続自由時間のクラシック〔661〕現代の名VnニストのZino Francescattiを聴く
今日の続自由時間のクラシックはフランス出身のVn奏者の「Zino Francescatti」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。「Zino Francescatti」は既に1991年に亡くなられており、段々と忘れ去られる、パガニーニの名手の一人です。指南書によると、来日したことのないVnニストで、レコード、CDで聴く以外はなっかたそうです。いくつかの指南書からは彼の名前が消えていますが、数人のプロの評論家が今日の「Zino Francescatti」を推しています、巨匠の一人でしょうか。
レコ芸500(2017)では9点と数多く推され、もう一つの指南書*からも6点推されています。手許は3点しか保有しておらず、早速、Youtuveで細かく追加検索してみました。古い演奏ですが、多くはリマスターされ、復刻されており、音色の衰えを感じさせないアルバムが多くみつかりました。指南書の推すアルバムはほぼ、揃いそうですが、まだまだありそうです。是非、追加検索ください。
将来も、残っていて欲しいと思いますが、いずれ、名演奏が消えていくVnニストでしょうか、店頭からも、レコード会社も廃盤になり、個人の記憶からも消えていく世界の様です。
「人となり」をいくつかピックアップしますと、「3歳から両親の手ほどきを受けてヴァイオリニストとしての才能を開花させ、5歳でリサイタルを開くまでになった。10歳の時、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲と、パガニーニのゴッド・セイヴ・ザ・キング変奏曲を演奏した。その後も父親の指導に従って、マルセイユ音楽院で対位法と和声法を学んだ。」
「一時、法学の道を志したものの、21歳の時に父親が死去したため、家計を助けるためにヴァイオリニストへの道を選び、1924年にパガニーニのヴァイオリン協奏曲第一番を弾いて、パリ・デビューを飾り、ジャック・ティボーの薫陶を受けることになった。」とありました。
「1927年にはティボーの推薦でパリ音楽院のコンサートに出演した。ただし、この年からエコール・ノルマル音楽院の教授を1931年まで務めており、パリ音楽院には入学していない。また、この間に、コンセール・ストララムに団員として加わったほか、ガストン・プーレの主宰していたコンセール・プーレの副コンサート・マスターを務め、1930年にソリストとして独立した。」
「 1939年には渡米してニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団と共演してアメリカデビューを果たし、そのままニューヨークに定住した。」ともありました。
今日は手許のアルバムから「バースタインの指揮による、ニューヨーク・フィルハーモニ」の「Chausson、Saint-Saëns 、RavelのVn作品抜粋」を聴きながら、ブログをまとめ、検索できた、膨大なリストから、5曲ほどに限定することとして、「Zino Francescatti Plays Bach Chaconne」、「Beethoven - Violin Sonata No.10」、「Mozart, Violin Concerto No 4,」、「Paganini Concerto No.1」と「Saint-Saëns: Violin Concerto No. 3」を選んで聴いてみることにします。
往年の大巨匠(バーンスタイン他)の指揮したVn協奏曲の名曲★★★がかなり揃って聴けます。時間が許せば、是非、お試しください。
今日のお勧め曲
公開日 2022/6/22
演奏家名 Zino Francescatti
読み ジノ・フランチェスカッティ
音源 Youtube
出生地: フランス マルセイユ
生年 1902年8月
死亡: 1991年9月
分類 弦楽器奏者
知名度 名Vnニスト
レコ芸500&200CDヴァイオリン、ヴァイオリン・チェロの名曲・名演奏
・ ヴィターリ シャコンヌ
・ サンサーンス 序奏とロンド
・ ショーソン ポエム
・ ラヴェル ツイガーヌ
・ バーンスタイン セレナード
・ ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ
・ ブラームス Vnとチェロのための協奏曲 ◎
・ ドビュッシー ヴァイオリンソナタ◎
・ フォーレ ヴァイオリンソナタ1番◎
・ フランク ヴァイオリンソナタ◎
・ ラロ スペイン交響曲◎
・ モーツアルト Vn協奏曲4番◎
・ パガニーニ Vn協奏曲1番、カプリース◎
・ ラヴェル ヴァイオリンソナタ◎
・ サンサーンス Vn協奏曲3番◎
レコ芸500 2017では9点推薦 ◎
人となりウキペデア他より ジノ・フランチェスカッティ は、フランスのヴァイオリニスト。本名はルネ=シャルル・フランチェスカッティ マルセイユに生まれる。父フォルトゥナート(Fortunato Francescatti)はヴェローナ生まれで、バッジーニと、パガニーニの門人カミッロ・シヴォリに学んだヴァイオリニストであった。母エルネスタ・フェルー(Ernesta Feraud)はマルセイユの出身だが、父フォルトゥーナの門弟であった。
推薦図書
・ レコ芸500 2017 音楽之友社 (最新版・名曲名盤)◎
・ 200CD ヴァイオリン 立風書房
・ ヴァイオリン・チェロの名曲・名演奏 渡辺◎
・ クラシック不滅の名盤2007 音楽之友社
・ 名盤鑑定百科 各編 吉井著◎
・ 私だけのクラシック、宮城谷
手許CD(3) 詳細は下記のとおり
Youtube検索結果より
視聴回数の多い、短い曲抜粋
・ Debussy: Sonata No 3 (Francescatti, violin; Casadesus, piano)
・ Chausson / Zino Francescatti, 1957: Poeme for Violin and Orchestra,
Op. 25 - Original Columbia LP
・ GREAT MUSIC with ZINO FRANCESCATTI program no 99
・ ZINO FRANCESCATTI, violin. Pablo de Sarasate - Zigeunerweisen (Gypsy Airs), Op.20
