続自由時間のクラシック〔657〕現代の名ホルン奏者のDennis Brainを聴く

 今日の続自由時間のクラシックはイギリス出身の夭折のホルン奏者の「Dennis Brain」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。ホルンは吹奏楽やオーケストラで、管楽器の一翼を担っておりますが、名曲となると、筆者は殆ど、知識がありません。いくつかの指南書・Ｗｅｂを参考にホルンの名曲を検索し、整理してみました。結果は②項に示しますがまだまだ有りそうです。

中でも代表的な曲は下に示すとおり、レコ芸５００（２０１７）で推す、モーツアルトとＲ・シュトラウスの協奏曲でしょうか。その他、指南書の推す曲も合わせて、纏めてみました。手許は「モーツアルトの協奏曲集ほか」１点だけですので、Ｙｏｕｔｕｂｅで追加検索してみました。似たようなアルバムがいくつか投稿されていましたが、指南書の推す、アルバムはほぼ、揃いそうです。ホルンに興味のある方は是非、追加検索ください。

　フルートや、トランペットに比べて、名曲・名盤も少ない世界です。今日の「Dennis Brain」の「人となり」をウキペデアほかでいくつかピックアップしますと「三代にわたってホルンの名手を産んだホルン一家の5人目の奏者。祖父、二人の伯（叔）もホルン奏者で、父オーブリー・ブレインは、BBC交響楽団の首席ホルン奏者としてロンドンの音楽界では著名な人物。SP時代の録音でホルンの活躍する曲はほとんどオーブリーによるほどである。」とありました。

「ブレインは21歳でシドニー・ビーア率いるロンドン・ナショナル交響楽団の首席奏者に指名された。そのときの録音、チャイコフスキーの交響曲第5番やファリャの『三角帽子』、ワーグナー の『ジークフリートのラインへの旅』で、ブレインの際立った音調を聴くことができる。」

「第二次世界大戦中には英国空軍に徴兵され、イギリス空軍中央軍楽隊の首席ホルン奏者を勤めた。ピアニストのデニス・マシューズと競演したベートーヴェンのホルン・ソナタの有名な録音もあり、演奏家としての地位は揺がなかった。」

しかし、残念ながら「1957年9月、エディンバラ音楽祭からの帰路、トライアンフTR2に乗っていたブレインは、ロンドンまであと約33キロというハートフォードシャーのハットフィールドを通過中に運転を誤って樹木に車をぶつけて即死した。」とありました。悲惨な最後を迎えた、ホルン奏者でした。今でも、多くの人が彼の演奏を懐かしむ、理由が分かりそうです。

　今日は手許の「モーツアルトの五重奏曲」を聴きながらブログをまとめ、検索したアルバムリストから、出来るだけ多くのアルバムを聴くべく、「Beethoven Horn Sonata」、「Hindemith: Horn Concerto」、「Brahms: Horn Trio」、「Britten - Serenade for tenor, horn and strings」「R.Strauss - Horn, Violin, concerto, etc」と「Schubert's Auf dem Strom 」の計６点も選んでみました。終日、ホルンの音を愉しむことになりそうです。省いた、モーツアルト協奏曲と五重奏曲は是非、お試しください。検索すると、親父の演奏も混在しています。

①今日のお勧め曲

公開日                                                                            2022/6/16

演奏家名                                                                             Dennis Brain

読み                                                                                      デニス・ブレイン

音源                                                                                     Ｙｏｕｔｕｂｅ

出生地：                                                                         イギリス ロンドン

生年                                                                                        1921年5月

死亡：                                                                                1957年9月

分類                                                                                       管楽器奏者

知名度                                                                              名ホルン奏者

レコ芸５００＆２００ＣＤ　管楽器、管楽器の名曲名演奏の推薦曲

・ ベートーヴェン　ホルンソナタ

・ ブリテン　セレナード

・ モーツアルト　ホルン協奏曲*

・ Ｒ・シュトラウス　ホルン協奏曲１，２番*

・ ヒンデミット　ホルン協奏曲

レコ芸５００　２０１７では２点*推薦　

人となりウキペデア他より デニス・ブレイン（Dennis Brain, 1921年5月17日 - 1957年9月1日）は、イギリスのホルン奏者である。死後の今日に至るも、世界中で最も卓越したホルン奏者のひとりとして知られる。独奏者としては、リヒャルト・シュトラウスのホルン協奏曲2曲とモーツァルトのホルン協奏曲4曲、同じくホルン五重奏曲（変ホ長調 K.407）、ヒンデミットのホルン協奏曲、ブラームスのホルン三重奏変ホ長調などの録音を残した。

推薦図書

・ レコ芸５００　２０１７　音楽之友社　（最新版・名曲名盤）◎

・ ２００ＣＤ　管楽器　立風書房◎

・ 管楽器の名曲・名演奏　伊藤◎

・ クラシック不滅の名盤２００７　音楽之友社

・ 名盤鑑定百科　各編　吉井著

・ 私だけのクラシック、宮城谷

手許ＣＤ（1） 詳細は下記参照ください。（モーツアルトホルン協奏曲１－４番、五重奏曲）

Youtube検索結果より　

視聴回数の多い、短い曲抜粋

・ Dennis Brain plays Beethoven Horn Sonata in F Major, Op.17　★★

・ 01デニスブレイン　ホルンソナタ

・ Bonus Content: The Dennis Brain Horn

・ Horn Sonata in F Major, Op. 17

・ Villanelle (2008 Remastered Version)

