続自由時間のクラシック〔615〕現代の名指揮者のSakari Oramoを聴く

- 4月 18, 2022

今日の続自由時間のクラシックはフインランド出身で、現在、主にイギリスのＢＢＣ交響楽団で主席指揮者で活躍している「Sakari Oramo」のアルバムをいくつか聴いてみることにします。フインランド人で、イギリスで活躍する以外に、母国は勿論、ヨーロッパの有名オーケストラでも指揮されています。彼の演奏は始めて聴く様ですが、いくつかの指南書ではシベリウスの曲を中心に推薦されています。

　手許は１０枚程で、レコ芸５００では１１点ほど推されています。ＢＢＣの前はバーミンガム市饗で指揮者の腕を上げたそうです。ＢＢＣのプロミスのお祭り騒ぎはいつも話題になりますが、Ｙｏｕｔｕｂｅの検索でも、数多くみつかりました。フインランド人の指揮する、イギリスの曲に大勢が歓喜する、不思議な組み合わせです。Ｙｏｕｔｕｂｅの検索途中で、奇妙な感覚に落ちいります。ヘルシンキーロンドンは空路で３時間ほどの距離だそうで、意外と近いそうです。

　やはり、シベリウスの曲を中心に整理してみました。結果は下のとおりです。人となりを簡単にピックアップしますと、「シベリウス音楽院でヴァイオリンを学び、17歳でアヴァンティ室内管弦楽団の創設に参加する。その後、フィンランド放送交響楽団のコンサートマスターを務める。1989年から3年間、シベリウス音楽院の指揮者ヨルマ・パヌラのクラスに在籍した。1993年、フィンランド放送交響楽団の指揮者が病気のため公演の直前にキャンセルし、代役として指揮台に立った。この成功により、同交響楽団の副常任指揮者の1人となった。」とあり、Ｖｎの演奏するアルバムもいくつかみつかります。

　「バーミンガム市交響楽団で１９98～2008年の間シェフを務めた後、2008年からロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者及び芸術顧問に就任。2010年１月に同団とのアルバム『マーラー：交響曲第1番「巨人」』、２月に『シューマン：交響曲全集』をリリースした。「バーミンガム時代の10年間は、指揮者としての基礎を磨いた時期です。私はこのオーケストラの“音を変えた”と自負しています。」ともありました。

　現在は「イギリスBBC交響楽団の首席指揮者で、2021/22は、オラモのBBCSOでの9シーズン目を迎えます。最高の国際レベルのゲスト指揮者であり、多作のレコーディングアーティストである彼のパフォーマンスは、構造的な結束と権威、優雅さ、情熱的な配信を組み合わせています。｣とありました。

　客演しているオーケストラの詳細リストはウキペデ他を参照ください。今日は手許の｢シベリウスの交響詩集｣を聴きながら、ブログを纏め、数多いアルバムリストから「 Ligeti Duo "Balada si joc" 」、「Tango jalousie」「Sibelius: Violin Concerto」、「シベリウス：交響曲第7番」と｢シューマン：交響曲第1番｣の５点を選んで聴いてみることにします。尚、省いたアルバムに諏訪内－オラモのシベリウスのＶｎ協奏曲が聴けます、是非お試しください。シベリウスの交響詩集と交響曲は名曲・名盤が揃っています。時間の許す限り、お試しください。

今日のお勧め曲

公開日　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2022・４・１８

演奏家名　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Sakari Oramo

読み　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　サカリ・オラモ

音源　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｙｏｕｔｕｂｅ

出生地：　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　フインランド　ウーシマー州ヘルシンキ

生年　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1965年10月

死亡：　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-

分類　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　指揮者

知名度　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　名指揮者

レコ芸５００（２０１７）＆２００ＣＤ指揮者とオーケストラ　の推薦アルバム抜粋

・バルトーク　ヴァイオリン協奏曲

・ブルッフ　ヴァイオリン協奏曲

・ブルックナー　交響曲第３番

・ニールセン　交響曲第４番　不滅

・ラフマニノフ　ピアノ協奏曲第３番

・シューマン　交響曲第２番

・シベリウス　交響曲第１番２番５番７番

・レコ芸５００　２０１７では１１点推薦

人となりウキペデア他よりシベリウス音楽院でヴァイオリンを学び、17歳でアヴァンティ室内管弦楽団の創設に参加する。その後、フィンランド放送交響楽団のコンサートマスターを務める。1989年から3年間、シベリウス音楽院の指揮者ヨルマ・パヌラのクラスに在籍した。1993年、フィンランド放送交響楽団の指揮者が病気のため公演の直前にキャンセルし、代役として指揮台に立った。この成功により、同交響楽団の副常任指揮者の1人となった

