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続自由時間のクラシック〔667〕現代の名オーボエ奏者のHansjörg Schellenberger を聴く

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  今日の続自由時間のクラシックはドイツ出身でベルリンフイルのオーボエ主席奏者でもあった、「 Hansjörg Schellenberger 」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。このシリーズでは既に他界された、指揮者、演奏家と現役で活躍されている、方も混在して、登場しますが、前シリーズの大巨匠、巨匠の選に漏れても、やはり、はずせない、演奏家・指揮者を選んでおります。  今日の管楽器奏者の「 Hansjörg Schellenberger 」は 余り知られておりませんが、何度も来日され、 巨匠の「ハインツ・ホリガー」に継ぐ、世界的なオーボエ奏者です。オーボエの魅力を知る上で、是非、いくつか聴いてみたいと思います。彼は現在も後進の指導に加え、指揮者としても活躍されています。このクラスの演奏家のアルバムは秀逸ではずせない名演奏が揃っています。  筆者の好きな楽器であるので手許には9点も集めておりました。指南書のレコ芸500(2017)ではオーボエ曲として、3点推薦されています。元々、単独演奏の曲数の少ない楽器ですので、この際、他の多の指南書も合わせて、オーボエの名曲を整理してみました。結果は下のとおりですが、上手く、Youtubeで検索できればと思いつつ検索しました。結果は、いくつか見つからない曲もありますが、充分満足できる、アルバムが揃いました。まだいくつかある様です、是非、追加検索ください。 「人となり」をいくつかピックアップしますと「1948年ミュンヘンに生まれ、レーゲンスブルク近郊で育つ。6歳で初のリコーダーのレッスンを受け、13歳からオーボエのレッスンを開始。17歳のときにドイツの音楽コンクール「ユーゲント・ムジィツィールト」で1位になり、奨学生としてアメリカのミシガンで開催されるインターローケン国際ミュージック・キャンプに参加。 」とあり、  又、「1967年ミュンヘン工科大学入学。数学を専攻しながら、並行してミュンヘンとデトモルトの音楽大学で、指揮をヤン・クーツィール、マーティン・シュテファーニに、オーボエをマンフレッド・クレメントとヘルムート・ヴィンシャーマンに師事。1971年にケルン放送交響楽団のオーボエ奏者就任、1975年から同交響楽団のソロ・オーボエ奏者。1977年よりベルリン・フィルハーモニー管弦楽団にエキストラとして参加、1980

続自由時間のクラシック〔666〕現代の名Vnニストの Leonid Koganを聴く

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  今日の続自由時間のクラシックはウクライナ出身で、20世紀を代表するVn奏者の「  Leonid Kogan 」のアルバムをいくつか聴いてみることにします。巨匠「オイストラフ」と並び称されるVnニストで、「魔神と契約した天才」といわれています。もう既(1982年)に58歳歳で亡くなられており、現在のロシアとウクライナの戦争には関係がなさそうで、偉大なVn奏者として、このシリーズに登場してもらうことにしました。  指南書のレコ芸500(2017)ではVn協奏曲を中心に7点も推されており、日本のプロ評論家にも評価の高いVnニストです。手許には9点も保有していました、ウキペデアを読むと、パガニーニ、バッハ曲に加え、室内楽も秀逸で是非聴くべしとあり、Youtubeで追加検索をすることにしました。結果は下の通りで、時代が過ぎていますが、今でも、実力が高く評価されています。室内楽はまだまだ、ありそうです、追加検索ください。 「人となり」を簡単にピックアップしますと、「ウクライナのドニプロペトロウスク出身。父親は写真家で アマチュアのヴァイオリン奏者 。コーガン少年がヴァイオリン演奏に興味を示したので、アウアーの弟子のF・ヤンポリスキーに入門させた処、著しく上達したため、家族はコーガン少年がより高度な指導を受けられるようにモスクワ音楽院付属中央音楽学校に入学するため一家はモスクワに移住した。」 「コーガンは、大器晩成型のオイストラフとは対照的に、「魔神と契約した天才」と称される程の早熟の天才であった。公式デビューは1941年、モスクワ音楽院大ホールにおいて、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団との共演によりブラームスのヴァイオリン協奏曲を演奏した」とあります、 「1951年には、ブリュッセルのエリザベート王妃国際音楽コンクールにおいて、パガニーニの≪協奏曲 第1番≫で驚異的な演奏を披露、エミール・ソーレ作のカデンツァの解釈にも卓越したところを審査委員長ジャック・ティボーに示し優勝した。また、イザイ・メダルも受賞した。1955年には世界的な楽旅に出発、パリとロンドンに赴き、翌年には南米とアメリカ合衆国にも訪問した。」ともありました。  経歴、受賞暦はウキペデアが詳しいので一読ください。  今日は手許のアルバムから「 The Legacy Of Leonid Kogan (2) 」を

