture」、「Riccard Muti & Wiener Philharmoniker in Japan」、「Schubert - Symphony No 9」と「 Respighi - Pini di Roma」の4点を聴いてみることにします。オペラはいくつかありましたが、全編字幕付でないので、省くことにします。出来るだけ、短い、オペラアリアは検索しておりますので、ご容赦ください。もう少しすると、自動的に字幕が挿入される時代が来るのでしょう。
今日のお勧め曲
公開日 2022・3・29
演奏家名 Riccardo Muti
読み リッカルド・ムーティ
音源 Youtube
出生地: イタリア王国、ナポリ
生年 1941年7月
死亡: ー
分類 指揮者
知名度 名指揮者
受賞暦 ・ウルフ賞芸術部門(2000年)
・レジオンドヌール勲章シュヴァリエ
・レジオンドヌール勲章オフィシエ(2010年)
・アストゥリアス皇太子賞芸術部門(2011年)
・旭日重光章(2016年)
・高松宮殿下記念世界文化賞(2018年
レコ芸500(2017)&200CD指揮者とオーケストラ の推薦アルバム抜粋
・ ヴェルデイ歌劇 アイーダ、椿姫、リゴレット、ファルスタッフ
・ ベッツリーニ 歌劇 ノルマ
・ レオンカヴァッロ 歌劇 道化師
・ モーツアルト 歌劇コジファントウテ
・ プッチーニ 歌劇トスカ
・ ベートヴェン Vn協奏曲
・ ベルリオーズ 劇的交響曲 ロメオとジュリエット
・ ファリア バレー 三角帽子
・ メンデルスゾーン 交響曲第5番
・ モーツアルト交響曲第31,34,35,36,38,39,40,41番
・ モーツアルトピアノ協奏曲第22番
・ オルフ カルミナブラーナ
・ ベルゴレージ スターバト・マーテル
・ ラフマニノフ パガニーニの主題による狂詩曲
・ レスピーギ ローマ3部作
・ レコ芸500 2017では33点推薦
人となりウキペデア他より Riccardo Muti, 1941年7月28日 ナポリ - )は、イタリア人の指揮者。シカゴ交響楽団音楽監督、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団名誉団員。現代を代表する指揮者の一人として知られる。21年に来日され、案内では「ムーティは今年で80歳を迎え、互いに“特別な存在”と認め合うウィーン・フィルとは初演から50周年となる。相思相愛のコンビが聴かせてくれるのは、十八番ともいえるモーツァルトとシューベルトの作品、そしてウィーン楽友協会とも関わりが深いストラヴィンスキーと、ムーティの故郷を冠したメンデルスゾーンの交響曲というプログラム。サントリーホールでは、「音楽文化の実り豊かな発展」という共通の願いのもと、通常の演奏会のほかに特別プログラムも開催する。」とありました。
推薦図書
・ レコ芸500 2017◎
・ クラシック不滅の巨匠100 2008
・ クラシック不滅の名盤2007
・ 名盤鑑定百科各篇 吉井
・ 私だけのクラシック1001 宮城谷
・ 200CD指揮者とオーケストラ ◎
・ 私だけのクラシック1001 宮城谷
手許CD(20) 詳細下記( 歌劇は殆ど無し。)
Youtube検索結果より
視聴回数の多い短い曲抜粋
・ ディアナ・ダムラウ演奏による モーツァルト『魔笛』(夜の女王)★★★
・ 4° - Nabucco choeur des Esclaves ★★★
・ Va' pensiero... Riccardo Muti speaking about Italian culture,
Opera di Roma, 12.03.2011
・ Magic Flute overture- Mozart - Muti - Wiener philharmoniker ★★
・ Giuseppe Verdi - Riccardo Muti - Sinfonia da Giovanna d'Arco -
Rehearsal - Italian Senate/Senato ★★★
・ Puccini : Manon Lescaut - Intermezzo ★★★
・ Beethoven: Fidelio Overture. Ricardo Muti and the Filadelphia Orchestra
・ Riccardo Muti - Italian National Anthem/Inno di Mameli -
Speech in the Italian Parliament ★★★
・ Franz von Suppé: Dichter und Bauer Ouvertüre - Neujahrskonzert 2021 -
Riccardo Muti
Beethoven ★★★
・ Beethoven Symphony No3 Eroica (Muti-Philadelphia Orchestra)
・ Beethoven - Symphony n. 5 - Filarmonica della Scala, Riccardo Muti
・ Beethoven - Symphony n. 6 - Filarmonica della Scala, Riccardo Muti
・ Beethoven - Riccardo Muti - 7th Symphony - Rehearsal
・ Beethoven 9 - Chicago Symphony Orchestra - Riccardo Muti
Mozart ★★★
・ Mozart, Symphony No.25 in G minor, K.183 / Riccardo Muti ( 1998 )
