新自由時間のクラシック(15)Marin Marais、SAINTE-COLOMBE &A. Forqueray

 今日の新自由時間のクラシックはバロック音楽作曲家の「Marin Marais」、「SAINTE-COLOMBE」と「A. Forqueray」を選んでみました。筆者は、これまで、聴いたことのない3人の作曲家ですが、ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバという楽器の作品を作った事で後世に知られています。
 ヴィオールは現代のチェロと異なり、弦の数も多く、演奏スタイルも「脚ではさんで演奏する」など、かなりユニークな楽器です。 数少ないですが、この楽器を使った演奏者もいます、中でも「Jordi Savall」と「 Wieland Kuijken」が代表するといわれています。日本人では「平尾雅子」が有名ですが、アルバムは見つけられなかった。
 レコ芸500では、大バッハのヴィオラ・ダ・ガンバソナタが唯一取り上げられています。ほかにはシューベルトもアルペジヨーネソナタもありますが、こちらの楽器は明らかに異なるようです。 最近では、これら2曲はチェロで演奏される事もおおいようです。
 ヴィオールの構造、演奏家については「古楽への招待*」が詳しいので参照下さい。演奏スタイルはソロ演奏、合奏演奏なども有ります。音域も高、中、低を分坦する楽器が作られています。ガット弦で6-7本あるようです。この楽器のための映画が「めぐり逢う朝」が特に有名で、是非、美しい音色をお試しください。
 凡そ手許にありそうもないので、全面Youtubeで検索した結果を下の表にまとめました。まだまだ、あるようですが、紙面の関係で、一応集約してみました。長大なアルバムもあり、なかなか手ごわいですが、代表的な曲と演奏家に絞って愉しまれてはいかがでしょうか。ヴィオールの演奏家は珍しいので、アルバムを見つけたら、マイライブラリーに保管するよう、考えています。

*200CD[古楽への招待」立風書房、

今日のお勧め曲


日時(date) 29-Nov-18
ジャンル(Genre)
音源(sound source) Youtube
作曲者(composer) Marin Marais ホカ
分類(Classification) 器楽曲キガクキョク(Viola da Gamba)
曲名(Song Title)
演奏者(Performer)
指揮者(conductors)
楽団(Orchestra)
ミックスリスト - マラン・マレー (作品概要を知る)
専門家推薦盤(Expert recommendation ) Marin Marais Works for Viola da Gamba,Watillon
Marin Marais /// Pieces de viole - Livres 1,2,3,4 ,5
Jordi Savall. Les voix humaines
Marin Marais - Le Badinage - Jordi Savall
Marin Marais “Alcione” (Jordi Savall • Le Concert des Nations)
Jordi Savall & Xavier Díaz-Latorre: Ortiz, Marais, Sanz 13 May 2015 Amsterdam
Marin Marais: Suite a 2 violes, extrait (Roberto Gini, Wieland Kuijken, Francesco Baroni, 2009)
Marais, d'Anglebert, Forqueray : Music in Versailles, Gustav Leonhardt & Kuijken
Marin Marais - La Rêveuse / Bass Viol Pieces (Century’s recording : Sophie Watillon)
Marin Marais - Pièces de Violes
Marin Marais Trio Pieces for Flute, Violin and Viola da gamba
Marin Marais Works for Viole and other instruments
SAINTE-COLOMBE 
Monsieur de Sainte Colombe Works for 2 Bass Viols,Voix Humaines
SAINTE-COLOMBE - CONCERTS A 2 VIOLES ESGALES - SAVALL & KUIJKEN.wmv
Sainte Colombe Works for 2 Bass Viols,Les Voix Humaines
A. Forqueray
A. Forqueray - Suite No. 5 in C minor, from Pièces de viole (1747)
A・FORQUERAY SuiteⅤ C-moll Kuijken&Leonhardt
A.Forqueray, M.Marais, S.L.Weiss: Bagpipes From Hell [L.Pianca-V.Ghielmi]
Tous les matins du monde Soundtrack スス
     「めぐり逢う朝」
推薦図書(Recommendation book) クラシック音楽鑑賞辞典 NA
レコゲイ500NA
バロック音楽オンガク名曲メイキョク名盤メイバン100
200CDヴァイオリン
レコゲイ シンメイキョク探訪タンボウ120
200CD古楽コガクへの招待ショウタイ
古楽コガクCD100ガイド 国書刊行会編
コメントウキペデア他より
マラン・マレーは、フランスの作曲家、指揮者、バス・ヴィオール奏者。 パリ南の貧民街で見習い靴職人の子供として生まれ、幼少の頃から音楽の才能を認められて1667年にはパリ第一の音楽教育機関だったサン=ジェルマン=ロクセロワ教会の聖歌隊に入り、1672年までフランソワ・シャプロンなどのもとに教育を受ける。
生年月日: 1656年5月31日
生まれ: フランス パリ
死亡: 1728年8月15日, フランス パリ
John Downlandその他の曲 独奏・二重奏のためのヴィオール曲集(第1巻) 今回コンカイ
トリオソナタ集(1692年) 今回コンカイ
ヴィオール曲集(第2巻) 今回コンカイ
ヴィオール曲集(第3巻) 今回コンカイ
独奏・三重奏のためのヴィオール曲集(第4巻 今回コンカイ
『音階』と、その他の合奏曲集
ヴィオール曲集(第5巻) 今回コンカイ
SAINTE-COLOMBE について ムッシュ・ド・サント=コロンブは、フランス・バロック音楽の作曲家・ヴィオール奏者。著名な音楽家として名声を博したにもかかわらず、実名や生没年はおろか、生地や家庭についてはほとんど何も知られていない。従ってその生涯についても不明である。おそらくリヨンかブルゴーニュの小貴族の出自ではないかとも言われている。
A. Forquerayについて マラン・マレとともにフランス・ヴィオール界のヴィルトゥオーゾの双璧と呼ばれた。優雅で暖かな美音を特色とするマラン・マレが「天使のようなマレ」と呼ばれたのに対して、フォルクレは表現衝動に富んだ鬼気迫る演奏から「悪魔のようなフォルクレ」と呼ばれた。

全容を知るためのヴィオール曲の合奏全曲集です。4時間はかかります。
(抜粋盤をおすすめします、)


 COLOMBEのヴィオーレ曲「Jordi Savall」と「 Wieland Kuijken」の二重奏曲


映画「めぐり逢う朝」のDVDバックにSavallのヴィオール演奏



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