続自由時間のクラシック〔677〕現代の名クラリネット奏者のRichard Stoltzman を聴く

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 　今日の続自由時間のクラシックはアメリカ出身の世界を代表するクラリネット奏者の「Richard Stoltzman」のアルバムを聴いてみることにします。ここ数日、このブログを書いていて。誠に残念ですが、元首相が暴挙に倒れた放送が続き、世界中の人々から、故人を悼む映像を見るたびに、憤りと涙が止まらない、つらい、毎日が続いています。わが国に功績ある人が銃弾で倒れ、路上で死ぬということ自体許せないことです。

　こんな時には、多くの人が冷静になれるクラシック音楽はいかがでしょうか、今日の様な美しい音色を聴いて、このような、異常な時間を少しでも減るのではと思います。

　今日のクラリネット奏者は世界的な奏者で、作曲家、武満徹とも親交があり、彼の訃報に接したとき、ショックで床に倒れこんだそうです。また、奥様はマリンバ奏者で日本のかたです。クラリネットの独奏演奏者はフルートに比べ、少ないですが、このクラスの演奏者のアルバムを聴くと、クラリネットの名曲はほぼ、網羅できそうです。

　レコ芸５００（２０１７）では４点も採り上げてくれていますが、他の指南書はより詳しくあわせて１０点もありました。主な名曲をいくつかの指南書からピックアップして、整理した結果を下に示します。手許には１４点もあり、充分ですが、Youtubeで追加検索すると、さらに、驚くほどみつかりました。せっかくだから、出来るだけ数多く、記載しましたが、まだまだありそうです。

　「人となり」をいくつかピックアップしますと「ネブラスカ州オマハ生まれ。父親はアマチュア・ジャズ奏者の鉄道員で、幼少期をサンフランシスコやシンシナティに過ごした。オハイオ州立大学より数学と音楽の両方で学位を取得。その後、イェール大学でキース・ウィルソンに師事し、音楽学で修士号を取得、その後コロンビア大学の博士課程に在籍した。」とあります。

「今では並ぶものの無い名手として知られているが、最初プロ・オーケストラのオーディションを受けたが不合格、ストルツマン以前にはソロのプロ・クラリネット奏者という職業が存在しなかったこともあり、歯医者になるか音楽家になるかこの時期に大いに悩んだという。」とあります。

　「おそらく現在のクラシック音楽界では、最も著名なクラリネット奏者で、100以上のオーケストラや多くの室内合奏団との共演のほか、ソロ・リサイタルにも活躍している。レパートリーは幅広く、録音数も多い。モーツァルトやブラームスなどの定番のレパートリーのほか、武満徹やジェラルド・フィンジなども録音している。なお武満徹は、「タッシ」のために「カトレーン」（1975年）を、ストルツマンのために「ファンタズマ／カントス」（1991年）を作曲している。」ともありました。

　詳細はウキペデアやfacebookをご一読ください。今日は手許の「Brahms; Weber Clarinet Quintets」を聴きながら、ブログをまとめ、検索できた、膨大なリストから、長短あわせて、聴く機会の少ないアルバムから、「Gershwin : 3 Preludes for clarinet」、「Takemitsu - Fantasma;」、「 Maid With Flaxen Hair」、「Aaron Copland - Clarinet Concerto」、「Messiaen Quatuor pour la Fin du Temps」と「ベートーヴェン：ピアノ、クラリネット、チェロのための三重奏曲」の計６点を選んで聴いてみます。紙面の関係で省いた名曲が数多くあります。是非追加してお試しください。

　今日も②項にこれまでお勧めした管楽器奏者のリストを整理してみました。もう少し大物が残っていますので、継続して、このシリーズは続けるよていです。

①今日のお勧め曲

公開日                                                                          2022/7/14

演奏家名                                                                     Richard Stoltzman

読み                                                                           リ チャード・ストルツマン

音源                                                                                Ｙｏｕｔuｂｅ

出生地：                                                         アメリカ合衆国・ネブラスカ州オマハ

生年 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1942年7月

死亡： 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ー

分類 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　管楽器奏者　

知名度 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　名クラリネット奏者

レコ芸５００＆２００ＣＤ　管楽器、管楽器の名曲名演奏の推薦曲

・ バーンスタイン　前奏曲、フーガとﾘﾌ

・ フインジ　５つのパガテル作品２３

・ プーラン　ククラリネットソナタ

・ ベートーヴェン　管楽九重奏による、交響曲７番

・ コープランド　クラリネット協奏曲

・ サン・サーンス　クラリネットソナタ

・ ブラームス　クラリネット五重奏曲*

・ ブラームス　クラリネットソナタ*

・ モーツアルト　クラリネット協奏曲*

・ モーツアルト　クラリネット五重奏曲*

レコ芸５００　２０１７では４点*推薦　

人となりウキペデア他より ストルツマン以前にはソロのプロ・クラリネット奏者という職業が存在しなかったこともあり、歯医者になるか音楽家になるかこの時期に大いに悩んだという。バーモント州のマールボロ音楽祭でプロの演奏家として活動を始める。1973年には、メシアンの世の終わりのための四重奏曲を演奏するためのメンバーを探していたピーター・ゼルキンに誘われ、アイダ・カヴァイフィアン、フレッド・シェリーらと共に現代音楽演奏団体「タッシ」の創設メンバーに名を連ねた

