続自由時間のクラシック〔671〕現代の名Vc奏者のArto Norasを聴く

- 7月 06, 2022

今日の続自由時間のクラシックはフインランド出身の現代を代表する名チェリストの「Arto Noras」のアルバムをいくつか聴いてみることにします。チェロはVnに比べて、独奏演奏者も少なく、登場する機会が少ない楽器ですが、個人的には大好きで、昔から、一度は触ってみたいと思いつつ、歳をとって、弾けずに終わりそうです。

　内外を問わず、全てのチェロ独奏者をこのブログに載せたいですが、やはり、限界があるようです。もう数人はお勧めできそうです。今日の「Arto Noras」も指南書、レコ芸５００(2017)では３点だけで心細い演奏家でした。来日した記録もありますが、日本では比較的なじみの薄い、欧米中心の演奏者でしょうか。

　珍しく手許の保有数が多い演奏者でなんと８点もありました。Youutbeでの追加検索した結果を下に記します。ほぼ、チェロの名曲は揃って聴けそうで大満足です。毎回、アルバム数を３０点を目標に検索していますが、今回もクリアできた様です。

「人となり」を簡単にピックアップしますと、「1966年のチャイコフスキー国際コンクールで2位を受賞し、受賞後は欧米を中心に多くの主要なコンサートホールで本格的に演奏活動を開始する。1970年にシベリウス・アカデミーの教授に就任し、現在もその任に就いている。またソロでの活動の他に、同僚と組んでシベリウス・アカデミー四重奏団やヘルシンキ・トリオの名義で精力的な活動を行っている。」とありました。

　「2005年5月17日には、神戸国際会議場メインホールで開催された、インターナショナルチェロコングレスイン神戸 2005「グランドコンサート I 」に、倉田澄子、フィリップ・ミュレール、斎藤建寛、松下修也、山崎伸子、チョン・キョンファらと共に参加した。また、日本のチェリストの長谷川陽子と上村文乃は彼に師事している」ともありました。

　「正確で緻密なテクニックと厳密な解釈で知られており、アンリ・デュティユー、レイフ・セーゲルスタム、エイノユハニ・ラウタヴァーラ、エーリク・ベリマン、アウリス・サッリネンなど多数の現代の作曲家から新作のチェロ協奏曲を献呈されている。」ともありました。

　今日は手許のアルバムから「Ｃello Cantabile」を聴きながら、ブログを纏め、検索できたアルバムリストから、聴く機会が多くない（少しマニュアックなアルバム）を選び、「Chopin : Cello Sonata」、「Bliss Cello Concerto」、「Dutilleux Cello Concerto」、「 Penderecki - Complete Cello Concertos」と「Shostakovich / Schubert : Sonatas for Cello and Piano」の計５点に厳選して聴いてみます。★★★は紙面の関係で省いていますが、いずれもお勧めのチェロの名曲です。是非、いくつかお試しください。

今日のお勧め曲

公開日　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2022/6/29

演奏家名　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Arto Noras

読みアルト・ノラス

音源Ｙｏｕｔuｂｅ

出生地：フィンランド

生年 1942年5月

死亡：ー

分類　弦楽器奏者

知名度　名Ｖｃニスト

レコ芸５００＆２００ＣＤヴァイオリン、の推薦曲

・ショスターコーヴィッチ　チェロソナタ

・ドビュッシー　チェロソナタ◎

・エルガー　チェロ協奏曲◎

・フオーレ　チェロソナタ１番◎

レコ芸５００　２０１７では３点推薦　◎

人となりウキペデア他より アルト・ノラスは、フィンランド出身のチェリストである。世界を代表するチェリストの一人である。8歳の時にヘルシンキのシベリウス・アカデミーでユリヨ・セリンにチェロを学ぶと同時に師事し、その後はパリ音楽院でポール・トルトゥリエのマスタークラスで研鑽を積む。1964年にプルミエ・プリを得て卒業する。