・ Schubert Auf dem Strom performed by Richard Lewis, 

　　　　　　Dennis Brain and Ernest Lush 1954

・ Adagio & Allegro in A flat, Op.70 (2008 Remastered Version) : 

・ A Midsummer Night's Dream, Op.61 - No.7 Nocturne (2008 Remastered Version)

・ Hindemith: Horn Concerto, Brain & Hindemith (1956) 

　　　　　ヒンデミット ホルン協奏曲 ブレイン　★★

・ Schumann - Adagio & Allegro op.70 - Brain / Britten

Haydn: Symphony No. 31 in D Major - "Horn Signal": I. Allegro

参 Francis Poulenc Elegie for Horn and Piano (In memory of Dennis Brain)

２０分以上のアルバム抜粋

・ Brahms: Horn Trio, Brain & Busch & Serkin (1933) ブラームス ホルン三重奏曲

　　　　　 ブレイン＆ブッシュ　★★

・ Britten - Serenade for tenor, horn and strings - Pears / 

　　　　　Brain / BBC SO / Hollingsworth　★★

・ Horn Trio in E-Flat Major, Op. 40: I. Andante. II. Scherzo.

　　　　　 Allegro III. Adagio mesto　Johannes Brahms

・ Mozart – Horn Concertos, Quintet in E flat. Dennis Brain – Horn, Herbert von Karajan

・ Mozart Horn Concertos / Dennis Brain / Philharmonia Orchestra, Herbert von Karajan

・ Mozart, Horn Concert No 2, 4 , Dennis Brain, horn

・ Mozart: Divertimento No. 17 (K. 334), LénerSQ & Brain (1939) 

　　　　　モーツァルト ディヴェルティメント第17番 レナー四重奏団

・ R.Strauss - Horn, Violin, concerto, etc, Wolfgang Sawallisch,

　　　　　 Dennis Brain, Sarah Chang　★★

・ Schubert's Auf dem Strom - Richard Lewis, Dennis Brain, Ernest Lush　

　　　　（歌曲　イオンザストリーム）★★

・ Sir Peter Pears; Dennis Brain; "SERENADE FOR TENOR, HORN & STRINGS;

　　　　　 Benjamin Britten

・ UE Department of Music- Faculty Recital: Dennis Brain 100

・ W.A.Mozart Quintet for Piano and Winds in E flat major K 452, 

　　　　　Colin Horsley / Dennis Brain

・ Digital album launch!‘Legacy, A Tribute to Dennis Brain’.

・ デニス・ブレイン　個人投稿

・ ミックスリスト - デニス・ブレイン

指揮者追加情報 「独奏者としては、リヒャルト・シュトラウスのホルン協奏曲2曲とモーツァルトのホルン協奏曲4曲、同じくホルン五重奏曲（変ホ長調 K.407）、ヒンデミットのホルン協奏曲、ブラームスのホルン三重奏変ホ長調などの録音を残した。なおオーケストラメンバーとしてのブレインを含めた網羅的ディスコグラフィがブランディス大名誉教授Robert L. Marshallによって作成されていて、四訂版は国際ホルン協会のウェブ上で公開されている」とありました。

「Dennis Brainの手許リスト」です。
１点だけですが、協奏曲４曲と五重奏曲が入っていました。

「Beethoven Horn Sonata」です。指南書に推薦あった曲です。

「Hindemith: Horn Concerto」です。
ヒンデミット自ら指揮したアルバムです。

「Brahms: Horn Trio」です。参考までに
親父の演奏のアルバムです。息子の方も有ります。

「Britten - Serenade for tenor, horn and strings」です。
名曲・名演奏のアルバムです

「R.Strauss - Horn, Violin, concerto, etc」です。
サヴァリッシュ指揮で、、サラチャン（Ｖｎ）も登場します。

「Schubert's Auf dem Strom」です。
歌曲の伴奏です。初めて聴くことになります。

②ホルンの名曲について

ホルンの主な名曲について下記に整理してみました、出来れは最近の演奏者を数人とり上げて聴いてみる予定です。

　　　　　　　主なホルンの名曲リスト

・ シューマン：4本のホルンと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック

・ シューマン　アダージョとアレグロ

・ リヒャルト・シュトラウス：交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」

・ リヒャルト・シュトラウス：交響詩「英雄の生涯」

・ リヒャルト・シュトラウス：ホルン協奏曲第１、２番

・ ウェーバー：狩人の合唱

・ ブラームス：ホルン三重奏曲 変ホ長調 作品40

・ ホルスト：組曲「惑星」より”木星”

・ モーツァルト：ホルン協奏曲第1番 ニ長調 K.412

・ モーツァルト：ホルン協奏曲第2番 変ホ長調 K.417

・ モーツァルト：ホルン協奏曲第3番 変ホ長調 K.447

・ モーツァルト：ホルン協奏曲第4番 変ホ長調 K.495

・ モーツァルト　　五重奏曲 K.407　、音楽の冗談

・ ヨハン・シュトラウス2世：ポルカ「狩り」

・ ラヴェル：亡き王女のためのパヴァーヌ

・ ヒンデミット　ホルン協奏曲

・ ベートーヴェン　ホルンソナタ

・ ブリテン　セレナード