続自由時間のクラシック〔658〕現代の名ピアノ三重奏団のSuk Trioを聴く
今日の続自由時間のクラシックはチェコ出身のメンバで結成された「Suk Trio」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。段々、忘れ去られる、ピアノトリオですが、一時代を築いたトリオで、日本でも公演され、多くの名演を残しています。中心のVnニストの「Josef Suk」は他の室内楽団、単独ソナタ演奏でも有名で、トリオのメンバと異なる、他の室内楽団と五重、六重奏曲などに参加、数多く残しています。
トリオ作品より、むしろ、単独作品が多くて、いい評価されている。今日は少しややこしいですが、先ず、スークトリオで、アルバムを検索し、Vnニスト 「Josef Suk」でも検索してみました。結果は下の表のとおりで、レコ芸50(2017)では「Suk Trio」が3点、「Josef Suk」が5点推されていました。他の指南書の推すアルバムも含めて整理した結果を記しておきます。もう少し時間を掛ければ、まだまだ、ありそうです。
手許アルバムを調べると「Suk Trio」で6点、「Josef Suk」で10点保有している様でした。曾祖父が作曲家「ドヴォルザーク」であった、「Josef Suk」の知名度は絶大で、今日は2本立てでいくつか聴いてみることにします。解散した「Suk Trio」を調べるとウキペアの記載は殆どなく、「Josef Suk」の方が詳しい情況でした。一方、アルバムの宣伝のためのWebは数多く投稿されています。祖父のスークのアルバムも混在しています。
「人となり」をいくつか簡単にピックアップしますと「最終メンバーは、ヤン・パネンカ(p)、ヨゼフ・スーク(vn)、ヨゼフ・フッフロ(vc)からなる。3名ともプラハ音楽院出身。スークはドヴォルザークの曾孫であり、ソリストとしても世界的に活躍し、他の2人も同じくチェコを代表するソリストとして活躍している。」「室内楽奏者としての密なアンサンブルとソリストとしての豊かな自発性を兼ね備えた、世界でもトップ・クラスのピアノ・トリオである」とありました。
また、「ヨゼフ・スーク(Josef Suk、1929年8月8日 - 2011年7月6日)は、チェコのヴァイオリン奏者。ヴィオラ演奏でもよく知られる。ボヘミア・ヴァイオリン楽派の継承者として美しい音色と気品ある歌いぶりで評価されていた。ヨゼフ・スークはチェコの作曲家ドヴォルザークの曾孫であり、同姓同名の作曲家ヨセフ・スクは祖父である。チェコ語のJosefの発音はヨゼフであるが、慣用でヨセフとされてきたので複数の表記がある。」ともありました。
今日は手許のアルバムから「ドヴォルザーク・コレキション」を聴きながらブログをまとめ、手許に無いアルバムを中心に「Dvorak - Piano Trio No.4」、「Brahms Piano Trio No.2」、「Beethoven: Piano Trio No. 7」、「Smetana - Piano trio」、そして、ヨゼフ・スーク単独から「Bach: Violin sonata」と「Beethoven, Violin Concerto」の計7点を選んで聴くことにします。
紙面の関係で省いている曲が多い点ご容赦ください。適宜、追加検索して、お楽しみください。
今日のお勧め曲
公開日 2022/6/17
演奏家名 Suk Trio
読み スークトリオ
音源 Youtube
国名 チェコ
結成 1951年
解散 1990年
規模・メンバ Josef Suk(Vn) パネンカ (pf) フフッフロー(Vc)
分類 室内楽団
知名度 有名室内楽団
レコ芸500&名盤鑑定百科の推薦曲
・ ベートーヴェン ピアノ三重奏曲7番 大公◎
・ シューベルト ピアノ三重奏曲1番◎
・ チャイコフスキー ピアノ三重奏曲 ある偉大な芸術家の思い出の為に◎
・ メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲1番
・ ドヴォルザーク ピアノ三重奏曲
補填 Josef Suk単独
・ JSバッハ Vnとチェンバロのためのソナタ◎
・ ベートーヴェン Vnソナタ9番◎
・ ブラームス Vnソナタop78,109,108◎
・ ドヴォルザーク Vn協奏曲◎、弦楽五重奏曲、弦楽六重奏曲
・ フランク Vnソナタ◎
・ Vnとチェロの為の作品集
・ モーツアルト弦楽五重奏曲
・ トリオではレコ芸500(2017)では3点◎推薦
・ Josef Sukではレコ芸500(2017)では5点
人となりウキペデア他より(訳文) Suk Trioは1951年に設立され、1990年に解散したチェコのピアノトリオでした。彼らは3月5日にJosef Suk、JiříHubička、SašaVečtomovとプラハのRudolfinum Hallでデビューしました。チェコのピアノ・トリオ。1952年結成。メンバーはヤン・パネンカ(p)、ヨゼフ・スーク(vn)、ヨゼフ・フッフロ(vc)からなる。3名ともプラハ音楽院出身。スークはドヴォルザークの曾孫であり、ソリストとしても世界的に活躍し、他の2人も同じくチェコを代表するソリストとして活躍している。室内楽奏者としての密なアンサンブルとソリストとしての豊かな自発性を兼ね備えた、世界でもトップ・クラスのピアノ・トリオである
・ レコ芸500(2017)◎
・ カルテットの名曲・名演奏 渡辺和
・ モ-ツアルト名盤大全
・ クラシック名盤鑑定百科 室内楽編 吉井亜彦◎
・ 名盤大全 室内楽編◎
・ 私だけのクラシック1001 宮城谷
手許CD(16) 詳細は添付リスト トリオ6点、スーク 10点
Youtube検索結果より
視聴回数の多い短い曲抜粋
・ Josef Suk: Trio in C minor Op. 2
・ Brahms / Piano Trio No.2 C major mov.2 / SUK TRIO
