続自由時間のクラシック〔656〕現代の名チェロ奏者のHeinrich Schiffを聴く
今日の続自由時間のクラシックはオーストリア出身のチェロ奏者(指揮者)の「Heinrich Schiff」のアルバムをいくつか聴いてみることにします。指揮者としての活躍は晩年(1990年)にいくつかのオーケストラを指揮されたとあります、一般的には有名なチェロ奏者の一人であります。2008年に脳卒中(57歳)で体調を崩し、一時、演奏から離れていて、2009年に復帰したが、2012年にはチェロ演奏も停止したとあります。2016年にウイーンにて、65歳で亡くなったそうです。
豪快な演奏で、チェロ好きの筆者は大好きな演奏家の一人ですが、もう、演奏が聴けないとは残念です。ウキペデアは簡単に経歴が紹介されていますが、録音した、デスクは詳しく(18点)示されています。もう数年すると、忘れ去られるのでしょうか。最近、アルバムが追加特集で発売されているようです。
レコ芸500(2017)では4点を推されていました。手許は6点程ありましたが、Youtubeで追加検索することで、彼のリストを充実追加することにします。晩年の指揮アルバムも見つかりました。検索結果は下のとおりで、指南書の推すアルバムは全部揃いませんでした。もう少しありそうです。追加検索ください。
「人となり」を簡単にピックアップすると「いくつかのコンクールでの入賞を基に音楽キャリアをスタートさせたが、1972年にオーストリアのグラーツで開かれた国際現代音楽協会(ISCM)演奏会で病気のムスティスラフ・ロストロポーヴィチの代役としてルトスワフスキのチェロ協奏曲を演奏し大絶賛を博し、これにより彼の名が世界に知れ渡るようになった」とありました。
また「病のため2012年より指揮に専念、指揮者としても一時代を築きました。メジャー・レーベルからの音源の復刻ももちろんですが、初CD化される音源が多いことでアルバムが増えています。特におすすめはショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番。」ともありました。
今日は手許の「Dvorak, Elgar - Cello Concertos」を聴きながら、ブログをまとめ、検索できたアルバムから、チェロ曲を中心に比較的聴く機会が多くないアルバムから「 Wieniawsk, Scherzo Tarantelle Op. 16」、「Shostakovich, Cello Concerto No.2」、「Schnittke - Sonata for Cello and Piano」、「Lutoslawski: Cello Concerto」と「Beethoven, Clarinet trio op 11」の計5点を聴いてみることにします。省きました、バッハや、ドヴォルザーク、シューマンのアルバムも勿論、聴くことができます、是非、いかがでしょうか。指揮作品もいくつかお試しください。
今日のお勧め曲
公開日 2022/6/15
演奏家名 Heinrich Schiff
読み ハインリヒ・シフ
音源 Youtube
出生地: オーストリア グムンデン
生年 1951年11月
死亡: 2016年12月
分類 弦楽器奏者
知名度 名Vcニスト
レコ芸500&200CDヴァイオリンの推薦曲
・ ツイマーマン パ・ドウ・トロア形式によるチェロ協奏曲
・ ラロ チェロ協奏曲
・ ベートーヴェン ピアノ三重奏曲◎
・ エルガー チェロ協奏曲◎
・ シューベルト 弦楽五重奏曲◎
・ シューマン チェロ協奏曲◎
レコ芸500 2017では4点推薦 ◎
人となりウキペデア他より 6歳でピアノ、9歳でチェロを始める。1967〜72年ウィーン音楽アカデミーでトビアス・キューネ、アンドレ・ナヴァラに師事。卒業後ジュネーブ、ウィーン、ワルシャワなどのコンクールで入賞。’72年グラーツの国際現代音楽祭でロストロポーヴィチの代役としてルトスワスキのチェロ協奏曲を演奏して好評を得た。’80年代から指揮活動も行い、’90年英国のノーザン・シンフォニア管弦楽団芸術監督、2005〜2008年ウィーン室内管弦楽団首席指揮者、2009年よりリンツ・ブルックナー管弦楽団首席客演指揮者を務める。1992年初来日公演。
推薦図書
・ レコ芸500 2017 音楽之友社 (最新版・名曲名盤)◎
・ 200CD ヴァイオリン 立風書房◎
・ ヴァイオリン・チェロの名曲・名演奏 渡辺
・ クラシック不滅の名盤2007 音楽之友社
・ 名盤鑑定百科 各編 吉井著
・ 私だけのクラシック、宮城谷
手許CD(6) 詳細は下記の「とおり
Youtube検索結果より
視聴回数の多い、短い曲抜粋 ★★★
・ Heinrich Schiff: J.S. Bach - Solo Suite No. 3 in C major, BWV 1009
・ Dvořák: Cello Concerto in B Minor, Op. 104, B. 191
・ Edward Elgar: Cello Concerto op. 85 - Heinrich Schiff - 1st & 2nd Mvts.
