続自由時間のクラシック〔604〕現代の名VcニストのJános Starkerを聴く
今日の続自由時間のクラシックはハンガリー出身のチェリストの「János Starker」のアルバムをいくつか採り上げて聴いてみることにします。筆者はヴァイオリンの音色も好きですが、ヴィオラや低音のチェロも大好きで、寝る前の睡眠薬替わりにかけたまま聴くことが多い。今日の「János Starker」もよく登場していますが、手許に余り、多くないので、この機会にライブライリーに加えるべく、Youtubeで検索して追加することにします。
亡くなって10年以上経ちますが、まだ根強いファンがおられるようで、視聴回数の多い、アルバムがみつかります。レコ芸500では意外に少ない6点で、手許には13点でした。「János Starker」といえば「コダーイの無伴奏チェロソナタ」といわれるぐらい、今後も語り草になる、名演奏が残っています。 もう少し経つと忘れ去られる演奏家かも知れませんが、是非、お試しください。
今日は出来るだけ時間をかけて、検索した結果を下に記します。驚くほど、みつかりました。恐らく、チェロの名曲(指南書*1)は殆ど揃うのではと思われます。残念ながら、「カサドの無伴奏チェロソナタ」もあるはずですが、見つかりませんでした。
人となりをウキペデアからピックアップしますと「11歳でソロ・デビュー、翌年ルーマニアのブカレストで演奏会を行い、国外デビューしている。1945年にブダペスト国立歌劇場管弦楽団およびブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団の首席チェロ奏者に就任。また、ピアニストのシェベーク・ジェルジ(ジョルジ・シェベック)らとピアノ・トリオを結成し、活躍した。」
「しかし翌1946年には祖国を去り、ヨーロッパ各地で演奏を行いその名を知らしめた」とあります。「1948年、アンタル・ドラティの招きでシュタルケルはダラス交響楽団の首席チェリストに就任した。この時には、アメリカへの移住をすでに決意していたという。」とありました。
「翌1949年にはフリッツ・ライナーの招きを受けて、メトロポリタン歌劇場管弦楽団の首席チェリストに就任。1953年、ライナーがシカゴ交響楽団に移るのに伴って移籍。1958年まで在籍した。渡米直後、シュタルケルは、オーナーがハンガリー人だという理由でピリオドという小さなレーベルと契約した。1950年このレーベルで録音したコダーイの無伴奏チェロソナタでセンセーションを巻き起こし、一躍その名を世界中に轟かせた」ともありました。ハンガリーから移住してアメリカで暮らすには当時は大変な時代だった様です。
今日は手許の「JSバッハチェロとチェンバロのためのソナタ集」を聴きながらブログを纏めましたので、膨大なアルバムから、「Beethoven: Triple Concerto」、「Boccherini Cello Concerto No.9」、「Kodály Cello Sonata Op.8」と「 Bloch'の"Schelomo" 」の4点を選んで聴いてみることにします。又、ブラームスは省いていますが、秀逸です。こちらも是非いかがですか。チェロ好きには★★★はお勧め曲です。是非いくつかお試しください。
今日のお勧め曲
公開日 2022・4・1
演奏家名 János Starker
読み ヤーノシュ・シュタルケル
音源 Youtube
出生地: ハンガリー・ブダペスト
生年 1924年7月
死亡: 2013年4月
分類 弦楽器奏者
知名度 名Vcニスト
レコ芸500&200CD ヴァイオリン、ヴァイオリン・チェロの名曲・名演奏
・ JSバッハ 無伴奏チェロソナタ
・ コダーイ 無伴奏チェロソナタ
・ カサド 無伴奏チェロ組曲
・ プロコフイエフ チェロソナタ
・ ブラームス VnとVcのための協奏曲
・ ブラームス チェロソナタ
・ ラロ チェロ協奏曲
・ チャイコフスキー ロココ風主題による変奏曲
・ ホッパー ハンガリー狂詩曲、Rシュトラウス ドンキフォーテ
・ レコ芸500 2017 では、6点推薦
人となりウキペデア他より ヤーノシュ・シュタルケル(János Starker, 1924年7月5日 - 2013年4月28日)は、ハンガリー出身のチェリスト、音楽教育者。ブダペストに生まれ、7歳でブダペスト音楽院に入学を許されるほど、幼い頃からその天賦の才能を発揮した。音楽院ではアドルフ・シッファーに師事した。11歳でソロ・デビュー、翌年ルーマニアのブカレストで演奏会を行い、国外デビューしている。
推薦図書
・ レコ芸500 2017 音楽之友社 (最新版・名曲名盤)◎
・ 200CD ヴァイオリン 立風書房 ◎
・ ヴァイオリン・チェロの名曲・名演奏 渡辺◎(*1)
・ クラシック不滅の名盤2007 音楽之友社
・ 名盤鑑定百科 各編 吉井著
・ 私だけのクラシック、宮城谷
手許CD(13) 詳細は下記参照ください。
Youtube検索結果より
視聴回数の多い、短い曲抜粋 ★★★
・ Janos Starker - Kodály Cello Solo Sonata
・ Janos Starker in Recital: Part 3 of 4. Saint-Saens: The Swan. Popper: Tarantella
・ Janos Starker in Recital: Part 4 of 4. Bartok: Rumanian Folk Dances.
