続自由時間のクラシック〔676〕現代の名Vnニストの Frank Peter Zimmerman を聴く
今日の続自由時間のクラシックはドイツ出身の名Vnニストの「 Frank Peter Zimmerman 」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。ややこしいですが、昨日と同じツイマーマンです、こちらはVnニストです。もう一人、ツイマーマン姓の人ががおられ、女性のヴィオラ奏者の計3人となります。
今日の「Frank Peter Zimmerman 」はドイツ正統派のVnニストで、女性のムターに次ぐ、若手演奏家で世界的にも一流のVn奏者に推されています。従って、日本のプロ評論家の評価も高く、レコ芸500(2017)では11点も推されており、他の指南書を含めると、若いですが、巨匠扱いとなります。このクラスになると、協奏曲、ソナタ曲、無伴奏曲など、Vnの名曲は、ほぼ網羅しておられます。
手許にも20曲近く、集めていました。昨日と同じ、ないものねだりで、Youtubeで追加検索しました。指南書の推すアルバムはほぼ揃って聴けそうです。指南書の推すアルバムと検索できたアルバムを整理した結果を下の表に記します。大満足のアルバム数となりました。まだまだ、ありそうです。
「人となり」をウキペデア他よりピックアップしますと「ヴァイオリニストの母親から手ほどきを受け5歳からヴァイオリンを始める。なお父親はチェリストであった。1975年、10歳でモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番を弾いてデビュー。1976年にエッセンのフォルクヴァング音楽院(ドイツ語版)に入学、ヴァレリー・グラドフ (Valery Gradov) に師事する。同年には全国青少年音楽家コンクールで優勝して「天才少年出現」として評判になる。」とあり、
「その後、ベルリン芸術大学でサシュコ・ガヴリーロフに師事する。」とありました。また、「1980年からはヘルマン・クレバース(ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団コンサートマスター)に師事する。1981年にはソビエトでデビュー、1984年にはロリン・マゼール指揮ピッツバーグ交響楽団の演奏会でアメリカデビューを果たすなど、10代から華々しい活動を行う。初来日は、1983年6月、若杉弘指揮ケルン放送交響楽団のソリストとしてだった。」ともありました。
得意な分野は「バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンやブラームスなど独墺系の正統派のレパートリーで高名だが近現代作品にも造詣が深く ベルク、バルトーク、ショスタコーヴィチやマルティヌーのヴァイオリン協奏曲をレパートリーとしている。」とありました。
今日は手許のアルバムから「Dvořák; Glazunov Violin Concertos」を聴きながら、ブログを纏め、膨大な検索結果から短い曲のアルバムからもいくつか採りあげ、「 Ysaye : Violin Sonata No.3」、「Violin Sonata No. 1 in A Minor, M. 12」、そして、王道の「Mozart concertante K. 364」、「Shostakovich - Violin Concerto nº1」と「Prokofjev violin concert № 1」の計5点を選んで聴いてみる予定です。今日は少し、マニュアックな選曲でした。この人は将来も注目の演奏者です。この選曲に拘らず、是非、お好みのアルバムをお試しください。
なお、昨日に続き、本日はこのブログでこれまでお勧めしました個人としての、弦楽器奏者リトを整理しましたので、②項にお示しします。男女とも大物演奏家が数人抜けておることも判明し、今後、追加すべきこともわかりました。
①今日のお勧め曲
公開日 2022/7/13
演奏家名 Frank Peter Zimmerman
読み フランク・ペーター・ツィンマーマン
音源 Youtube
出生地: ドイツ ・デュイスブルク
生年 1965年2月
死亡: ー
分類 弦楽器奏者
知名度 名Vnニスト
レコ芸500&200CDヴァイオリン、の推薦曲
・ イザイ Vn無伴奏ソナタ
・ グラズノフ Vn協奏曲
・ シューマンVn協奏曲
・ ストラヴィンスキー
・ JSバッハVn協奏曲1,2番
・ ベートーヴェン ロマンス
・ ヤナーチェクVnソナタ
・ ラヴェル ツイガーヌ、Vnソナタ
・ ワイルVn協奏曲
・ JSバッハ Vnとチェンバロのためのソナタ◎
・ ベルクVn協奏曲◎
・ ドヴォルザーク Vn協奏曲◎
・ モーツアルト 協奏交響曲◎
・ モーツアルトVn協奏曲3、4番◎
・ モーツアルトVnソナタ集◎
・ プロコフイエフ Vn協奏曲、Vnソナタ1,2番◎
・ シベリウスVn協奏曲◎
レコ芸500 2017では11点推薦 ◎
人となりウキペデア他より フランク・ペーター・ツィンマーマンは、ドイツのデュースブルク生まれのヴァイオリン奏者。ドイツの正統派ヴァイオリニストとして評価が高い。これまで、シエナのキジアーナ音楽院賞(1990)、ライン文化勲章(1994)、デュースブルク市音楽賞(2002)、ドイツ連邦共和国功労勲章一等功労十字章(2008)、ハーナウ市パウル・ヒンデミット賞(2010)などを授与されている
推薦図書
・ レコ芸500 2017 音楽之友社 (最新版・名曲名盤)◎
・ 200CD ヴァイオリン 立風書房◎
・ ヴァイオリン・チェロの名曲・名演奏 渡辺◎
・ クラシック不滅の名盤2007 音楽之友社
・ 名盤鑑定百科 各編 吉井著◎
・ 私だけのクラシック、宮城谷
手許CD(20) 詳細は下記のとおりです。(いくつかダブっています。)
Youtube検索結果より
視聴回数の多い、短い曲抜粋 ★★★
・ Paganini-Variations "God save the King"
・ Frank Peter Zimmermann - Rachmaninov: Prelude in G minor for Violin Solo
・ F.P.Zimmermann - Ysaye : Violin Sonata No.3, Op.27 ★★
・ Bartók: Rhapsodie Nr. 2 mit Honeck & Zimmermann (2021)