・ Mozart Symphony No. 41"Jupiter" Muti WPh モーツアルト交響曲第41番
「ジュピター」ムーティ ウィーンフィル
・ Mozart: Piano concerto n. No. 21 in C major, K.467 Pollini-Muti
・ MOZART PIANO CONCERTO No 25 C major K 503, Mitsuko Uchida, Riccardo Muti
・ Mozart Gala Concert 250 years of the birth of Mozart
・ Mozart: Die Zauberflöte 1995 EN/DE/IT sub - Muti; Groves,
Rost, Loukianetz, Keenlyside, Hölle (full)
・ W.A. Mozart - Le nozze di Figaro, K. 492
(Riccardo Muti, Wiener Philharmoniker) (1987)
・ Mozart: Die Zauberflöte 1995 EN/DE/IT sub - Muti;
Groves, Rost, Loukianetz, Keenlyside, Hölle (full) ★★★
in Japan 日本公演
・ Riccard Muti & Wiener Philharmoniker in Japan - 23/Sep./2008 ① ★★
・ Riccard Muti & Wiener Philharmoniker in Japan, 23/Sep./2008 ②
・ Riccardo Muti/The Philadelphia Orchestra "Pathetique" (Live in Japan 1981)
・ 【J-LODLive】Riccardo Muti Conducts Tokyo-HARUSAI Festival Orchestra -
2021(re-upload)★★★
Verdi ★★★
・ Verdi - Messa da Requiem - Wiener Philharmoniker, Riccardo Muti
(live Wiener Staatsoper 2001)
・ Nabucco Giuseppe Verdi Opera. Riccardo Muti, Renato Bruson, Ghena Dimitrova 1987
・ Sherrill Milnes Riccardo Muti Macbeth (1976, full opera + bonus tracks)
・ La Scala -Macbeth - Muti, Bruson, Guleghina
その他
・ Orff - Carmina Burana - Filarmonica della Scala, Riccardo Muti ★★★
・ Brahms - Piano concerto n 1 - Maurizio Pollini, Filarmonica della Scala, Riccardo Muti
・ Schubert - Symphony No 9 in C major, D 944 - Muti ★★
・ O. Respighi - Pini di Roma (Orchestra Filarmonica Reale di Stoccolma -
Riccardo Muti) ★★
・ ANTONIO VIVALDI - LE QUATTRO STAGIONI - Filarmonica della
Scala diretta da Riccardo Muti
・ R. Strauss - Aus Italien op. 16 (Orchestre National de France - Riccardo Muti)
指揮者追加情報 母国イタリアの作曲家を幅広く取り上げ、秘曲も多く紹介し録音も頻繁に行っている(EMI,SONY)。その他一般的なレパートリーは手中に収め、特にフィルハーモニア時代やフィラデルフィア時代に膨大な録音を残した。近年はウィーン・フィルとシューベルト、モーツァルトを頻繁に取り上げては録音をしている。2008年~はハイドン・イヤー企画でハイドンの交響曲も録音している(DG)。近年は専属録音契約を結んでいないが、ドイツ・グラモフォンやEMIからのリリースをしている。今までに全集を残したものとしては、ベートーヴェン交響曲(EMI,MUSICOM)、ブラームス交響曲(Philips)、シューマン交響曲(EMI,Philips)、シューベルト交響曲(EMI)、チャイコフスキー交響曲(EMI)、スクリャービン交響曲(EMI)などがある。ヴェルディのオペラのほとんどはEMIとSONYへ録音している。
公式HP http://www.riccardomuti.com/homepage.aspx
「Riccardo Mutiの手許リスト」です。随分集めていたようです。 モーツアルトの主な交響曲は聴けそうです。 |
「Magic Flute overture- Mozart - Muti」です。 短い曲にもいい演奏が揃っています。アリアもお勧めです。 |
「Riccard Muti & Wiener Philharmoniker in Japan」です。 日本公演でのアルバムがいくつか愉しむ事が出来そうです。 |
「Schubert - Symphony No 9」です。 なぜか、最近、殆ど聴く機会がない、曲です。 |
「Respighi - Pini di Roma 」です。こちらもいかがでしょうか |
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