続自由時間のクラシック〔666〕現代の名Vnニストの Leonid Koganを聴く
今日の続自由時間のクラシックはウクライナ出身で、20世紀を代表するVn奏者の「 Leonid Kogan」のアルバムをいくつか聴いてみることにします。巨匠「オイストラフ」と並び称されるVnニストで、「魔神と契約した天才」といわれています。もう既(1982年)に58歳歳で亡くなられており、現在のロシアとウクライナの戦争には関係がなさそうで、偉大なVn奏者として、このシリーズに登場してもらうことにしました。
指南書のレコ芸500(2017)ではVn協奏曲を中心に7点も推されており、日本のプロ評論家にも評価の高いVnニストです。手許には9点も保有していました、ウキペデアを読むと、パガニーニ、バッハ曲に加え、室内楽も秀逸で是非聴くべしとあり、Youtubeで追加検索をすることにしました。結果は下の通りで、時代が過ぎていますが、今でも、実力が高く評価されています。室内楽はまだまだ、ありそうです、追加検索ください。
「人となり」を簡単にピックアップしますと、「ウクライナのドニプロペトロウスク出身。父親は写真家でアマチュアのヴァイオリン奏者。コーガン少年がヴァイオリン演奏に興味を示したので、アウアーの弟子のF・ヤンポリスキーに入門させた処、著しく上達したため、家族はコーガン少年がより高度な指導を受けられるようにモスクワ音楽院付属中央音楽学校に入学するため一家はモスクワに移住した。」
「コーガンは、大器晩成型のオイストラフとは対照的に、「魔神と契約した天才」と称される程の早熟の天才であった。公式デビューは1941年、モスクワ音楽院大ホールにおいて、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団との共演によりブラームスのヴァイオリン協奏曲を演奏した」とあります、
「1951年には、ブリュッセルのエリザベート王妃国際音楽コンクールにおいて、パガニーニの≪協奏曲 第1番≫で驚異的な演奏を披露、エミール・ソーレ作のカデンツァの解釈にも卓越したところを審査委員長ジャック・ティボーに示し優勝した。また、イザイ・メダルも受賞した。1955年には世界的な楽旅に出発、パリとロンドンに赴き、翌年には南米とアメリカ合衆国にも訪問した。」ともありました。 経歴、受賞暦はウキペデアが詳しいので一読ください。
今日は手許のアルバムから「The Legacy Of Leonid Kogan (2)」を聴きながら、ブログをまとめ、検索できた膨大なアルバムリストから、長短のアルバムから「Bach Chaconne BWV 1004, 」、「Paganini - Nel cor più」、「6 Sonatas for Violin & Harpsichord」、「Beethoven - Piano trio op.97 」、「Leonid Kogan Grieg, De Falla, Granados」と「Tchaikovsky - Piano trio 」の計6点を選んで聴いてみることにします。
★★★は紙面の都合で省いていますが、名曲・名盤です、是非お試しください。後日、じっくり、聴きたいVnニストでしょうか。
今日のお勧め曲
公開日 2022/6/29
演奏家名 Leonid Kogan
読み レオニード・コーガン
音源 Youtube
出生地: ウクライナ ドニプロ
生年 1924年11月
死亡: 1982年12月
分類 弦楽器奏者
知名度 名Vnニスト
レコ芸500&200CDヴァイオリン、の推薦曲
・ JSバッハVnとチェンバロのためのソナタ集
・ コーガン大全集(全30巻)
・ ブルッフ Vn協奏曲1番◎
・ メンデルスゾーン Vn協奏曲◎
・ パガニーニ Vn協奏曲1番◎
・ プロコフイエフ Vn協奏曲1、2番◎
・ ショスターコーヴィッチ Vn協奏曲1番◎
・ チャイコフスキー Vn協奏曲◎
・ チャイコフスキー ピアノ三重奏曲 ある偉大な芸術家の思い出の為に◎
レコ芸500 2017では7点推薦 ◎
人となりウキペデア他より レオニード・ボリソヴィチ・コーガンは ウクライナ出身のソ連の名ヴァイオリニスト。同郷の親友ダヴィッド・オイストラフに同じくユダヤ系。コーガンの夫人は、有名な大ピアニストエミール・ギレリスの妹エリザヴェータ。エリザヴェータもヴァイオリニストで全ソ連コンクール第二位、1937年のイザイコンクール第三位、いずれもオイストラッフに次ぐ成績。
推薦図書
・ レコ芸500 2017 音楽之友社 (最新版・名曲名盤)◎
・ 200CD ヴァイオリン 立風書房
・ ヴァイオリン・チェロの名曲・名演奏 渡辺◎
・ クラシック不滅の名盤2007 音楽之友社
・ 名盤鑑定百科 各編 吉井著◎
・ 私だけのクラシック、宮城谷
手許CD(10) 詳細は下記の「とおり
Youtube検索結果より
視聴回数の多い、短い曲抜粋
・ Bach Violin Sonata No.1 BWV 1014(Leonid Kogan 1972)
・ Ciaccona from Partita No. 2 in D Minor, BWV 1004
・ Leonid Kogan plays Bach Chaconne BWV 1004, 1954 live ★★
・ Kogan Plays Paganini Caprice 24 ★★★
・ Leonid Kogan - Paganini - Nel cor più non mi sento (HD) ★★
・ Leonid Kogan - Sarasate Zigeunerweisen, Op. 20
・ Leonid Kogan - Tchaikovsky: Violin Concerto in D major Op.35, I.
