続自由時間のクラシック〔613〕現代の名ピアニストのMichel Béroffを聴く
今日の続自由時間のクラシックはフランス出身の名ピアニストでNHKのピアノレッスン講座にも出演された、「Michel Béroff」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。「Michel Béroff」といえばドビュッシーのピアノ曲が非常に有名ですが、メシアンのピアノ曲も得意とありました、11歳の時、メシアンを驚かせ、17歳でメシアンコンクールで優勝した、神童といわれています。
天才として、順風に演奏活動を開始し始めましたが、右手の故障で10年間左手の作品と教育活動に専念した時期があったようです。奇跡的に復活し、両手で演奏活動ができる様になったピアニストだそうです。手許にはドビュッシーを中心に9点ほどあり、レコ芸500では7点推されていましたが、他の指南書を参考に、Youtubeで短い曲、20分以上の曲に分けて名演奏をできるだけ、数多く調べて、検索しました。
結果は下のとおりですが、短い曲が視聴回数の多いアルバムが数多くみつかりました。まだまだあるかと思います。指導アルバムも数多い様ですが、指南書の推すアルバムは、ほぼ聴けそうそうです。
いつもの様に「人となり」をピックアップしますと「ナンシー音楽院で音楽教育をうけ、パリ音楽院に進み1966年に首席となる。翌1967年にパリで初めてリサイタルを開く。1967年の第1回オリヴィエ・メシアン国際コンクールに優勝する。1970年にパリで行ったメシアンの『幼な児イエズスに注ぐ20のまなざし』の全曲演奏は、イヴォンヌ・ロリオによる初演以後25年ぶりの全曲演奏として大きな注目を集めた。」
「以後、演奏会とレコーディングを通して若くして世界的なキャリアを築く。1980年代半ば頃より右手を故障して第一線から退いていた時期があったが、1990年代には再び両手で演奏できる状態に回復している。」とありました。メシアンの現代曲の視点で、ドビュッシーを弾き、独特のロマンチックさがない演奏とも言われています。
又、「日本では、一般的にドビュッシーやラヴェルといったフランス印象主義音楽、ならびにバルトークやメシアンのスペシャリストとして連想されがちであるが、そのほかに、フランツ・リストやムソルグスキー、プロコフィエフといったヴィルトゥオーソ向けの難曲を得意としており、さらにシューマンやブラームス、サン=サーンスといったロマン派音楽にも鋭い感性を発揮している。」ともありました。上手く、追加検索してお愉しみください。
今日は手許にあるベロフ風のドビュッシーの前奏曲集を聴きながらブログを纏め、数多い中から「Liszt. Reminiscences de Don Juan S.418」、「 Ravel Piano Concerto」、「Prokofiev Piano Sonata No. 7」と「Vingt Regards sur l'enfant Jésus」の4点を厳選しで聴いてみることにします。
いつも数検索結果を多く並べていますが、時間がない場合は、飛ばして、後日、リストから、適宜、選択して、お楽しみください。
今日のお勧め曲
公開日 2022・4・14
演奏家名 Michel Beroff
読み ミシェル・ベロフ
音源 Youtube
出生地: フランス エピナル
生年 1950年5月
死亡: ー
分類 鍵盤楽器奏者
知名度 名ピアニスト
レコ芸500 2017&ピアノとピアニスト、ピアノの秘密の推薦曲
・ ドビュッシー 前奏曲集1、2番 練習曲集、版画、子供の領分
・ メシアン 幼子イエスに注ぐ20のまなざし
・ ラヴェル 左手のための協奏曲 ベルガマスク組曲
・ 左手のための作品集
・ デユオのためのフランス音楽集 デユカ、ビゼー、ドビュッシー他
・ プロコフイエフ ピアノ協奏曲3番 ピアノソナタ 7番
・ サンサーンス 動物の謝肉祭
・ ストラヴィンスキー ペトルーシュカからの3楽章
レコ芸500 2017 7点推薦
人となりウキペデア他より ミシェル・ベロフは、フランスのピアニスト。ヴォージュ県エピナル出身。ドビュッシー、メシアンなど近代フランス音楽の演奏で知られる。一時期右手首を傷めて、指揮法の研究をしたり左手のためのレパートリーを探すなどしていたが、マルタ・アルゲリッチがアバド指揮ロンドン交響楽団との共演でラヴェルの《ピアノ協奏曲》をドイツ・グラモフォンに録音した際、《左手のための協奏曲》のソリストにベロフを起用するように進言した。これがきっかけとなって、ベロフがピアニストとして演奏界に返り咲くことができたと言われている。
推薦図書
・ レコ芸500 2017 音楽之友社 (最新版・名曲名盤)◎
・ 200CDピアノとピアニスト 立風書房
・ 200CD ピアノの秘密 立風書房 ◎
・ クラシック不滅の名盤2007 音楽之友社
・ 名盤鑑定百科 各編 吉井著
・ ピアノの名曲・名盤1053 音楽之友社◎
・ 私だけのクラシック、宮城谷
手許CD(9) 詳細は下記参照ください。
Youtube検索結果より
視聴回数の多い、短い曲抜粋
・ Arabesques, L. 74: No. 2
・ Béla Bartók - Mikrokosmos #153 "Six Dances in Bulgarian Rhythm
(VI)" - Michel Béroff
・ Debussy - Lindaraja, pour 2 pianos - Michel Béroff & Jean-Philippe Collard
・ Franz Liszt - Malédiction, S.121 (Michel Béroff)