推薦図書

・レコ芸５００　２０１７◎

・クラシック不滅の巨匠１００　２００８　

・クラシック不滅の名盤２００７

・名盤鑑定百科各篇　吉井

・私だけのクラシック１００１　宮城谷

・２００ＣＤ指揮者とオーケストラ　◎

・私だけのクラシック１００１　宮城谷

手許ＣＤ（１0）詳細下記

Youtube検索結果より　

視聴回数の多い短い曲抜粋

・ Elgar: Pomp and Circumstance | BBC Proms 2014 - BBC

・ Sibelius: Finlandia (Prom 75)

・ Thomas Arne: Rule, Britannia! - BBC Proms

・ Britten - Four Sea Interludes from Peter Grimes, Op 33a - Oramo

・ Pavane pour une infante défunte, M. 19 (Version for Orchestra)

・ Patricia Kopatchinskaja & Sakari Oramo: Ligeti Duo

　　　　　 "Balada si joc" Encore with conductor　★★

・ Nielsen: Maskarade ‒ overture - BBC Proms 2015

・ Tango jalousie　★★

・ Stravinsky The Rite of Spring / Royal Stockholm

　　　　　Philharmonic Orchestra / Sakari Oramo

　Sibelius　★★★

・ Sibelius: Finlandia (Prom 75)

・ Sibelius: Violin Concerto in D minor - Lisa Batiashvili /Sakari Oramo /RSPO　★★

・ Sibafest: Sakari Oramo & Sibelius Acad-emy Sym-phony Or-ches-tra

　　　　　New Be-gin-nings

・ Oramo/Finnish Radio S.O.: Sibelius Symphonies 2 & 3, 2006

・ Sibelius - Symphony No. 5 in E-flat major, Op. 82 (City of Birmingham Symphony)

・ Sibelius Violin Concerto in D minor op.47

・ Sibelius: Violin Concerto, Akiko Suwanai, Sakari Oramo　★★★

　　　　　/City Of Birmingham Symphony Orchestra, 2002

・ Symphony No.7 in C major Op.105

・シベリウス：交響曲第6番ニ短調作品104 オラモ 2003

・シベリウス：交響曲第7番ハ長調作品105 オラモ 2003　★★

その他　★★★

・ Bartók : Concerto for Orchestra Sz116

・ Elgar: Pomp and Circumstance | BBC Proms 2014 - BBC

・ Tchaikovsky Symphony No. 6 "Pathetique" / Royal Stockholm

　　　　　Philharmonic Orchestra / Sakari Oramo　★★★

・ BBC Proms 2019 - Messiaen - Des canyons aux etoiles

・ BBC Proms 2020 - Beethoven - Symphony No.3 ‘Eroica’

・ Brahms Violin Concerto op.77

・ Clarinet Concerto　★★★

・ Dora Pejaevi: Symphony | Sakari Oramo; BBC Symphony Orchestra

　　　　　（ドーラ・ペヤチェヴィチ　クロアチア出身の作曲家）

・ Kaipainen 1994 SY02 Oramo FinnishRSO

・ Meyerbeer L'ETOILE DU NORD with subtitles　(オペラ　北極星）

・ Mozart: Symphony No. 38 in D-major, K.504 - Ostrobothnian Chamber

　　　　　 Orchestra with Sakari Oramo

・ Pehr Henrik Nordgren: Symphony No. 3 (Sakari Oramo)

・ Prokofiev - Concerto for piano and orchestra No. 3 in C, Op. 26

　　　　　(City of Birmingham Symphony)

・ Respighi: Concerto in modo misolidio P.145, (Mustonen)

・ S. Barber - Violin Concerto, Op. 14 (Live)

・シューマン：交響曲第1番変ロ長調作品38「春」オラモ 2008, 2009　★★

・ Stephen Hough - Rachmaninoff - Rhapsody on a Theme of Paganini, Op 43

・ Vaughan Williams - A Sea Symphony - Oramo

・ミックスリスト - サカリ・オラモ　★★★

・人気曲 - サカリ・オラモ　★★★

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指揮者追加情報フィンランドの音楽一家出身のサカリ・オラモは、1998年バーミンガム市交響楽団の音楽監督に就任し、一躍世界の注目を集めた。以後、フィンランド放送交響楽団を経て、現在はロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者・芸術顧問をはじめ、BBC交響楽団やウェスト・コースト・コッコラ・オペラなどの首席指揮者を務めるという超多忙な身である。