| NDR Elbphilharmonie Orchester
・ Frank Peter Zimmermann Schumann Violin Concerto Mov 1
・ Violin Concerto in D Minor, Op. 47 (Sibelius:)
・ Concerto for Violin and Wind Orchestra Op. 12 (1924) :
Second movement: - NOTTURNO Allegro
・ Tzigane, M. 76
・ Violin Sonata No. 1 in A Minor, M. 12
(Debussy, Ravel & Janáček: Violin Sonatas)★★
・ Violin Concerto in A Minor, Op. 82 Glazunov
・ Violin Concerto in D Major (Berg & Stravinsky: Violin Concertos - Ravel: Tzigane)
・ Bach: Sonata in C minor, BWV 1017 | Frank Peter Zimmermann
(violin) and Enrico Pace (piano)
・ Bach: Sonata in E major, BWV 1016 | Frank Peter Zimmermann
(violin) and Enrico Pace (piano)
・ F.P.Zimmermann - Bach : Chaconne from Partita No.2, BWV1004
20分以上のアルバム抜粋
Mozart ★★★
・ Mozart Violin Concerto No 3 in G major, K 216 Frank Peter Zimmermann
・ Frank Peter Zimmermann, violin: Mozart Violin Concerto No.4, Orq.
S. Tenerife, Víctor P. Pérez.
・ Mozart - Violin Concerto No. 5 - A major K. 219 - Frank Peter Zimmermann -,
・ Sinfonia concertante in E-Flat Major, K. 364 ★★
その他★★★
・ F P Zimmermann joue Beethoven Concerto pour violon Arte 2020 12 07 01 30
・ Tchaikovsky violín Concerto in D Major Op. 35 Frank Peter Zimmermann.
・ Johannes Brahms Violinkonzert D-Dur op. 77
・ Brahms - Webern - Berg | Alan Gilbert & Frank Peter Zimmermann
| NDR Elbphilharmonie Orchester
・ Dmitri Shostakovich - Violin Concerto nº1 (Zimmermann - OSRTVE - Kalmar) ★★
・ Béla Bartók - Violin Concerto No. 2, BB 117 (Frank Peter Zimmermann -
ONE - Josep Pons)
・ Mariss Jansons, Frank Peter Zimmerman - Prokofjev violin concert № 1★★
・ Frank Peter Zimmermann plays Britten's Violin Concerto (live)
・ アルバン・ベルク:ヴァイオリン協奏曲|フランク=ペーター・ツィンマーマン|
マレク・ヤノフスキ|WDR交響楽団
・ Frank Peter Zimmermann - Schumann: Violin Concerto in D minor -
Jukka Pekka Saraste/WDR Symphony
・ Niccolo Paganini -- 24 Caprices, Op.1 (Frank Peter Zimmermann, violin)
・ ミックスリスト ★★★
指揮者追加情報 近年には2015年に、マグヌス・リンドベルイのヴァイオリン協奏曲第2番をヤープ・ヴァン・ズヴェーデン指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団と共に世界初演。マティアス・ピンチャーのヴァイオリン協奏曲《en sourdine》(2003、共演:ペーテル・エトヴェシュ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)、グロマイヤー賞2009を受賞したブレット・ディーンのヴァイオリン協奏曲《The Lost Art of Letter Writing》(2007、共演:ディーン指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団)、オーガスタ・リード・トーマスのヴァイオリン協奏曲第3番《Juggler in Paradise》世界初演者でもある。
「Frank Peter Zimmermanの手許リスト」です。 珍しく指南書より多く集めていました。これだけ有れば、大満足です。 |
「Ysaye : Violin Sonata No.3, Op.27」です。 全6曲あるはずですが3番のみみつかりました。 名曲です。是非、追加検索ください。 |
「Debussy, Ravel & Janáček: Violin Sonatas」です。 指南書の推す、珍しい曲が揃っています。(いくつかに分かれています。) |
Mozartの「Sinfonia concertante K. 364」です。 バッハ、ベートヴェン、ブラームス、モーツアルトは 数多く視聴出来そうです。このアルバムはいかがでしょうか |
「 Shostakovich - Violin Concerto nº1」です。 最近、若いVn奏者がこぞって、演奏する人気曲です。 |
「Prokofjev violin concert № 1」です。 こちらもいかがでしょうか。好きだった、ヤンソンスも他界しました。 |
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