続自由時間のクラシック(270)ピアニストMaria Yudinaを聴く

 今日の続自由時間のクラシックは旧ソ連の反骨の女性ピアニストである「Maria Yudina」を選んでいくつか聴いてみます。彼女の武勇伝はいくつかあり、有名ですが、当時のスターリンが彼女の演奏を特に好んでいたようで、ラジオで聞いた演奏をがレコードが出ていると思い、関係者に取り寄せを頼んだが、実際には生放送でレコードがなく、一晩で再演奏して、レコードを作り上げ、翌朝届けたそうです。

 音楽学校の同期にショスターコヴィッチがいたといわれ、当時からショスターコヴィッチも一目を置く、ピアノの実力の持ち主だったそうです。彼女の逝去のとき、巨匠リヒテルが送葬の演奏のピアノを弾いたといわれ、旧ソ連では、巨匠に数えられる、人だといわれています。「人となり」はいくつかのWebで公開されています。

 最近、特集が組まれ、レコード会社から、彼女の演奏のレコードが数多くでています。「力強いタッチと高い精神性、宗教性に貫かれたピアニズムでバッハやベートーヴェンの解釈で高い評価を得ておます」と解説が、ありました。又、1998年以来、彼女の功績を反映した、「マリア・ユーディナ国際ピアノコンクール」が開催されている。

 手許には1枚も持っていないようで、Youtubeで視聴回数の多い、アルバムを検索した結果を下に記します。14点リストアップできましたが、まだまだ、あるはずです。興味のある方は、是非追加検索ください。

 今日はこの中から、「Mozart. Piano Concerto № 23」、「Schubert - Impromptus D.899」と「J.S. Bach, The Well-Tempered Clavier, Book 1」を選んで聴いてみることにします。3時間を超えるアルバムもあるようです。是非いくつかお試しください。

今日のお勧めの曲

日時             2020・11・03

ジャンル            鍵盤楽器

音源             Youtube

演奏者          Maria Yudina

読み            マリア・ユーディナ

国名               ロシア

生年               1944

楽器分類            鍵盤楽器

手許CDアルバム数       無し

Youtube検索結果より

1 Maria Yudina plays Bach Chromatic Fantasia & Fugue★

2 Mozart. Piano Concerto № 23 in A Major, performed by Maria Yudina (1943)★★

3 Schubert - Impromptus D.899 - Yudina ★★

4 Maria Yudina plays Mussorgsky "Pictures at an Exhibition" (1967)★

5 Schubert son. D 960 Maria Yudina

6 Maria Yudina plays Bach Prelude and Fugue in B flat minor

7 Maria Yudina Bach Goldberg Variations & Beethoven.wmv

8 J.S. Bach, The Well-Tempered Clavier, Book 1 ( extracts ) / Maria Yudina ★★

9 Maria Yudina plays Mozart Piano Concerto No.20 K 466

10 Maria Yudina in recital (Moscow 1954) Beethoven, Brahms, Bach/Liszt, Prokofiev

11 Beethoven Hammerklavier Yudina★

12 Maria Yudina in recital (Kiev, 1954) - Beethoven,

      Bach, Prokofiev, Schubert, Borodine, Mozart ★★

13 Maria Yudina plays Shostakovich Sonata No. 2 in B minor op.61

14 Maria Yudina plays Beethoven "Eroica Variations" Op. 35★

演奏家・楽器他補足事項 マリヤ・ヴェニアミノヴナ・ユーディナ1899年9月9日 - 1970年11月19日 モスクワ)は、ロシアのピアニスト。ユーディナは1912年にペトログラード音楽院に入学しました。1921年に同音楽院を卒業した。同級生にドミートリイ・ショスタコーヴィチやヴラディーミル・ソフロニツキーがいた。そののち1921年に卒業の際、ソフロニツキーとともに金メダルの成績を残した専らバッハやベートーヴェンの解釈で名を残すが、親友ショスタコーヴィチのほかにヒンデミットや新ウィーン楽派の作品など、東西の同時代の音楽も擁護した。スターリンがお気に入りのピアニストだった。親友のショスタコーヴィチや西欧の20世紀音楽なども積極的に演奏し、同時に演奏会で十字を切るしぐさをするなど、ロシア正教への信心も隠そうとせず、旧ソ連当局から睨まれ、演奏活動や教育活動の停止を命じされることもあったと伝えられています。

J.S. Bach, The Well-Tempered Clavier, Book 1」です。
巨匠リヒテルの得意とする曲です。これを先ず聴いてみました。

Mozart. Piano Concerto № 23」です。
名曲でいくつかアルバムが残っています。

Schubert - Impromptus D.899」です。こちらもお勧めです。
他に色々な作曲家の長時間の集約盤もあります。



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