日曜日の落語（第43回）味噌倉、花筏、近江八景

今週の落語は「味噌倉」、「花筏」、「近江八景」の３題を選びました。３つの中で、参考書に推薦解説があったのは、有名な味噌倉だけで、他の２題はあまり、演じられる機会が少ないのか、解説が見あたらない、しかし、２題は上方から、移入された噺です。

味噌倉は「しまり屋の店主」の噺で独身で通していた、親戚の力で、やむ終えず世帯を持たせられ子供が出来、里帰りの、実家に迎えに行くが、行く前に万が一、火事で、味噌蔵の隙間に延焼防止に味噌を埋め、あとで、味噌田楽として、店員のおかずにする指示をするぐらいけちな噺が続く、一方、出かけた後の店員はドンちゃん騒ぎ、亭主は重箱を忘れて、戻るが、香ばしい田楽のにおい、さて、火事か？三木助の十八番で、談志、小三冶がうまい。

花筏は落語で珍しい相撲噺、病気の大関の、代役をたて、地方巡業に臨む、興行主、代役の提灯屋と地方の素人力士の相撲のやり取り、提灯屋が、とった、技は得意の張り手でした。困った興行主、替え玉の大関、地方の素人力士の当惑と、困った人ばかりの面白い噺。最近あまり演じられないが、米朝、枝雀、園生がうまい。

近江八景は色町の花魁の年季明けに世帯を持てることを期待している、男、ところがどうも、花魁に間夫がいるようで、八卦に占ってもらう、占いに納得しない男、恋文を見せ、再度、占ってもらうが、近江八景のくだりを語るが、分かるだろうかという噺。米朝と園生の東西の両巨匠が抜群のかたり。

今週の落語

日時ニチジ ２０１６・１２・１１ ジャンル 落語ラクゴ 音源オンゲン ＣＤ 演者エンジャ 柳家　小三冶　十代目 桂枝雀 三遊亭　金馬　三代目 分類ブンルイ お店タナ噺バナシ 人情ニンジョウ噺バナシ 廓クルワ噺バナシ 演題エンダイ 味噌ミソ倉グラ 花ハナ筏イカダ 近江オウミ八景ハッケイ 出典シュッテン 落語ラクゴ名人メイジン会カイ 枝雀落語ラクゴ大全タイゼン 金キン馬バ名メイ演エン集シュウ その他演者名 桂三木助 六代目三遊亭園生 六代目三遊亭園生 立川談志 味噌蔵 - YouTube 桂米朝（上方カミガタ） 特選 米朝落語 「近江八景」 - YouTube 八代目 三笑亭可楽 味噌蔵* - YouTube 五代目三遊亭圓楽 - 花筏 - YouTube 古今亭志ん朝 「近江八景」 - YouTube 推薦スイセン本ホン 落語ＣＤ＆ＤＶＤ名盤案内　３７６ 落語ＣＤ＆ＤＶＤ名盤案内　 落語ＣＤ＆ＤＶＤ名盤案内　 古典落語ＣＤの名盤　　　　　　　　（京キョウ須ス偕カイ光ミツ編ヘン）２４５ 演題エンダイコメント これは有名ユウメイな噺ハナシで、三木ミキ助スケの十八番オハコだが、小コ三サン冶ジがうまい。味噌ミソ屋ヤの主人シュジンは名ナうてのしまり屋ヤで有名ユウメイ、けちで独身ドクシンを通トオしていたが、世帯ショタイを持モたされ、ついに子供コドモも出来デキ、嫁ヨメさんの実家ジッカに帰カエすが、安産アンザンの知シらせを受ウけ、挨拶アイサツに行イく、宴席エンセキの料理リョウリを持モち帰カエるための重箱ジュウバコを用意ヨウイするが、もって行イくのを忘ワスれて店ミセに戻モドる。とぉろが、店ミセはドンちゃん騒サワぎとなり驚オドロく、しかも、近所キンジョで火事カジが出デて延エン焼ヤのおそれ、店ミセから、いい田楽デンガクのにおい、火 ヒがついたのか？ 上方カミガタ落語ラクゴが主流シュリュウか、関東カントウは園エン生イだけしか見当ミアたらないＹｏｕｔｕｂｅで探サガしてみた、園エン楽盤ガクバンがあった。相撲取スモウトりの話ハナシは珍メズラしい、関東カントウ盤バンは地方チホウ巡業ジュンギョウの場所バショが銚子チョウシ、大関オオゼキ、花ハナ筏イカダは病ヤマイで行イけず、替カえ玉ダマの顔の似た提灯屋ヤを大関オオゼキを仕立シタてた、報酬ホウシュウに釣ツられた、提灯屋はいよいよ、現地ゲンチの素人シロウト力士リキシと戦タタカう羽目ハメとなる、さてどうなるか、 まったく、初ハジめて聴キいた噺ハナシ、廓クルワ噺バナシで分類ブンルイした。花魁オイランの年季ネンキ明アけを期待キタイして、夫婦フウフ約束ヤクソクの話ハナシを信シンじていたが、別ベツの男オトコがいるか、易者エキシャに八卦ハッケを見ミてもらうが易者エキシャの見立ミタてはどうなるか、上方カミガタから移入イニュウされた話ハナシ、さすが、米朝ベイチョウと枝エダ雀スズメがうまい。色町イロマチは当然トウゼン、東西トウザイで異コトなり、吉原ヨシワラと松島マツシマでした。

今週は２日連続で陶芸教室に通った、最近、腰が痛くなるので、根気がなく、多くの作品が作れない、作陶、絵付け、釉薬も、いまいちで、やがて５年だというのに、満足した作品が中々出来ない。趣味だから人と競る必要もないし、人に売るつもりがないので、出来上がりは自己満足で充分、しかし、もう少し、うまくなりたい。教室は器用な人が多い。まあ、もう少し頑張ると先が明るくなるだろう。