続自由時間のクラシック〔622〕現代の名ピアニストAldo Ciccoliniを聴く
今日の続自由時間のクラシックはフランスのピアニストの「Aldo Ciccolini」のアルバムをいくつか聴いてみることにします。イタリア出身ですが、フランスに移住し、長く活動の中心をフランスで行ったとあります。「Aldo Ciccolini」といえばサテイが有名ですが、レコ芸500では17点も推薦され、日本人のプロの評論家の評価が高いピアニストの一人でしようか。2015年にフランスで亡くなられて、段々と歴史上から、消えていくピアニストの一人です。
手許には4枚だけでした。殆ど聴いた記憶のない、ピアニストで、この機会に指南書の推すアルバムをYoutubeで検索して聴いてみることにします。検索結果は下の表の通りですが、まだまだ、ありそうです。フランスの作曲家以外も数多くあります。是非、追加検索ください。
「人となり」をいくつかピックアップしますと「ナポリ出身。16歳のときサン・カルロ劇場にデビューし、1949年にパリのロン・ティボー国際コンクールに優勝する。1969年にフランスに帰化し、1970年から1983年までパリ音楽院で教鞭を執った。フランス近代音楽の解釈者ならびに擁護者として国際的に著名であり、サティ、ドビュッシーのピアノ曲全集を録音している。ほかに、アルカンやカスティヨン、マスネ、セヴラックらの秘曲も録音している。」とありました。
また「リストの演奏でも名高い。パテ・マルコーニ社やEMIなどに100点以上の録音を残しており、中でもモーツァルトやベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集が目立っている。」ともありました。
「1949年、ロン=ティボー国際コンクール優勝、翌1950年、カーネギーホール出演でセンセーションを巻き起こし、以来、エルネスト・アンセルメ、ピエール・モントゥー、ディミトリ・ミトロプーロス、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、シャルル・ミュンシュ、アンドレ・クリュイタンス、ジャン・マルティノン、ロリン・マゼール、カルロス・クライバー等名指揮者の数々と共演、ピアノ界の重鎮として名を成す。」と有りました。
今日は「Suite Bergamasque」を聴きながら、ブログを書き、検索したリストからサテイ以外の曲を抽出し「15 pieces by Debussy」、「 6 Consolazioni (Liszt) 」、「Beethoven Piano Concerto no. 3」、「D'Indy - Symphonie sur un chant montagnard française」と「Saint-Saens Concerto n°5」の5点に厳選して、聴いてみることにします。紙面の都合で省いた★★★の名盤と、サテイの曲は後日、トライすることにします。
今日のお勧め曲
公開日 2022・4・27
演奏家名 Aldo Ciccolini
読み アルド・チッコリーニ
音源 Youtube
出生地: イタリア王国 ナポリ
生年 1925年8月
死亡: 2015年2月
分類 鍵盤楽器奏者
知名度 名ピアニスト
レコ芸500 2017の推薦曲
・ ベートーヴェン ピアノソナタ15番
・ ショパンピアノソナタ 3番、夜想曲、ワルツ
・ ドビユッシー 版画
・ ファリア スペインの庭の夜
・ フランク 交響的変奏曲
・ グリーグ 抒情小曲集
・ ダンデイ フランスの山人の歌による交響曲
・ モーツアルト ピアノソナタ12、13,14番
・ ラヴェル 左手のためのピアノ協奏曲
・ サンサーンス ピアノ協奏曲5番
・ サテイ ピアノ作品集
・ シューベルト 即興曲集
・ シューマン 子供の情景
レコ芸500では17点推薦
人となりウキペデア他より 1925年8月15日、ナポリ生まれ。4歳からピアノを学び、著名な作曲家フランチェスコ・チレーアに才能を認められてナポリ音楽院に入学、フェルッチョ・ブゾーニ門下のパオロ・デンツァ、アキーレ・ロンゴにそれぞれピアノ、作曲を師事する。1940年、ピアノ科第1位、1943年に作曲科第1位を得て同音楽院を修了、1947年にはピアノ科教授に就任。この間、1941年にサン・カルロ歌劇場で公式デビューを果たし、イタリア国内での演奏活動を開始。1948年、ローマの聖チェチーリア賞受賞。
推薦図書
・ レコ芸500 2017 音楽之友社 (最新版・名曲名盤)◎
・ 200CDピアノとピアニスト 立風書房
・ 200CD ピアノの秘密 立風書房
・ クラシック不滅の名盤2007 音楽之友社
・ 名盤鑑定百科 各編 吉井著
・ ピアノの名曲・名盤1053 音楽之友社◎
・ 私だけのクラシック、宮城谷
手許CD(4) 詳細は下記参照ください。
Youtube検索結果より
視聴回数の多い、短い曲抜粋
・ Debussy - Arabesque No. 1 (Ciccolini)
・ Chopin - Nocturne N°20 opus posthume
・ ALDO CICCOLINI PLAYING SALUT D’AMOUR BY EDWARD ELGAR
