週末のオペラのご案内(第10回)R・シュトラウスの「薔薇の騎士」
まさに、喜劇です、登場人物が各幕ごとに主役の歌い手が変るようで、とにかく面白い、最後にハーッピーエンドの3重唱で締めくくられますが、各幕ごと、興味の尽きない、演技が続きます。
さすがに、3時間を超えますので、途中、休憩している間に寝てしまいました。再度、2幕からもう一度最後まで見ることが出来ました。もし、オクタヴィアンを演じる役者が女性でなければ、少し、やばい場面が数多くあります。
R・シュトラウスはナチスがらみで、戦争直後、仕事を干され、非常に苦労した作曲家です。しかし、無事、無罪となり、晩年、再度、脚光を浴びた、作曲家と言われており、最近ではこの作品も多くの人に楽しまれています。特に、カラヤンはこのR・シュトラウスの作品を多く取り上げています。
今回見たDVDは指揮がショルテイ、主演がキリテ・カナワの組み合わせで、充分満足しました。プロはカラヤン・シュワルツコップがベストと推しています。残念ながら、手許にありませんでした。
オペラシリーズも、早いもので、10回目となりました。筆者自身、遠避けてきましたが、このブログのおかげで、お蔵入りしていた、オペラのよさを再発見し楽しんでいます。今週のオぺラデータを下記にお示しします。
今週のオペラデータ
| ①コンテンツ個別データ | |||
| 公開日 | 2016・12・09(金) | ||
| NO. | 第10回 | ||
| 作曲家名 | R・シュトラウス | ||
| 国名 | ドイツ | ||
| 作品名 | 薔薇の騎士 | ||
| 鑑賞辞典推奨頁 | 762 | ||
| レコ芸500推薦番号 | 448 | ||
| その他推奨本名 | 不滅の名曲はこのCDで | ||
| 整理番号 | 第10回 | ||
| 同演目公開回数 | 初回 | ||
| コンテンツの種類・本 | DVD | ||
| 演奏日・放送日 | |||
| 指揮者 | GEORG SOLTI | ||
| 楽団・合唱団 | The Roya Opera House po | ||
| 演奏場所他 | |||
| コンテンツ詳細 | 陸軍元帥ヴェルデンベルグ公爵夫人 テレーズ | Krite Kanawa | |
| オクタヴィアン伯爵 元帥婦人の愛人 カンカン | Anne Hougland | ||
| オックス男爵 好色な男爵 | Aage Howells | ||
| ファーニナル 裕福な新興貴族 | Jonathan Smmers | ||
| ゾフイー ファーニナルの娘 | Babara Bonney | ||
| ヴァルザッキ イタリアの小悪人 | |||
| アンニーナ ヴァルザッキの片棒を担ぐ女 | |||
| 今回の「ばらの騎士」はリヒャルト・シュトラウスの傑作オペラで、絢爛豪華な大作です。名ソプラノとして人気の高いキリテ・カナワの元帥夫人はじめコヴェント・ガーデンでの名歌手の競演は見所タップリです。まず憂いを深める元帥夫人の存在が大きいです。元帥夫人の思いを込めた歌の部分に、このオペラの主題でもある「時の移ろい」が強く感じられ、オペラを一層深いものとしています。また、ばらの騎士オクタヴィアンと若い娘ゾフィーが一目で恋に落ちるシーンはオペラの真骨頂とも言えるでしょう。 | |||
| ②作品共通データ | |||
| 作曲家名 | R・シュトラウス | ||
| 国名 | ドイツ | ||
| 作品名 | 薔薇の騎士 | ||
| 幕数 | 3幕 | ||
| 上演時間 | 3時間15分 | ||
| 有名な合唱曲、アリア | 厳しさに胸を装う,とうとう行ってしまった、あなたは行かねばならない、地上のものと思えない薔薇、溢れるばかりの涙、私が誓ったことは、夢なのでしょう本当ではないのでしょうか | ||
| 主な登場人物 | 陸軍元帥ヴェルデンベルグ公爵夫人 テレーズ | ソプラノ | |
| オクタヴィアン伯爵 元帥婦人の愛人 カンカン | メゾソプラノ | ||
| オックス男爵 好色な男爵 | バス | ||
| ファーニナル 裕福な新興貴族 | バリトン | ||
| ゾフイー ファーニナルの娘 | ソプラノ | ||
| ヴァルザッキ イタリアの小悪人 | テノール | ||
| アンニーナ ヴァルザッキの片棒を担ぐ女 | アルト | ||
| 参考文献 | オペラガイド130選 118 | ||
| オペラ鑑賞事典 283 | |||
| オペラの魔力 125 | |||
| ウイキペデアコメント | 『ばらの騎士』作品59は、リヒャルト・シュトラウスの作曲したオペラ。この作品はワーグナーの後期のオペラに比肩する長大な作品規模と大掛かりな管弦楽ゆえにしばしば楽劇と呼ばれるが、これはシュトラウス自身の命名ではない。物語の舞台はマリア・テレジア治世下のウィーンに置かれ、ロココの香りを漂わせつつ、遊戯と真実を対比させた作品として仕上げられた。「時代遅れ」で「大衆迎合的」だと批判されたが、聴衆の支持は絶大で、今日ではシュトラウスの代表作と見なされているばかりか、ドイツ圏の主要歌劇場や音楽祭において最も重要なレパートリーの一つに数えられる。 | ||
| 完成: 1910年 | |||
| 作曲家: リヒャルト・シュトラウス | |||
| 言語: ドイツ語 | |||
| アリア: Ein ernster Tag, ein grosser Tag、 Mein lieber Hippolyte | |||
| プロの推薦CD&DVD | カラヤン・フイルハーモニア | ||
| カラヤン・ウイーンフイル | |||
| E・クライバー・ウイーンフイル | |||
| ベーム・ウイーンフイル | |||
| ショルテイ・ウイーンフイル |
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Strauss: Der Rosenkavalier - The Royal Opera, Covent Garde
今回視聴したDVDは小学館 魅惑のオペラ 第10巻より
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| 指揮者 ショルテイ |
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| 最後の三重唱 |


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