京都撮り歩き(114)京都郊外の海住山寺を巡る。
今日の京都撮り歩きは京都と奈良の県境にある、木津川市の加茂にある「海住山寺」をご案内します。アクセスが不便なところで、単独で行くには、JR加茂駅からのバスの便か、徒歩となります。前週の浄瑠璃寺、岩船寺と合わせて、車で回ることができます。浄瑠璃寺、岩船寺とは鉄道をはさんで、逆方向になります。
ここの一番の見所は五重塔でしょうか。鎌倉時代から、残る木造の五重塔で、初層に裳腰がついています。現存では、法隆寺の五重塔とここ海住山寺のみとなります。見た眼の屋根の数から階数は6階に思いますが、裳腰は階数に数えません。東寺や醍醐寺の五重塔に比べ、優美な小さい塔(高さ17.7m)ですが、塔がすきな人には是非、訪れていただきたい、寺院でしょうか。
ここの塔の構造(裳腰の取り付け)については「日本の形 塔」が詳しいお勧め資料です*。浄瑠璃寺、岩船寺といずれも、塔がありますので、一緒にいかがでしょう。庭・塔・門・仏像は撮り歩きの必須アイテムです。
京都市中から離れており、度々、くることが困難な地域ですから、事前にアクセスの下調べが必須事項となります。木津川市内を望む絶景を目当てに、小登山で歩かれるかたも多いハイキングルートです。
*「日本のかたち 塔」山と渓谷社 桑子著
海住山駅の位置図です。地図の下側が岩船寺・浄瑠璃寺です。
バスの時刻表・停留所は事前チェックください。小高い山中に有ります。加茂駅からハイキングでも可能です。
今日の寺社データ
「海住山寺」伊賀街道沿いにある道標です。 ここから、住宅街を抜けます。 |
「五重塔」です。芯柱が初重の上に建立されている。小さい塔です。 |
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