・ Chopin - Ciccolini - 2 Nocturnes Op. 62 - No. 1
・ Aldo Ciccolini: Tarantella op.43 (Chopin)
・ Aldo Ciccolini: 6 Consolazioni (Liszt) ★★
・ Aldo Ciccolini: polacca-fantasia op.61 (Chopin)
・ Aldo Ciccolini: Isolde Liebestod (Wagner-Liszt)
・ 20分以上
・ Bach - Aldo Ciccolini (1963) - Complete Sinfonias BWV 787-801 ★★★
・ (Aldo Ciccolini | 1996 | Live) Chopin: Mazurkas & Polonaises ★★★
・ A. Ciccolini plays 15 pieces by Debussy
(Ballade, Nocturne, Preludes, Valse Romantique etc.) ★★
・ Aldo Ciccolini 1949 broadcast, unreleased (Scarlatti, Debussy, Respighi)
・ Aldo Ciccolini performs Russian composers (1956-1958) ★★★
・ Aldo Ciccolini performs Strauss (7 February 1987)
・ Aldo Ciccolini plays Beethoven Sonata No. 23 in F minor, Op. 57 "Appassionata"
・ Beethoven Piano Concerto no. 3, Schumann Piano Concerto -
Aldo Ciccolini, Michiyoshi Inoue (2011) ★★
・ Aldo Ciccolini plays Chopin
・ Aldo Ciccolini plays Isaac Albeniz Iberia
・ Aldo Ciccolini plays Ravel Piano Concerto in G (27 November 1993)
・ Aldo Ciccolini Recital 11/21/1994 Tokyo ★★★
・ Beethoven Piano Concerto no. 3, Schumann Piano Concerto -
Aldo Ciccolini, Michiyoshi Inoue (2011) ★★
・ Déodat de Séverac - Aldo Ciccolini (1968) Various pianoworks
・ Liszt - Harmonies poétiques et religieuses - Aldo Ciccolini - May 5th,2004 - Milano
・ D'Indy - Symphonie sur un chant montagnard française, op. 25 - Aldo Ciccolini ★★
・ Rachmaninov Piano Concerto no.2 op.18 - Aldo Ciccolini (2003)
・ Saint-Saens Concerto n°5, Aldo Ciccolini, Bruno Aprea,
Orch.Scarlatti, dir.art. M.Fargnoli, 22/5/92 ★★
・ Satie by Aldo Ciccolini/ - Complete Piano Works, Gymnopedie, Ogive..
+ Presentation (ref. record.) ★★★
・ Schumann-Faschingsschwank aus Wien op.26-Ciccolini A.-Nov.17th,
2001-Milano ★★★
・ Mozart Piano Sonta K309,331,457,533他 ★★★
・ Video | Aldo Ciccolini | Mussorgsky Pictures at an Exhibition
+ Encores - LIVE 2004 ★★★
・ ミックスリスト - アルド・チッコリーニ ★★★
演奏者追加情報 1949年よりパリ在住、長らくパリ国立高等音楽院の教授を務め、フランス政府よりレジオン・ドヌール勲章叙位、1971年にフランス国籍取得。「近年も旺盛な活動意欲を示しており、ヨーロッパ、南北アメリカ、アジア等においてリサイタル、コンチェルトと次々にステージに登場、透明かつ瑞々しい音色とそこから立ちのぼる優美なニュアンスで聴衆を魅了し続けている。」と有りました。2015年2月死去
「Aldo Ciccoliniの手許リスト」です。 サテイとドビュッシー、サンサーンスのアルバムがありました。 |
「6 Consolazioni (Liszt) 」です。 お年を召されていますが、緻密で元気な演奏です。 |
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