続自由時間のクラシック〔593〕名ピアニストのEdwin Fischerを聴く
今日の続自由時間のクラシックはスイス出身で巨匠に列せられるべきピアニストの「Edwin Fischer」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。最近のピアニストは「弾き振り」と呼ばれる、指揮とピアノ演奏をするピアノ協奏曲でが増えてきましたが、この「Edwin Fischer」が復活させた演奏者であるといわれています。
死去されたのが1960年ですから、多くの録音はCDが発売されていない、SP,LPの時代ですが、CDでの復刻盤が数多く出ています。おそらく、段々と人から、忘れ去られる、名ピアニストの一人でしょうか。手許にはJSバッハのアルバムが数点あるだけでした。
指南書を参考に、3Bとモーツアルト中心にYoutubeで検索しました。結果は下の表のとおりで、視聴回数も多く、往年のファンがおられ、根強い人気が有るピアニストです。
「人となり」をウキペデアから、ピックアップしますと「バーゼルに生まれ、同地でハンス・フーバーに師事、1904年にベルリンに移り、シュテルン音楽院でマルティン・クラウゼに学んだ。したがってクラウディオ・アラウとは同門ということになる。翌年には早くも同校の教授となり、1914年まで勤めた。後にはベルリン高等音楽院の教授にも就任している。」とありました。
又「フィッシャーは、オーケストラを前にしてハイドンかモーツァルトの交響曲を指揮し、協奏曲で前述の通り指揮と独奏を担当するというプログラムのコンサートをしばしば行ったが、1938年から戦後にかけてのザルツブルク音楽祭におけるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との共演は、音楽祭の恒例行事となった。フィッシャーは人間的にも音楽的にもウィーン・フィルのメンバーを魅了し、同オーケストラの第2ヴァイオリン首席奏者を務めたオットー・シュトラッサーは「もしかしたら、聴衆たちよりも私たちにとって、いっそう大きな歓喜であったと思われる」と述べている」とも有ります。
さらに、「教育者としても豊かな素質・人間性を持った傑出した人物で、パウル・バドゥラ=スコダやダニエル・バレンボイム、アルフレート・ブレンデルなど数多くの名ピアニストを育てたことでも知られている。」とあります。
今日は下のリストから、「Edwin Fischer & Glenn Gould plays Bach - A Comparison」、「Bach BWV 912, 903, 906, 922」、「Beethoven: Piano Sonata no. 23 」と「Schubert, 4 Impromptus Op.90」の4曲を厳選して、聴くことにします。★★★は省いていますが、時間が許せば、是非、お試しください。今日は、このブログででお勧めした、ピアニストと今後、予定しているピアニストをその②に整理してみました。膨大なピアニスト(数百人?)から、選ぶ際のご参考にしてください。
①今日のお勧め曲
公開日 2022・3・17
演奏家名 Edwin Fischer
読み エトヴィン・フィッシャー
音源 Youtube
出生地: スイス・バーゼル
生年 1886年10月
死亡: 1960年1月
分類 鍵盤楽器奏者
知名度 名ピアニスト
レコ芸500 2017&200CDピアノとピアニスト の推薦曲
・ バッハ 平均律クラヴィーア曲1,2番
・ ベートーヴェン ピアノ協奏曲5番 皇帝
ベートーヴェン ピアノソナタ21番 ワルト・シュタイン
・ モーツアルト名演集
・ ブラームスヴァイオリンソナタ
・ モーツアルト ピアノ協奏曲20番、22番、25番
・ シューベルト 歌曲集 伴奏
レコ芸500シリーズでは計7点推薦
人となりウキペデア他より エトヴィン・フィッシャー(Edwin Fischer, 1886年10月6日 - 1960年1月24日)は、スイス出身、主にドイツで活躍した名ピアニストで、すぐれた指揮者、教育者でもあった。指揮者としては、1926年リューベックの管弦楽団、1928年からはミュンヘンのバッハ協会を指揮、さらに自ら室内管弦楽団を結成しその指導にあたり、協奏曲の演奏では独奏を兼ねながら指揮をする、いわゆる「弾き振り」と呼ばれる演奏習慣を復活させた。
推薦図書
・ レコ芸500 2017 音楽之友社 (最新版・名曲名盤)◎
・ 200CDピアノとピアニスト 立風書房 ◎
・ 200CD ピアノの秘密 立風書房◎
・ クラシック不滅の名盤2007 音楽之友社
・ 名盤鑑定百科 各編 吉井著
・ ピアノの名曲・名盤1053 音楽之友社
・ 私だけのクラシック、宮城谷
手許CD(3) 詳細は下記参照ください。
Youtube検索結果より
視聴回数の多い、短い曲抜粋
・ Book I, Prelude and Fugue No. 24 in B Minor, BWV 869
・ Edwin Fischer plays Bach-Busoni, BWV639
・ Edwin Fischer - Bach
・ Edwin Fischer & Glenn Gould plays Bach - A Comparison ★★
・ Schubert Impromptu Op.142 No. 3 Fischer Rec. 1938
・ Edwin Fischer - Mozart : Piano Sonata in A K.331 (1933) 再復刻
Bach
・ Bach - The Well-Tempered Clavier Book 1 & 2 /
NEW MASTERING (Century's recording: Edwin Fischer) ★★★