・ Smetana Piano Trio G minor 1st movement Suk, Panenka, Fukačová
・ Trio for Piano, Violin and Cello No. 7 in B flat major Archduke,
Op. 97 - Allegro moderato
・ Josef Suk - Piano Trio C minor, Op.2 wmv
20分以上
・ ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲 第1番 変ロ長調 作品21 B51 スーク・トリオ 1977
・ ドヴォルザーク:ピアノ四重奏曲 第2番 変ホ長調 作品87 B162 スーク・トリオ 1982
・ ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲 第3番 ヘ短調 作品65 B130 スーク・トリオ 1977
・ ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲 第4番 ホ短調 作品90 B166《ドゥムキー》
スーク・トリオ 1978
・ Dvorak - Piano Trio No.4“ Dumky” Suk Trio ★★
・ Suk Trio - Dvorak : Piano Trio No.3 Op.65, No.4 Op.90 'Dumky'
・ Katchen, Suk, Starker, Brahms Piano Trio No.1 in B major Op.8
・ Brahms. Piano Trio No 1 in B major, Op. 8 (1967, Suk Trio, from LP)
・ Brahms. Piano Trio No 3 in C minor, op. 101 (1967, Suk Trio, from LP)
・ Beethoven, Archduke Trio, Suk Trio
・ Beethoven: Piano Trio No. 7 'Archdue' - Suk Trio ★★
・ Beethoven - Piano trio n°3 - Suk Trio 1983
・ Mendelssohn - Suk Trio (1967) Piano Trio No. 1 In D Minor, Op. 49
・ Smetana - Piano trio - Suk Trio ★★
・ The Suk Trio, Suk: Elegy, Op. 23, Smetana: Trio in G minor, Op. 15.
Supraphon. String Quartet
Josef Suk Vn奏者として
・ Katchen, Suk, Starker, Brahms Piano Trio No.2 in C major Op.87
(スークトリオと異なる別メンバ)★★
・ Beethoven: Violin sonatas (6-10) Suk.
・ Bach: Violin sonata in C major. Josef Suk ★★
・ Josef Suk / André Navarra, Brahms Double Concerto Op.102, Karel Ančerl
・ Josef Suk Asrael Symphony - Rafael Kubelík
・ Josef Suk Pohádka (Fairy Tale) Op.16, Jiří Bělohlávek
・ Beethoven, Violin Concerto , Josef Suk,violin ★★
・ Dvořák - Romantic pieces - Suk / Hála 1956
・ Bach: Chaconne (1/2) Josef Suk
・ ミックスリスト - スーク・トリオ ★★★
・ ミックスリスト - ヨセフ・スク ★★★
演奏家追加情報 「Josef Sukはスプラフォンを中心として録音も多く、チェコのスメタナ弦楽四重奏団と共演したモーツァルトの弦楽五重奏曲では第1ヴィオラを担当し、1981年度のレコード・アカデミー賞を受賞するなど室内楽においてはヴィオラ奏者としての活動でも評価を得た。ボヘミア・ヴァイオリン楽派の重鎮だったヤロスラフ・コチアンの秘蔵弟子として英才教育を受ける。プラハ音楽院卒業後、プラハ四重奏団の第1ヴァイオリン奏者として音楽活動を開始する。その後も、チェロのヨゼフ・フッフロ、ピアノのヤン・パネンカと「スーク・トリオ」を結成するなど、室内楽において活動を盛んに行う一方、ソリストとしても1959年から世界ツアーを行うなど名声を得た。」とありました。
「★Suk TrioとJosef Sukの手許リスト」です。 スークトリオと、Vn奏者のスークと合体してみました。 |
「Dvorak - Piano Trio No.4“ Dumky”」です。 曾祖父の作品を演奏できるとは素晴らしい |
「Beethoven: Piano Trio No. 7 'Archdue'」です。 LPですがいかがでしょうか |
「Smetana - Piano trio - Suk Trio」です。 初めて聴く様です。 |
「Katchen, Suk, Starker, Brahms Piano Trio No.2 」です。 同じピアノトリオ作品ですがスークメンバは異なり、 いくつもの異なるメンバでの演奏があります。 |
「Bach: Violin sonata」です。 いくつかVn演奏を選んでみました。 「Josef Suk」のアルバムは評価が高い様です。 |
「Beethoven, Violin Concerto」です。 こちらもいかがでしょうか |
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