京都撮り歩き(70)京都仙洞御所を巡る
今日の京都撮り歩きは昨日の京都御所の隣にある、仙洞御所をご案内します。余り、知られていないようですが、意外に簡単入館できることで、驚きました。1度に入れる人が制限されていますが、上手く時間調節すれば、(近くの蘆山寺や革堂などを見る〕静かな空間の仙洞御所を愉しむ事ができます。見学時間は50分ほどかかります。
この仙洞御所は本来、退位された、上皇様のお住まいです。5代の上皇様が居住されましたが、その後の火事(1854年)で建物が焼失して、現在はお庭と茶室が残るだけとなっています。
仙洞御所は後水尾上皇によって造営された御所ですが、後水尾上皇は修学院離宮、円通寺(幡枝離宮)も別荘として作ったことで知られています。仙洞御所の庭園は小堀遠州が作庭家です。当時、はじめて、ルネサンス・バロック様式デザインの庭園で、花壇を初めて採り入れたといわれています。後水尾上皇が大幅に手を加えたようです。
後水尾上皇の后和子は徳川秀忠の娘で、二人の隠居所で作られたが当時のスタイル(ヨーロッパの花壇や噴水)は現存していなく、御常御殿の花壇ぐらいが残っている。同じ構内にある、大宮御所は現在の天皇御一家が京都の宿泊所として、利用されます。
仙洞御所の庭園は荘大な池泉式庭園で散策するのに、素晴らしい景色が待っています。名前がついた石橋「六枚橋」、「八つ橋」があり、庭園の南側の「洲浜」も撮影ポイントです。「洲浜」の石は「1升石」といわれ、当時石1個が米1升に値したようで、小田原から、運ばせたようです。醒花亭前の庭園、順路最後にある、「又新亭」の茶室(露地)も一見に値します。近衛亭から移設された、茶室です。
今日の御所データ
観覧申し込み・時間・集合場所は宮内庁公式サイトでご確認ください。
この仙洞御所は本来、退位された、上皇様のお住まいです。5代の上皇様が居住されましたが、その後の火事(1854年)で建物が焼失して、現在はお庭と茶室が残るだけとなっています。
仙洞御所は後水尾上皇によって造営された御所ですが、後水尾上皇は修学院離宮、円通寺(幡枝離宮)も別荘として作ったことで知られています。仙洞御所の庭園は小堀遠州が作庭家です。当時、はじめて、ルネサンス・バロック様式デザインの庭園で、花壇を初めて採り入れたといわれています。後水尾上皇が大幅に手を加えたようです。
後水尾上皇の后和子は徳川秀忠の娘で、二人の隠居所で作られたが当時のスタイル(ヨーロッパの花壇や噴水)は現存していなく、御常御殿の花壇ぐらいが残っている。同じ構内にある、大宮御所は現在の天皇御一家が京都の宿泊所として、利用されます。
仙洞御所の庭園は荘大な池泉式庭園で散策するのに、素晴らしい景色が待っています。名前がついた石橋「六枚橋」、「八つ橋」があり、庭園の南側の「洲浜」も撮影ポイントです。「洲浜」の石は「1升石」といわれ、当時石1個が米1升に値したようで、小田原から、運ばせたようです。醒花亭前の庭園、順路最後にある、「又新亭」の茶室(露地)も一見に値します。近衛亭から移設された、茶室です。
今日の御所データ
観覧申し込み・時間・集合場所は宮内庁公式サイトでご確認ください。
ブログ公開日 | 2020/7/19 |
登録番号 | 京都撮り歩き(70) |
場所名 | 仙洞御所 |
魅力メモ ウキペデア | 仙洞御所は、譲位した天皇の御所。仙洞とは本来仙人の住み処をいう。そこから転じて太上天皇・法皇の御所をいい、さらに転じて太上天皇・法皇の異称としても使われた。 |
アクセス・連絡先 | 地下鉄 烏丸線、今出川下車 徒歩約5分 市バス 烏丸今出川下車 徒歩約5分 |
行き先分類 | 洛中の寺社 御苑四周 |
エリア⑤1、3 | |
御苑内から相国寺周辺散歩 | |
足を伸ばして一緒にいかが | 京都御所、仙洞御所、(大宮御所)、相国寺、慮山寺、革堂 |
追加エピソード | 17世紀の初め、後水尾天皇が上皇となられた際に造営されました。 御殿は1854年に焼失したのを最後に再建されませんでしたが、庭園・茶室などが残っています。 従来の「仙洞御所」は,令和元年(2019)5月1日から,「京都仙洞御所」と改称されました。上皇・法皇は退位後、内裏から退去して仙洞御所に移るのを常とし、里内裏が多くそれにあてられた。仙洞御所はまた「院(いん)」とも呼ばれ、これも上皇・法皇の別称として使われた。仙洞御所には家政機関としての院庁が置かれたほか、白河上皇の時には近衛として北面武士のちに西面武士が設置された。 |
鑑賞ポイント | 京都仙洞御所内の様子をビデオに収めたものを視聴することができます。 |
行事・特別公開 | 月曜日や年末年始など行事があるときはお休み |
お勧め建物 | |
特殊建物 | 州浜、六枚橋、八ツ橋他、茶室(醒花亭と又新亭) |
お勧め文化財 | |
お勧め仏像 | |
お勧め絵画 | |
お勧め庭 | 東部には広い池を中心に庭園が広がっている。初め小堀遠州によって築庭されたが、のちに後水尾上皇の意向により大きく改造 |
パワースポット | |
花暦 花・時期 | |
京都観光NAVI | 後水尾上皇の御所として1630年(寛永7)に完成した。御殿は1854年(嘉永7)に焼失したのを最後に再建されず、現在は醒花亭と又新亭の2つの茶室と雄大な庭園が往時の面影を残している。事前予約が必要な仙洞御所。ネット申し込みの抽選に漏れたが、当日予約ではすんなりチケットを入手。当日受付は北門にて入手可能。一方、宮内庁管轄庭園で最も人気の高い桂離宮の当日券は、朝6時から並ぶこともあるようです。 |
その他情報1 | 仙洞御所(せんとうごしょ)とは、退位した天皇の御所のことで、仙洞というのは、本来、仙人の住処のことで、そこから転じてこの呼び名仙洞御所にあった建造物群は、1854年に起きた火災により焼失。 その後、再建されることなく、現在では庭園、茶室のみが残っています。 |
その他情報2 | 後水尾天皇の中宮であったという「東福門院」の女院御所として造られたものが元とされる「大宮御所」は、大正時代に入ると内装などが洋室に改装され、住居としての実用性を向上させ、仙洞御所の庭園を合わせた「邸宅」としての装いが整えられました。現在は、大宮御所と仙洞御所を合わせた邸宅を「大宮御所」と呼び、天皇、皇后、皇太子、皇太子妃の京都府への帰京の際の滞在施設として使用されている |
公的案内資料 | https://sankan.kunaicho.go.jp/guide/sento.html |
「見学順路」です。約50分ほどです。詳細はスライドをご覧ください。 |
「御常御殿」です。皇族がお泊りになります。 |
「北池」です。京都市内中央ですが、緑が深い絵葉書の世界です。 |
「六枚橋」です。素敵な石橋です。 |
「八つ橋」です。藤の花の季節がお勧めです。 |
「州浜」です。南池奥から、八つ橋方向 |
「醒花亭」です。前庭の苔が素敵です。 |
近衛から移設された、茶室「又新亭」です。露地が素晴らしい。 |
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