・ Heinrich Schiff - Wieniawsk, Scherzo Tarantelle Op. 16 ★★
20分以上のアルバムから抜粋
・ Heinrich Schiff, Dmitri Shostakovich Cello Concerto No. 1 in E-flat major, Opus 107
・ Heinrich Schiff, Schumann Cello Concerto in A minor, Op. 129
・ Txaikovski Trio - Ivry Gitlis, violin - Heinrich Schiff, cello - Polina Leschenko, piano
・ Joseph Haydn Cello Condcerto in D major H.VIIb No.2, Heinrich Schiff
・ Joseph Haydn Cello Concerto in C major H.VIIb No.1, Heinrich Schiff
・ Shostakovich, Cello Concerto No.2, Op.126, Heinrich Schiff,
Conductor: Maxim Shostakovich, 1984 ★★
・ BRAHMS - Sonata No.1 para Cello con Heinrich Schiff
・ Heinrich Schiff- Bach Cello Suite No. 6 in D Major
・ Beethoven Cello Sonata Op.69, Heinrich Schiff, C.Zacharias,
Live, Salzburg Festival 1982
・ Brahms Piano Trio No. 1 - Ulf Hoelscher, Heinrich Schiff, Christian Zacharias
・ Heinrich Schiff & Paul Gulda: Schnittke, Piazzolla & Martinů (1988)
・ S Rachmaninov – Sonata in G minor for cello and piano, op 19
Heinrich Schiff & Elisabeth Leonskaja
・ H.Schiff, Celibidache - Dvořák Cello Concerto in B minor, Op. 104
・ Schubert String Quintet in C D. 956 Hagen Quartet/Heinrich Schiff
・ ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 作品104 シフ, プレヴィン 1992
・ Alfred Schnittke - Sonata for Cello and Piano (1988) ★★
・ Lutoslawski: Cello Concerto ~ Heinrich Schiff, Saar Radio SO, Jan Krenz ★★
・ Beethoven, Clarinet trio op 11 , Buchbinder, Sabine Meyer, Heinrich Schiff★★
・ Schumann, Concerto pour violoncelle (Heinrich Schiff, OPRL,
Pierre Bartholomée, 1982)
・ Beethoven - Gassenhauer-Trio - Sabine Meyer Klarinette -
Heinrich Schiff Cello - Rudolf Buchbinder
指揮作品★★★
・ Beethoven: Symphony no.5 - Heinrich Schiff conductor [HD]
・ Schubert - Death and the Maiden/Heinrich Schiff/YMS Orchestra
・ A.Bruckner - 4.symphony - part 2 - Cph.Phil - Heinrich Schiff
・ ミックスリスト - ハインリヒ・シフ ★★★
指揮者追加情報 1990年から指揮活動にも旺盛に取り組むようになり、世界各地のオーケストラに招かれた。ブレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー管弦楽団、ノーザン・シンフォニア、コペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団、ムジーク・コレギウム・ヴィンタートゥアーなどの首席指揮者、首席客演指揮者を歴任し、1990年からリンツ・ブルックナー管弦楽団首席客演指揮者を務めた。.1992年初来日公演。
「Heinrich Schiffの手許リスト」です。 ハイドン、ベートーヴェン、シューマン、 ドヴォルザークなど、6点保有、主流の協奏曲作品は手許に有りそうです。 |
「Wieniawsk, Scherzo Tarantelle Op. 16」です。 短い曲ですが、初めて聴く様です。 |
「Shostakovich, Cello Concerto No.2, Op.126」です。 古い録音ですが、ショスターコーヴィッチの指揮作品です。 |
「Schnittke - Sonata for Cello and Piano」です。 こちらも初めて聴く様です。いかがでしょうか |
「Lutoslawski: Cello Concerto」です。 代役で演奏し評判を得た曲です。 |
「Beethoven, Clarinet trio op 11」です。 珍しいメンバの室内楽です。 |
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