続自由時間のクラシック〔659〕現代の名指揮者のEdo De Waartを聴く
今日の続自由時間のクラシックはオランダ出身の名指揮者の「Edo De Waart」のアルバムをいくつか聴いてみることにします。この、現代の名指揮者・演奏家シリーズを始めて、来月には、もうすぐ、100人目になります。残念ながら、ロシアとウクライナの戦争のため、開戦以降、ロシア人の指揮者・演奏家の登場を控えております。
最近では、改めて、一国でこれだけ多くの音楽家を多く出している、ロシアの底力に驚きます。西側からの招聘が途絶えた、指揮者・演奏家はどうされているのでしょうか。早く、戦争が終わり平和になり、このブログで登場させたいのが、本音です。 今日の「Edo De Waart」はオランダ出身で問題はありませんが、ロシア生まれで、移住されて、別の国の国籍をもつ、音楽家も非常に多い様で、当面選択に配慮を要す必要があります。
今日の「Edo De Waart」はレコ芸500(2017)でも11点も推薦される、名指揮者で、特に、グリーグ、R・シュトラウス、ラフマニノフ、マーラーとオペラ指揮のアルバムが秀逸といわれています。手許は4点しかないので、Youtubeの力を借りて、リストを充実させるべく、検索してみました。トピックスに数多く投稿されており、いくつか、指南書の推すアルバムが揃いませんでしたが。結果的には大満足です。地味な指揮者だけに、日本での知名度はいささか低い様ですが、巨匠の一人ではないでしょうか。
「人となり」を簡単にピックアップしますと、「アムステルダム・スウェーリンク音楽院でオーボエとピアノを学び1962年に卒業。翌年、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の次席オーボエ奏者に任命される。1964年に23歳で、ニューヨーク のディミトリー・ミトロプーロス指揮コンクールで優勝。」
「賞の副賞として、ニューヨーク・フィルハーモニックでレナード・バーンスタインの助手を1年間経験する。オランダに帰国後、ベルナルト・ハイティンクのもとコンセルトヘボウ管弦楽団の指揮者助手に任命される。」とあり、珍しくオーボエ奏者だったそうです。
又、「20世紀音楽の熱心な擁護者として、サンフランシスコ時代にジョン・アダムズやスティーヴ・ライヒらの作品を初演・録音した。オペラ指揮者としても頻繁に活躍。サンフランシスコ交響楽団や、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団、シドニー交響楽団と共演して制作した録音は、膨大な数に残る。」
「上記の現代音楽のほかに、グリーグやリヒャルト・シュトラウス、ラフマニノフなどのレパートリーを得意とするが、近年はいわゆる「シンフォニック・ワーグナー」をシリーズ化し、《指環》・《トリスタンとイゾルデ》・《パルジファル》の3作の管弦楽抜粋版を録音、発表されたCDはコンセプチュアル・アート風のジャケットとあいまって音楽愛好家の目と耳を驚かせた。」とあります。
「現在ニュージーランド交響楽団の音楽監督、アントワープ交響楽団とオランダ放送フィルの名誉指揮者、ミルウォーキー交響楽団の桂冠音楽監督を務めるオランダ人指揮者」ともありました。しかし、コロナ下、ご高齢の現在も各国で指揮されているのか詳細は不明です。
今日は手許のアルバムから「ラフマニノフ管弦楽曲集」を聴きながら、ブログを纏めましたので、膨大な検索結果から、聴く機会の多くないアルバムを選び、「Grieg: Peer Gynt」、「Mozart: Serenade K. 375」、「Mozart, Oboe Concerto 」、「Stravinsky: Petroushka」と「Pelleas und Melisande」の5点に絞って聴いてみることにします。オペラ作品(殆どみつからない)とマーラは省いております。是非、いくつかお試しください。
今日のお勧め曲
公開日 2022/6/20
演奏家名 Edo De Waart
読み エド・デ・ワールト
音源 Youtube
出生地: オランダ アムステルダム
生年 1941年6月
死亡: -
分類 指揮者
知名度 名指揮者
レコ芸500(2017) の推薦アルバム抜粋
・ フランク 交響曲
・ グリーグ ペールギュント
・ マーラー 交響曲1、6番
・ モーツアルト セレナード7、9番
・ モーツアルト オーボエ協奏曲K314
・ ラフマニノフ 交響曲2番
・ ラフマニノフ ピアノ協奏曲3番
・ サンサーンス 交響曲3番 オルガン付
・ R・シュトラウス オーボエ協奏曲
・ レコ芸500(2017)では11点推薦
人となりウキペデア他より エド・デ・ワールトは、オランダの指揮者。管弦楽曲とオペラの両面に精通しており、とりわけオーケストラ・ビルダーとして傑出した能力で知られている。10を超える団体の音楽監督、首席指揮者を歴任し、数々のオーケストラを一流のアンサンブルへと育ててきた。
推薦図書
・ レコ芸500 2017◎
・ クラシック不滅の巨匠100 2008
・ クラシック不滅の名盤2007
・ 名盤鑑定百科各篇 吉井
・ 私だけのクラシック1001 宮城谷
・ 200CD指揮者とオーケストラ
・ 私だけのクラシック1001 宮城谷
手許CD(4) 詳細下記
Youtube検索結果より
視聴回数の多い短い曲抜粋 ★★★
・ The Ride of Valkyrie conducted by Edo De Waart
・ Grieg: Peer Gynt, Op. 23 - Prelude to Act 4 (Morning mood) ★★
・ Saint-Saëns: Symphony No.3 in C Minor, Op.78, R.176 - "Organ Symphony"
・ Harmonielehre: Pt. I
・ John Adams: Tromba Lontana (San Francisco Symphony ~ Edo de Waart) / Trains
・ Symphony No. 6 "Choral": II. Eis Gên Mêtera Pantôn (To the Earth, Mother of All)
・ Keuris: Sinfonia - Netherlands Radio Philharmonic Orchestra led by
Edo de Waart - Live Concert HD