・ Bach - Edwin Fischer (1931-1933) BWV 912, 903, 906, 922 ★★
・ J.S. Bach, Piano Concerto in D Minor, BWV.1052 / Edwin Fischer ( 1933 )
・ J.S.Bach Well-Tempered Clavier Book I&II By Edwin
Beethoven
・ Beethoven: Piano Sonata no. 8 "Pathetique" (Fischer)
・ Edwin Fischer plays Beethoven's Moonlight Sonata (live in 1948)
・ Beethoven, Piano Sonata No.15 in D Major, Op.28 / Edwin Fischer ( 1954 )
・ Edwin Fischer plays Beethoven Sonata No. 21 Op. 53 "Waldstein"
・ Beethoven: Piano Sonata no. 23 "Appassionata" (Fischer)★★
・ Edwin Fischer plays Beethoven Sonata No. 30 Op. 109
・ Beethoven - E. Fischer & E. Jochum (1951) - Piano concerto No. 4. in G, op. 58
・ Beethoven Piano Concerto No.5 'Emperor' -
Furtwangler, Fischer 1951 (I. Allegro)★★★
・ Great Pianists play Beethoven Opus 111 - Edwin Fischer
Mozart
・ Edwin Fischer: Mozart Piano Concertos ★★★
・ Mozart - Piano concerto n°20 K.466 - Fischer / LPO
・ Edwin Fischer plays Mozart Concerto No. 22 in E flat K 482 (1935)
・ Piano Concerto No. 24 in C Minor, K. 491
・ Mozart's Piano Concerto No. 25 - Edwin Fischer/Philharmonia/Krips
・ Edwin Fischer plays Mozart Fantasie in C minor KV 475
・ Mozart Serenade for 13 Winds (Edwin Fischer Chamber Orch., 1939)
・ Edwin Fischer: Mozart: Piano Concerto no. 20 & 22, Rondo &
Minuet (R.1933-’36) with Barbirolli
Brahms
・ Edwin Fischer - Brahms
・ Brahms, Piano Sonata No.3 in F minor, Op.5 / Edwin Fischer ( 1948 )
・ Furtwängler, Edwin Fischer most lively: Brahms Piano Concerto No.2
live 1942.Special transfer
・ Edwin Fischer plays Brahms
・ Brahms "Violin Sonata No 1" Gioconda De Vito/Edwin Fischer
その他
・ Edwin Fischer plays Schubert "Wanderer" Fantasy D.760
・ Schubert, 4 Impromptus Op.90, D.899 / Edwin Fischer ★★
・ Elisabeth Schwarzkopf: Lieder by Schubert (Edwin Fischer, piano 1952)
・ Edwin Fischer plays Schumann Fantasy Op.17 and Brahms Sonata Op.5
・ Schumann: Fantasie in C major, A. Fischer (1965)
シューマン 幻想曲ハ長調 A. フィッシャー
・ ミックスリスト - エトヴィン・フィッシャー ★★★
演奏者追加情報 同時代の音楽家とも深い交友関係を持ち、ピアニスト仲間のアルフレッド・コルトーやヴァルター・ギーゼキングとは相互に信頼と尊敬を抱く仲だった。指揮者のヴィルヘルム・フルトヴェングラーも親友であり、共演を重ねた。ヴァイオリニストのゲオルク・クーレンカンプとチェリストのエンリコ・マイナルディとはトリオを結成、クーレンカンプ没後はヴォルフガング・シュナイダーハンが加わった。
「Edwin Fischerの手許リスト」です。 手許にはバッハだけが数枚ありました。 |
「Edwin Fischer & Glenn Gould plays Bach」です。
珍しく、グールドと共演です。「Bach BWV 912, 903, 906, 922」です。
少し古いですがいかがでしょうか「Beethoven: Piano Sonata no. 23 "Appassionata"」です。
こちらもお勧めです。バッハとベートヴェンはかなり揃っています。「Schubert, 4 Impromptus Op.90, D.899 / Edwin Fischer」です。
シ小戸ューマンのアルバムもいくつか聞けます。
コメント
コメントを投稿