・ J. S. BACH / J. BRAHMS -- Chaconne in D Minor. M. Béroff, piano
・ J.S. Bach "Concerto for 2 Pianos BWV 1060" Béroff/Collard
・ Liszt - Hungarian Fantasy, S. 123, for piano and orchestra (Michel Béroff)
・ Liszt. Reminiscences de Don Juan S.418 (Martha Argerich & Michel Béroff)★★
・ Michel Béroff plays Ravel Scarbo Gaspard de la nuit 1 of 2 (NHK Super Piano Lesson)
・ Ravel: Piano Concerto for the left hand in D Major
・ SCHOENBERG six little piano pieces op. 19
・ Stravinsky 3 Movement de Petrouchka for Piano
・ Stravinsky. Concerto for 2 Pianos - II. Notturno - Martha Argerich & Michel Béroff
・ Suite bergamasque - Claude Debussy
・ ドビュッシー:艶なる宴 ~第1集~ / ヘンドリックス, ベロフ 1985
・ Marie Josephe Jude and Michel Beroff playing Debussy
Debussy
・ Debussy Preludes Book I - Michel Béroff
・ Debussy - Michel Béroff (1971) - Complete Etudes
・ Debussy: Préludes - Premier livre, L. 117 /
Michel Béroff (1982.9.18 Tokyo, Tokyo Bunka Kaikan)
・ Claude Debussy『Children's Corner』Michel Béroff(p)
Ravel
・ ラヴェル:水の戯れ①
・ ラヴェル:道化師の朝の歌①②
・ ラヴェル:スカルボ②
・ Michel Béroff - Ravel Piano Concerto in G ★★
Prokofiev
・ Prokofiev Piano Concerto No. 1 -5
・ Prokofiev Piano Concerto No 2 - I-IV - Michel Beroff -
Kurt Masur - Orchester Leipzig - 1974
・ Prokofiev Piano Sonata No. 7 in B-Flat Major, Op. 83 ★★
その他
・ Ludwig van Beethoven - Piano Concerto no. 2:
Michel Béroff and André Previn with the LSO in 1977
・ Beethoven Sonata Tempest / Tempête #17 Op. 31
・ Beethoven Sonata #23 "Appassionata" Op. 57
・ Brahms Piano Concerto No.2 Michel Béroff Eugen Jochum 1979
・ Stravinsky Concerto pour piano et instruments à vent Michel Béroff
・ ミックスリスト - Vingt Regards sur l'enfant Jésus (メシアン)★★
・ Michel Béroff plays Schoenberg and Debussy (1983)★★★
・ Turangalîla-Symphonie : V. Joie du sang des etoiles
・ ミシェルベロフ:フランス音楽の光彩 ★★★
・ ミックスリスト - ミシェル・ベロフ ★★★
・ ミシェルベロフ総集編 ★★★
演奏者追加情報 校訂者として、ウィーン・原典版の編集に参画し、ドビュッシーのピアノ楽譜の新版の出版にも携わる。2006年には、NHKの「スーパーピアノレッスン」シリーズで、<フランス音楽の光彩>と題して講座を担当し、各方面から高い評価を得た。 現在は後進の指導にも注力しており、パリ国立高等音楽院では長年にわたり教授を務めた。また、2015年の第15回チャイコフスキー国際コンクールでは審査員を務めた。
[手許のBéroffリスト]です。 数少ないですが、ドビュッシーがいくつかありました。 今日は前奏曲1巻を聴きながらブログを書きました。 |
「Liszt. Reminiscences de Don Juan S.418」 「ドン・ジョヴァンニ」の回想です。初めて聴きます。 アルゲリッチとのDuo作品です。 |
「 Ravel Piano Concerto in G」です。 古い日本公演の画像ですが、いかがでしょうか |
「Prokofiev Piano Sonata No. 7 」です。 全曲聴けそうです。協奏曲もいくつか聴けます。 |
「 V. Joie du sang des etoiles」です。 (幼子イエスに注ぐ20のまなざし) メシアンのこの曲は全曲聴けそうです。 |
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