日曜日の落語(第42回)ざこ八、たらちね、二階ぞめき
今週の落語は「ざこ八」、「たらちね」、「二階ぞめき』の3題を選びました。これまで、1演目を3人以上が演じる、有名な噺も終え、2人以下の噺となってきました。今週から同時に3演目を紹介することとしました。少し見ずらい表ですが、これまでのデータにあわせて作りました。紹介文は出来るだけ、簡素にしております。
ざこ八は初めて聴く噺で、大店の逆玉を嫌がって、上方に逃げ出し、江戸に戻って、没落した、大店(ざこ八)を再建するという人情噺。三木助の十八番ですが最近、若い演者が少ない噺です。Youtubeで聴くことができた、上方の南光がうまい。珍しく、解説版にない演目で、今後も手許の参考書にない噺が出てきます。
たらちねは八五郎のところに嫁にきた、かみさんがとてつもなく、言葉使いが丁寧で、うまく、夫婦の会話が出来るのか、・・・やはり、釣合いの取れない夫婦は大変だというお話。上方では延陽伯という演目で演じられて、上方から関東に移入された噺。本当は嫁入りした日の初夜の晩の噺があるのだが、さすがにない。
二階ぞめきの「ぞめき」とは騒ぐという意味、吉原の雰囲気にはまった、大店の若旦那、やむ終えず、困った番頭は2階に
吉原のセットを作り、「冷やかし」が出来るようにする。さて、出来たセットで大騒ぎする若旦那、下の大旦那が騒ぎにきずくさてどうなるか。こういうセットを作ると、詳しいメンツがすぐ、揃うのが、いいところです。談志はうまいです、志ん生は録音がよければ、ベストでしょう。
今週の落語
日時 | 2016・12・04 | ||
ジャンル | 落語 | ||
音源 | CD | ||
演者 | 桂三木助 | 三遊亭円楽 | 立川談志 |
分類 | お店噺 | 夫婦噺 | お店噺 |
演題 | ざこ八 | たらちね | 二階ぞめき |
出典 | NHK落語名人選13 | NHKCD新落語名人選 | ベスト落語CD-Box 第08集 |
落語の舞台* | |||
その他演者名 | 林家正蔵 八代目 | 五代目柳家こさん | 五代目古今亭志ん生 |
桂南光「ざこ八 」 - YouTube | 桂枝雀 (延陽伯) | 落語 柳家花緑「二階ぞめき」 - YouTube | |
笑福亭松喬 「ざこ八」 - YouTube | 落語 立川談志 たらちね - YouTube | ||
推薦本 | 落語CD&DVD名盤案内 N/A | 落語CD&DVD名盤案内 242 | 落語CD&DVD名盤案内 290 |
古典落語CDの名盤 (京須偕光編)N/A | 古典落語CDの名盤 (京須偕光編)N/A | 古典落語CDの名盤 (京須偕光編)141 | |
古典落語 これが名演だ (京須偕光編)N/A | 古典落語 これが名演だ (京須偕光編)203 | 古典落語 これが名演だ (京須偕光編)N/A | |
演題コメント | 大店の穀物商の逆玉に | 八五郎のところに来た | 吉原の空気にはまった |
乗れることになった鶴吉 | かみさんが育ちの違う世界で、屋敷言葉 | 若旦那、困った番頭は | |
が婚礼の日に逃げだす。 | で、非常に丁寧で、驚く | ついに、舞台を作ることを思いつく | |
別の道楽養子を入れた | さて、この夫婦はうまくいくのだろうか | 二階に吉原の店をセットを作り、若旦那を満足させる | |
ざこ八は没落し、亭主も死に娘は極貧になる。 | 小さんの噺がうまい。 | 物言わぬ人形相手に | |
鶴吉は恩返しで再度 | 上方では延陽伯といわれ枝雀盤があった。 | どたんばたんと{騒ぐ」さて、どうなるか「ぞめき」とは騒ぐという意味 | |
娘と一緒になり、大繁盛 | |||
となる目出度いお話 | |||
三木助の十八番 |
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