Allegro moderato - Moderato assai
・ Leonid Kogan plays Tchaikovsky Meditation in D minor, op.42 n.1
・ Trio avec piano in A Minor, Op. 50: I. Pezzo elegiaco (Moderato assai)
20分以上のアルバム抜粋
Bach★★★
・ Leonid Kogan Plays Bach
・ Leonid Kogan plays Bach Partita no.1 BWV 1002. live
・ J.S.Bach: 6 Sonatas for Violin & Harpsichord (Leonid Kogan, Karl Richter )★★
Beethoven ★★★
・ Beethoven - Violin sonata n°5 "Spring" - Kogan / Gilels
・ Beethoven - Piano trio op.97 - Kogan / Rostropovich / Gilels ★★
・ Beethoven Violin Sonata No. 3 in E Flat Major Op.12 No.3 / Leonid Kogan
・ Leonid Kogan - Beethoven:Violin Concerto in D major, Op. 61
その他
・ Bruch: Violin Concerto No. 1 in G minor, Op. 26 - Leonid Kogan,
Lorin Maazel, Berlin Radio Symphony ★★★
・ Catoire - Piano trio - Kogan / Rostropovich / Goldenweiser
・ Khachaturian - Violin concerto - Kogan / Khachaturian ★★★
・ Lalo - Symphonie Espagnole, Op. 21 / Remastered
(reference recording: Leonid Kogan, Charles Bruck) ★★★
・ Leonid Kogan - Paganini Concerto 1 - Radio Broadcast 1950
・ Leonid Kogan - Shostakovich: Violin Concerto No.1 in A minor, Op.99 ★★★
・ Leonid Kogan Grieg, De Falla, Granados ★★
・ Leonid Kogan Mendelssohn & Bruch - Concertos For Violin, Maazel & Berlin RSO
・ Leonid Kogan- Paganini Caprices No. 4, 6, 7, 9, 21 & 24 ★★★
・ Leonid Kogan plays Brahms Violin Concerto Op.77 (Kondrashin 1967) ★★★
・ Leonid Kogan with Andrei Mytnik - Encores by Kogan
・ Leonid Kogan, Tchaikovsky Violin Concerto in D major Op.35 1956 ★★★
・ Mendelssohn - Violin concerto - Kogan / OSCC / Silvestri ★★★
・ Rachmaninov - Trio élégiaque n°2 op.9 - Kogan / Luzanov / Svetlanov
・ Tchaikovsky - Piano trio - Kogan / Rostropovich / Gilels ★★
・ Tchaikovsky - Violin concerto - Kogan / Nebolsin ★★★
・ ミックスリスト - レオニード・コーガン ★★★
・ Leonid Kogan Paganini ミックスリスト★★★
指揮者追加情報 「コーガンは室内楽の録音に積極的で、ギレリスのピアノ、ロストロポーヴィチのチェロにより、ベートーヴェン、シューマン、サン=サーンス、ブラームス、チャイコフスキー、フォーレらのピアノ三重奏曲やピアノ四重奏曲を録音した。またコーガンは、エフゲーニ・スヴェトラーノフのピアノと、ルザノフのチェロにより、別のピアノ・トリオを結成してもいる。 コーガンはヴィルトオーソ(パガニーニ、ヴィニャフスキー、サラサーテ)の作曲した小品の演奏にも優れ、技巧・音色・情熱、まるで、作曲者の歴史的大バイオリニストが乗り移ったような入魂の演奏が記録されている。」とあり、今回、探しきれていない、アルバムがあります。
「Leonid Koganの手許リスト」です。 集めるだけで、一度も聴いたことのない、Vnニストでした。 |
「Bach Chaconne BWV 1004」です。先ずこれからいかがでしょうか。 バッハはかなり揃って聴けそうです。 |
「 Paganini - Nel cor più」です。 こちらは映像が鮮明でお勧めです。 |
「J.S.Bach: 6 Sonatas for Violin & Harpsichord」です。 このアルバムは是非お試しください。 |
「Beethoven - Piano trio op.97」です。 今は亡き3人の名演奏者です。 |
「Leonid Kogan Grieg, De Falla, Granados」です。 こんなアルバムも見つかりました。 |
「Tchaikovsky - Piano trio」です。 こちらも是非いかがでしょうか。 |
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