・ János Starker / Cassadó Cello Suite (Full) 1988
・ Janos Starker, Tchaikovsky Rococo Variations
・ Janos Starker, Menahem Pressler, Debussy Sonata
・ Debussy: Sonata in D Minor for Cello & Piano, L.135 - 1
・ Janos Starker - Shostakóvich Cello Concerto No.1
Bach&Beethoven
・ バッハ-無伴奏チェロ組曲/ NEW MASTERING
(センチュリーのレコーディング:ヤーノシュ・シュタルカー1957-59)★★★
・ Bach, Cello Suites No 1,2,3,6, Janos Starker
・ Beethoven: Triple Concerto in C major, Op. 56 -
Henryk Szeryng, János Starker, Claudio Arrau, Inbal ★★
Brahms★★★
・ Brahms - Cello sonata n°1 - Starker / Sebok 1964
・ Brahms Double Concerto Henryk Szeryng, Janos Starker, Haitink (1971 / 2018) ★★
・ Katchen, Suk, Starker, Brahms Piano Trio No.1 in B major Op.8
・ Katchen, Suk, Starker, Brahms Piano Trio No.2 in C major Op.87
・ Katchen, Suk, Starker, Brahms Piano Trio No.3 in C minor Op.101
・ Janos Starker plays Brahms Cello and Piano sonata no 1 in E minor op 38
その他★★★
・ Chopin, Cello Sonata In G Minor Op 65 , Janos Starker
・ Boccherini Cello Concerto No.9 in B Flat Major (Cadenza) / János Starker ★★
・ Starker Strauss Don Quixote (OCT 1999)
・ Haydn: Cello Concerto in C (Starker/ONF/Horenstein)
・ Elgar Cello Concerto - János Starker
・ Kodály Cello Sonata Op.8 - János Starker ★★
・ Janos Starker - Kodály Sonata For Unaccompanied Cello Op.8
・ Janos Starker - Dvorak Cello Concerto,
・ János Starker plays Saint-Saëns Cello Concerto - Live, 1976
・ Janos Starker Schumann Cello Concerto
・ Frescobaldi Toccata / János Starker (1992)
・ Prokofiev: Cello Concerto in e minor-Op 58 -Janos Starker Cello
・ Starker Strauss Don Quixote (OCT 1999)
・ János Starker plays "Schelomo" - Live, 1980 ★★
・ Lalo: Cello Concerto in D minor - 1
・ Starker Janós Tokyo Recital (1988) ★★★
・ ミックスリスト - ヤーノシュ・シュタルケル ★★★
・ Janos Starker Plays Most Beautiful Melodies for Cello ★★★
指揮者追加情報 1958年、シカゴ交響楽団の職を辞したシュタルケルは、インディアナ州ブルーミントンに居を構え、インディアナ大学の教授に就任した。彼の門下からは、堤剛、菅野博文をはじめ多くのチェリストが育っている。また、彼はコンサート・ツアーの先々で公開レッスンやセミナー、レクチャーなどを行っている。左手の独立性と強化を説いた彼の著書『チェロ・メソード』はチェロ奏者にとって重要なテキストの一つである。
「János Starkerの手許リスト」です。 13点も揃っていますが、指南書の推すアルバムには不十分の様です。 |
「Beethoven: Triple Concerto, Op. 56」です。 名曲・名盤の一つです、いかがでしょうか。 |
「Boccherini Cello Concerto No.9」です。 珍しく指揮もやっておられます。初めて聴く曲です。 |
「Kodály Cello Sonata Op.8」です。もう一つ、同じ曲が見つかります。 |
「 Bloch'sの"Schelomo"」です。こちらも初めて聴きます。 |
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