・ Philippe Quint/Edo De Waart/ Bernstein Serenade Mov. V
・ Siegfried Idyll
・ Wolfgang Holzmair "Lieder eines fahrenden Gesellen" (Mahler)
de Waart, cond. 2005 Live
20分以上のアルバム
Mahler★★★
・ Mahler Symphonies #1-9 - de Waart, Netherlands Radio Philharmonic ★★★
・ Mahler Symphony #4 - Margiono, Netherlands Radio Philharmonic, de Waart
・ Mahler Symphony No. 6 - de Waart, Netherlands Radio Philharmonic
・ Mahler: Symphony No. 7 - Radio Philharmonic Orchestra led by
Edo de Waart - Live Concert HD
Mozart
・ Mozart: Divertimento in E-Flat Major, K. 166/159d
・ Mozart: Serenade in E-Flat Major, K. 375 ★★
・ Mozart, Oboe Concerto In C, K 314, Heinz Holliger, Oboe ★★
・ Mozart - Freimaurermusik
・ Mozart: Piano Concerto No. 27, Heidsieck & Vandernoot (1961)
モーツァルト ピアノ協奏曲第27番 ハイドシェック
その他
・ Brahms: Symfonie nr. 2, op.73 - Radio Filharmonisch Orkest o.l.v.
Edo de Waart - Live concert HD
・ Brahms: Symphony No. 3 - The Netherlands Philharmonic Orchestra led
by Edo de Waart - Live HD
・ Stravinsky: Petroushka - Sydney Symphony Orchestra, Edo de Waart conductor ★★
・ DE WAART conducts MENDELSSOHN - SYMPHONY N. 2 "LOBGESANG" OP. 52
・ Edo De Waart conducts Saint-Saens - Symphony n. 3 op. 78 "Organ"
・ Brucker - Symphony No.3 Conductor Edo de Waart Unknown Rehersal 1998 HQ
・ NZSO: Engage@Home - Beethoven Symphony No.7 in A Major with Edo de Waart
・ Chopin Piano Concerto No 2 in f - Stephen Hough,
Sydney Symphony Orchestra, Edo de Waart conductor
・ Michael Murray - Complete Recordings (Davies Symphony Hall II)
・ Reich: Variations for Winds, Strings and Keyboards
・ S Rachmaninov – The Isle of the Dead Ostrov myortvykh,
op 29 Edo de Waart • Rotterdam Philharmonic
・ MUSICALIA (Remastered) Vol. 19
・ Grieg: Peer Gynt, Op. 23
・ R.Strauss, Der Rosenkavalier-Edo de Waart
・ Oboe Concerto in D Major (Richard Strauss)★★★
Edo de Waart - Topic ★★★
・ Rachmaninoff: Symphony No.1
・ Pelleas und Melisande op.5 ★★
・ Symphony in C Richard Wagner
・ Symphony No. 8 in G major, opus 88 Antonin Dvorak
・ Symphony No. 6 in B Minor, Op. 74, "Pathétique" Tchaikovsky
・ 人気曲 - エド・デ・ワールト ★★★
・ ミックスリスト - エド・デ・ワールト ★★★
指揮者追加情報 20世紀音楽の熱心な擁護者として、サンフランシスコ時代にジョン・アダムズやスティーヴ・ライヒらの作品を初演・録音した。オペラ指揮者としても頻繁に活躍最近では、ジュネーブ大劇場で《ボリス・ゴドゥノフ》を、ザルツブルク音楽祭で《フィガロの結婚》を、サンタフェ・オペラで《ベアトリスとベネディクト》を上演。シドニーでは、1995年より演奏会形式で《指環》4部作を指揮し、2000年度シドニー・オリンピック芸術祭の一部として上演された《神々の黄昏》において、このプロジェクトを頂点へと至らしめた
「Edo De Waartの手許リスト」です。 4点も手許にあり、初めて聴く指揮者でした。 普段はこのフリーソフトで聴いております。 容易に音質変換可能でお勧めです。 |
「Grieg: Peer Gynt, Op. 23」です。全曲聴けそうです。 |
名曲「Mozart: Serenade K. 375」です。 人気は有りませんが、珍しいアルバムです。 |
「Mozart, Oboe Concerto K 314」です。 古いですがいかがでしょうか オーボエはホリガーです。 |
「Stravinsky: Petroushka」です。 順序がずれましたがいかがでしょうかシドニー饗のアルバムも多い指揮者です。 名古屋フイルでも指揮されている様です。 |
Arnold Schoenbergの「Pelleas und Melisande op.5」です。 こんなアルバムもみつかりました。いかがでしょうか |
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