名作をYoutubeで聴く(17) 椋鳩十の童話集を聴く

 今日の名作をYoutubeで聴く作品は、筆者がこれまでに、聴いたことのない、日本を代表する、絵本作家である。「椋鳩十」の作品からいくつか聴いてみます。『感動は心の扉をひらく―しらくも君の運命を変えたものは?』や『大造じいさんとガン (偕成社文庫3062)』や『マヤの一生 (子ども図書館)』など椋鳩十は全444作品もでているようですが、家内に教えられるまで、知らない人でした。今日は頑張って多くの作品に触れてみます。

 早速、Youtubeで検索していくつか聞くことにしますが、有名な受賞作品はさすがに全ては公開されていないようです。また、公開しても、著作権の関係で、消去されているケースが多い作家のようです。時間をかけて、検索した結果(編著作品を含む)を下に記しておきますが、消去される可能性も有りそうです。教科書の載っている、「大造じいさんとガン」といくつか聴ければ充分ですが、本物の絵本はお子さんやお孫さんにいくつか、揃える必要のある、絵本作家の一人でしょうか。

 これまでお勧めしてきた、宮沢賢治と異なり、新美南吉、谷川俊太郎と同じ、新時代の絵本作家と言えます。「人となり」を調べてみると、「法政大学国文科卒業後、鹿児島に渡り、女学校の教員を勤める。1947年(昭和22)から66年まで鹿児島県立図書館長。初め詩人として出発したが、少年時代の長野の山歩きの体験から野生動物に関心を抱くようになり、38年『少年倶楽部(くらぶ)』に『山の太郎ぐま』を発表。以後、児童を対象とする動物文学に専念する。」と有ります。

 また、「男性的で格調高い文体にのせて、生きることへの憧憬(しょうけい)と人間への信頼を伝え、多くの読者を獲得した。52年『片耳の大鹿(おおしか)』で文部大臣奨励賞、70年『マヤの一生』で赤い鳥文学賞を受賞した。」と有ります。鹿児島県で図書館長をなされ、「鹿児島方式」という、図書館のネットワークを作られたことでも、有名です。作風は谷川俊太郎と同じ、動物を多く採りあげておられます。

 今日はYoutubeで検索した中からできるだけ多く聴いてみる予定で、編著作品も含め「大造じいさんとガン」、「かみなりさまのふろおけ」、「ツキノワグマ」と「おねしょとカエル」を選んでみました。孫にも読ませたい話ばかりで、贈ってあげるべきかと思います。

今日のお勧め朗読作品

椋鳩十の童話から

公開日                        2021・6・26

作家名                          29)椋鳩十

読み                              マ行

音源                            Youtube

出生地                         長野県下伊那郡

死亡                            1987年12月

分類                             童話集

主な受賞と作品 ウキペデア&公式HPより抜粋

1)主な受賞作品

『片耳の大鹿』(1952年・文部大臣奨励賞受賞)

『大空に生きる』(1961年・小川未明文学奨励賞受賞)

『孤島の野犬』(1964年・サンケイ児童出版文化賞受賞・国際アンデルセン賞国内賞受賞)

『マヤの一生』(1971年・国際アンデルセン賞国内賞受賞・

      児童福祉文化奨励賞受賞・赤い鳥文学賞受賞)

『椋鳩十全集』(1983年・芸術選奨文部大臣賞)

2)おもな作品集

鷲の唄 山窩物語 春秋社 1933

動物ども 三光社 1943

動物のふしぎ 光文社 1947.3

片耳の大鹿 牧書店 1951 のち偕成社文庫、ポプラ社文庫

屋根うらのネコ 西荻書店 1951

山の大将 講談社 1956 のちポプラ社文庫 

大空に生きる 牧書店 1960 のちポプラ社文庫

母と子の20分間読書 あすなろ書房 1961

孤島の野犬 牧書店 1963 のち角川文庫、偕成社文庫、ポプラ社文庫  

日高山伏物語 三州談義社 1964 のちポプラ社文庫 

椋鳩十動物童話全集 全5巻 小峰書店 1965

なきむしたろう あすなろ書房 1965

どうぞかんべん あすなろ書房 1966

ちょこまかぎつねなきぎつね あすなろ書房 1966

椋鳩十全集 全26巻 ポプラ社 1980.7

椋鳩十講演集 いづみ書房 1978.12 (くさぶえ文庫)

他多数

ウキペデアより  椋 鳩十(むく はとじゅう、1905年1月22日 - 1987年12月27日)は、日本の小説家、児童文学作家、鹿児島県立図書館長、教員。本名は久保田 彦穂(くぼた ひこほ)。日本における動物文学の代表的人物。1947年から19年間務めた鹿児島県立図書館長時代には、図書館学において「鹿児島方式」と呼ばれる第二次世界大戦で崩壊した図書館機能の再建のため、市町村図書館と共同運営を行い、市町村図書館を設置できない市町村には図書館を設置して県立図書館が支援するという、のちの図書館ネットワークの原型となるものを構築した。生きることへの憧憬(しょうけい)と人間への信頼を伝え、多くの読者を獲得した。52年『片耳の大鹿(おおしか)』で文部大臣奨励賞、70年『マヤの一生』で赤い鳥文学賞を受賞した。

手許CD(0)

Youtube検索結果より

【朗読】屋根裏のネコ 椋 鳩十 【前編 】Reading Hatoju Muku

不思議な玉

「大造じいさんとガン」 音読 ★★

児童文学朗読 「かみなりさまのふろおけ」★★

児童文学朗読 「ヘビとおしっこ」

【朗読】白いオウム 椋鳩十❶ 前半【猫の話】Reading Hatoju Muku

児童文学朗読 「白い三日月のつめ」★

朗読『ツキノワグマ』田中重人 ★

【読んでみた】泣いた赤鬼【朗読】★

児童文学朗読 「花におしっこかけちゃだめ」

【ささやき・whisper】児童文学の朗読 「アジサイ」【ASMR・音フェチ】

児童文学朗読 「ゆたんぽのおもいで」 編集

児童文学朗読 「さいごのおねしょ 」 編集

児童文学朗読 「どんどやとねしょんべん」 編集

児童文学朗読 「おねしょとカエル」 編集 ★

児童文学朗読 「日本のちずをかいたこと」 編集 ★

児童文学朗読 「マヌカン・ピスとぼくのはなし」 編集

児童文学朗読 「船上からとばすゆめ」 編集

児童文学朗読 「トクさんとともだちになった日」 編集

児童文学朗読 「おまじない」 編集

児童文学朗読 「キツネとぼくのねしょんべん」 編集

記念館HP https://aira-kankou.jp/spot


「大造じいさんとガン」です。映像つきがみつかりました。

かみなりさまのふろおけ」です。椋鳩十編著作品にありました。

ツキノワグマ」です。非常に短いですが、いかがですか。

おねしょとカエル」です。椋鳩十編著作品の中に
おねしょ作品が多いようです。名前が気に入り、選んでみました。




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