・ J.S. Bach Violin Concerto BWV1042 Zino Francescatti 1971
・ Zino Francescatti Plays Bach Chaconne ★★
20分以上のアルバム抜粋
・ Beethoven - Violin Concerto in D major [Zino Francescatti - Bruno Walter ★★★
・ Beethoven Violinconcierto D Op.61/Zino Francescatti: Violín
・ ZINO FRANCESCATTI L. van Beethoven - Violin Sonata No.10,
in G, Op.96 [R. Casadesus, piano] ★★
・ Brahms / Zino Francescatti, 1956: Violin Concerto in D, Op. 77 -
Eugene Ormandy, Columbia LP
・ Brahms Violin Concerto Zino Francescatti Dimitri Mitropoulos 1958
・ Brahms: Violin Concerto in D major, Op. 77 - Zino Francescatti,
Leonard Bernstein, NY Philharmonic ★★★
・ Bruch Violin Concerto Zino Francescatti New York Philharmonic
Thomas Schippers 1975
・ César Franck: Violin Sonata - Zino Francescatti, Robert Casadesus (1947)
・ Francescatti Plays Kreisler (Arthur Balsam, piano) 1958
・ ino Francescatti & Robert Casadesus play Brahms Sonata No. 3 - Live, 1952
・ Mendelssohn: Violin Concerto, Francescatti & Mitropoulos (1954)
メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 フランチェスカッティ
・ Mozart, Violin Concerto No 4, Zino francescatti - Bruno Walter ★★
・ MOZART Vioolconcert in G K.V. 216 ZINO FRANCESCATTI, viool
・ Paganini Concerto No.1 Zino Francescatti Philadelphia Orchestra
Eugene Ormandy (1953) ★★
・ paganini, violin concert no 1 francescatti
・ Saint-Saëns: Violin Concerto No. 3, Francescatti & Mitropoulos (1950)
サン=サーンス ヴァイオリン協奏曲第3番 ★★
・ Sibelius Violin Concerto / Zino Francescatti,
New York Philharmonic, Bernstein (1965/2015)★★★
・ Zino Francescatti - Mozart: Violin Concertos Nos. 3 & 4 ★★★
・ Zino Francescatti & Eugenio Bagnoli live at Salzburger Festspiele 25-08-1958
・ Zino Francescatti (ML 5253) Sarasate, Saint- Saens, Chausson (Vinyl LP
・ Zino Francescatti plays Kreisler and Paganini ★★★
・ Zino Francescatti plays Lalo & Vieuxtemps ★★★
・ Zino Francescatti, Artur Balsam, Ravel - Sonata For Violin And Piano,
Tzigane, Kaddisch (196?)
・ Zino Francescatti, Pierre Fournier & Bruno Walter: Brahms:
Double Concerto (Hollywood 20-11-1959) ★★★
・ ミックスリスト - ジノ・フランチェスカッティ ★★★
指揮者追加情報 ロベール・カサドシュとは、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタの歴史的録音も残した。ブルーノ・ワルターと共演して録音したモーツァルトの協奏曲も人気が高い。また、ワルターとベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を録音しているが、この共演は日本のファンからの希望でもあったという。 しかしながら日本では、フランチェスカッティはミルシテインとともに、来日歴のない往年の名ヴァイオリニストとしても知られている。
「Zino Francescattiの手許リスト」です。 わずかですが、集めていました。 |
「 Bach Chaconne」です。 バッハの曲はかなり聴けそうです、 |
「 van Beethoven - Violin Sonata No.10」です。 Robert Casadesusとの評価の高い名演奏といわれています。 |
「Mozart, Violin Concerto No 4,」です。 大巨匠ワルター指揮によります。 |
「Paganini Concerto No.1」です。 Eugene Ormandy指揮の名曲・名盤です。いかがでしょうか |
「Saint-Saëns: Violin Concerto No. 3」です。 初めて聴く指揮者でした。 |
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