推薦図書

・ レコ芸５００　２０１７　音楽之友社　（最新版・名曲名盤）◎

・ ２００ＣＤ　管楽器　立風書房◎

・ 管楽器の名曲・名演奏　伊藤◎

・ クラシック不滅の名盤２００７　音楽之友社

・ 名盤鑑定百科　各編　吉井著

・ 私だけのクラシック、宮城谷

手許ＣＤ（１０） 詳細は下記参照ください。

Youtube検索結果より　

視聴回数の多い、短い曲抜粋　★★★

・ Performance - Richard Stoltzman　

・ Introduction thème variations Rossini Richard Stoltzman clarinet

　　　　　 Mostly Mozart Festival Orchestra★★★

・ Bernstein: West Side Story Medley. Richard Stoltzman, 

　　　　　clarinet and Peter John Stoltzman, piano★★★

・ Cleveland Quartet with Richard Stoltzman - Brahms Clarinet Quintet 

・ G. Gershwin : 3 Preludes for clarinet - Richard Stoltzman　★★

・ Yehudi Wyner and Richard Stoltzman - Celebration of the Arts and Humanities

・ Hindemith - Clarinet Sonata in Bb Major

・ Richard Stoltzman - When I fall in love

・ Mika and Richard Stoltzman: Bill Douglas's Irish Spirit for Clarinet 

　　　　　and Marimba　★★★

・ Amazing grace.mpg

・ Debussy - Première rapsodie - Stoltzman Hamelin

・ Toru Takemitsu - Fantasma; Cantos For Clarinet And Orchestra (1991)★★

非常に短いがお勧めの名曲　★★★

・ Richard Stoltzman - Can You Feel The Love Tonight

・ Richard Stoltzman's Star Wars

・ Richard Stoltzman on Sesame Street

・ Cinema Paradiso - Richard Stoltzman and John Bayless

danny boy 6. Richard Stoltzman

２０分以上のアルバム抜粋

　　  ・　  Richard Stoltzman - Maid With Flaxen Hair (1 hour loop) ★★（亜麻色の髪の乙女）

・ Concert View presents Richard & Mika Stoltzman (clarinet & marimba)　★★★

・ 20210423 HMA: Borromeo String Quartet 4K with Richard Stoltzman ★★★

・ Aaron Copland - Clarinet Concerto★★

・ Brahms - Clarinet Sonata No. 1 in F minor, Op. 120 No. 1　

・ Clarinet Concertino in C Minor / E-Flat Major, Op. 26, J. 109

・ Coming Together: Richard Stoltzman and Friends

・ Flaming Spirit

・ Messiaen Quatuor pour la Fin du Temps(complete)　★★

・ Modern Music » Peter Sculthorpe, Songs of Sea and Sky »

　　　　　 Richard Stoltzman and David Deveau

・ Nielsen- Clarinet concerto, Op. 57 (FS 129) - Richard Stoltzman　　音声のみ

・ Richard Stoltzman.Mozart concierto clarinete.OSV/Frühbeck

・ UNT Percussion's 10 Questions Plus with Mika and Richard Stoltzman

・ ウェーバー：クラリネット五重奏曲 変ロ長調 Op.34 ストルツマン, 東京SQ 1994 ★★★

・ ブラームス：クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115 ストルツマン, 東京SQ 1993　★★★

・ ブラームス：ピアノ、クラリネット、チェロのための三重奏曲 イ短調 作品114 

               ストルツマン 1993 ★★★

・ ベートーヴェン：ピアノ、クラリネット、チェロのための三重奏曲 変ロ長調 作品11 

　　　　「街の歌」ストルツマン 1993★★

　　特集版　　

・ RICHARD STOLTZMAN

・ 人気曲 - リチャード・ストルツマン　（１５０曲登録）　★★★

ミックスリスト - リチャード・ストルツマン　★★★

指揮者・演奏者追加情報 ストルツマンの奏法は、ダブル・リップ奏法と呼ばれる、やや特殊なものである。上の唇で歯を巻いて楽器を構えるもので、カルメン・オッパーマンから学んだ。楽器を歯でくわえて、固定せず柔らかく構えることから、吹き方が乱暴にならず、より繊細な表現が可能であるという。クロスオーバー音楽のアルバムなどでは、あたかも人間の声のようなビブラートや音色を楽しむことができる。

Face Book https://ja-jp.facebook.com/richardstoltzmanofficial


「Richard Stoltzmanの手許リスト」です。
特集版も含めて数多く集めていました。

「 Gershwin : 3 Preludes for clarinet」です。
殆ど聞いたことのない、アルバムです。

「Toru Takemitsu - Fantasma; Cantos For Clarinet And Orchestra 」です。
武満も彼の為にいくつか作曲した様です。
「Maid With Flaxen Hair (1 hour loop) 」です。
こちらもお勧めの美しい演奏です。



「Messiaen Quatuor pour la Fin du Temps(complete)」です。
現代曲、メシアンもありました。いかがでしょうか。

「Aaron Copland - Clarinet Concerto」です。
こちらもいかがでしょうか


「ベートーヴェン：ピアノ、クラリネット、チェロのための三重奏曲 変ロ長調 作品11」です。
いくつか室内楽曲も揃って聴くことができます。


②管楽器奏者の集約

これまで、このブログでお勧めしました管楽器奏者を整理してみました。今後追加すべき演奏者を見極めるためまだまだ不十分ですが、一度整理します。管楽器は、フルート、クラリネット、ホルン、トランペット、バスーン等、非常に種類が多いうえに、個人演奏家、室内楽、アンサンブルなど、で多くの演奏スタイルもあります。このシリーズで、出来るだけ数多く、検索して聴いていきたいと思っていいます。これまでのデータをYoutubeで検索の際の一助にお使いくだされば、幸いです。

                             　　　　　　　　  イ）これまでお勧めした管楽器奏者一覧表



ロ〕管楽器奏者順位（手許アルバム数５枚以上）








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