推薦図書

・レコ芸５００　２０１７　音楽之友社　（最新版・名曲名盤）◎

・２００ＣＤ　ヴァイオリン　立風書房 ◎

・ヴァイオリン・チェロの名曲・名演奏　渡辺◎

・クラシック不滅の名盤２００７　音楽之友社

・名盤鑑定百科　各編　吉井著◎

・私だけのクラシック、宮城谷

手許ＣＤ（8）詳細は下記の「とおり

Youtube検索結果より　

視聴回数の多い、短い曲抜粋

・ Sibelius: Malinconia (Op. 20) played by Arto Noras and Ralf Gothoni

・ HAYDN Cello Concerto in C Major Allegro molto Noras　★★★

・ Silent Woods, Op. 68 No. 5, B. 182　★★★

・ Arto Noras - Schumann Cello Concerto

・ Arto Noras - Elgar Cello Concerto 　★★★

・ Arto Noras - Haydn Cello Concerto No. 1

・ Antonin Dvorak - Cello concerto　★★★

・ Arto Noras | J. S. Bach : Sarabande from Suite No.3 C major | 2017 SIMF　★★★

・ 3rd Movement l 2019 SIMF　★★

・ Beethoven : 7 variations"Bei Männern welche Liebe fühlen“ from

the opera Magic Flute l 2019 SIMF

２０分以上のアルバム抜粋

・ Beethoven Cello Sonata in G minor Op. 5 No. 2 (St. John's Smith Sq.)★★★

・ Dvorak: Cello Concerto - Arto Noras　★★★

・ Dmitry Shostakovich : Cello Sonata Op. 40 l 2019 SIMF　★★★

・ Bliss Cello Concerto / Arto Noras / Bournemouth Symphony Orchestra,

　　　　　Paavo Berglund (ASD 3342) 1977　★★

・ Sinfonia Lahti | Dmitry Shostakovich : Cello Concerto No. 1 in E-flat Major,

　　　　　Op.107 | 2017 SIMF

・ Jeajoon Ryu concerto per violoncello ed orchestra by Lahti Orchestra,

　　　　　 Arto Noras and Okko Kamu

　　 ・ Krzysztof Penderecki - Complete Cello Concertos　★★

・ Dutilleux Cello Concerto " Tout un monde lointain " Arto Noras ( Cello )

　　　　（遠い世界全体）チェロとオーケストラのための協奏交響曲★★

・ Concerto for Viola and Chamber Orchestra

・ Concerto for Cello and Orchestra No.2

・ PENDERECKI_ Concerto for Viola & Chamber Orchestra

　　　　　 (transcript for Cello) Arto Noras

・ Joseph Haydn: Cello Concerto in C major, Hob VIIb/1

　　　　 (A. Noras, Slovak Chamber Orchestra, B. Warchal

・シベリウス：弦楽四重奏曲イ短調シベリウス・アカデミー四重奏団 1984

・ Antonín Dvořák - Piano Quintet No. 2, Op. 81 l SIMF

・ Arto Noras, Tapani Valsta ‎– Finnische Cello musik (1971)

　アルト・ノラス - トピック★★★

・ Dutilleux / Agopov : Cello Concertos

・ Cello Cantabile　★★★

・ Dvorák / Schumann : Cello Concertos　★★★

・ French Cello Sonatas　★★★

・ Joseph Haydn: Concerto for Violoncello and Orchest　★★★

・ Penderecki, Ryu & Shostakovich: Cello Works

・ Russian Cello Sonatas & Variations　

・ Shostakovich / Schubert : Sonatas for Cello and Piano ★★

・人気曲 - アルト・ノラス　★★★

・ミックスリスト - アルト・ノラス　★★★

指揮者追加情報「デンマークのSonning Prize、1972年にフィンランド国家音楽賞(Finnish State music prize)を受賞。1970年にシベリウス・アカデミーのチェロ教授に就任。1980年にフィンランドのナーンタリ音楽祭を創設し、芸術監督を務めた。ソロでの活動の他に、同僚と組んでシベリウス・アカデミー四重奏団やヘルシンキ・トリオの名義で精力的な活動を行っている。」とありました。