続自由時間のクラシック〔665〕現代の名ピアニストのMichel Béroffを聴く

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  今日の続自由時間のクラシックはフランス出身のNHKのピアノレッスンでおなじみの「 Michel Béroff 」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。久し振りにフランスのピアニストの登場です。今日のフランス人のピアニストのアルバム検索は悩みました。  手許のアルバムもドビュシー以外はシューマンだけで、追加を試みました。しかし、彼の場合、ドビュシーのピアノ曲が主体で、他のフランス作曲家も2-3人入れると、ほぼ、彼のアルバムが終える演奏家でした。指南書のレコ芸500(2017)ではプロコフイエフも入っていますが、やはり、フランス作品が主流です。  フランス人の愛国精神は独特でしょうか。他の指南書ではCPEバッハもありましたが、Youtubeでの検索ではみつかりませんでした。今日の検索結果はいささか、不十分でしたが、スーパーレッスンの情景のアルバムもあり、メシアン、フランスの作曲家中心でなんとか、まとまりました。  「人となり」をいくつかピックアップしますと「日本では、一般的にドビュッシーやラヴェルといったフランス印象主義音楽、ならびにバルトークやメシアンのスペシャリストとして連想されがちであるが、そのほかに、フランツ・ リストやムソルグスキー、プロコフィエフ といっ たヴィルトゥオーソ向けの難曲 を得意としており、さらにシューマンやブラームス、サン=サーンスといったロマン派音楽にも鋭い感性を発揮している。 」とありました。 また「一時期右手首を傷めて、指揮法の研究をしたり左手のためのレパートリーを探すなどしていたが、マルタ・アルゲリッチがアバド指揮ロンドン交響楽団との共演でラヴェルの《ピアノ協奏曲》をドイツ・グラモフォンに録音した際、《左手のための協奏曲》のソリストにベロフを起用するように進言した。これがきっかけとなって、ベロフがピアニストとして演奏界に返り咲くことができたと言われている。」 「その後はロンドンとパリで催された「ブーレーズ・フェスティバル」に参加し、ほかならぬブーレーズの指揮により、バルトークの《ピアノ協奏曲 第2番》の独奏者を務めた。」ともありました。 今日は手許のアルバムから「 Musique fancaise pour2」を聴きながら、ブログをまとめ、少ない検索結果から、広い範囲でいくつか選んで「 Liszt. Reminiscen

続自由時間のクラシック〔664〕現代の名指揮者のColin Davisを聴く

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 今日の続自由時間のクラシックは往年のクラシックファンだと良くご存知のイギリス出身の名指揮者の「 Colin Davis 」のアルバムをいくつか聴いてみることにします。巨匠に列せられなかったのには理由があるのでしょうか、オペラ、コンサートともに、誇張を排して堅実かつ克明に音楽をつくりあげていく指揮者で、カラヤンやアバドと違ったスタイルの指揮者でした。   日本のプロの評論家が推すアルバムは前述の二人に比べて少ないですが、レコ芸500(2017)では、43点も推薦されています。充分高い評価(巨匠相当)を得ています。他の指南書でも地味な指揮者として、いくつか採りあげていました、整理した結果は下の通りです。一方、手許は20枚もあるのですが、シベリウスとシューベルトがダブって集めており、この際、その他のアルバムをYoutubeで検索して、リストに追加すべく、検索した結果はしたの通りです。膨大なアルバムが投稿されており、いくつか聴けないアルバムもあります。指南書の推すアルバムはほぼ聞けそうです。まだまだ、ありそうです、追加検索ください。  既に2013年に他界され、段々、業績が消えていく、指揮者ですが、Youtubeが存続すれば、店頭からCDが消えても視聴できるのでしょうか。  「人となり」をいくつかピックアップしますと「生家が貧しく、ピアノを買うほどの金がなく、まず一番安い楽器のクラリネットから始める。王立音楽大学でさらにクラリネットを学ぶが、ピアノの演奏能力の欠如を理由に指揮法の履修は禁じられた。しかし同級生とカルマー管弦楽団(the Kalmar Orchestra)を結成し、しばしば指揮を執っていた。」とありました。今の様にピアノが買える時代は素晴らしい。  また、「1952年にロイヤル・フェスティバル・ホールに勤め、1950年代後半からBBCスコティッシュ交響楽団を指揮する。1959年に病身の オットー・クレンペラーの代理 でモーツァルトのオペラ『ドン・ジョヴァンニ』を指揮して一躍名声を馳せる。翌年にはグラインドボーン音楽祭で、モーツァルトの『魔笛』を指揮してトーマス・ビーチャムの代役を果たした。」ともありました。  得意とするジャンルについては「オペラ、コンサートともに、誇張を排して堅実かつ克明に音楽をつくりあげてゆき、とくにモーツァルト、ベルリオーズ、ストラビン