続自由時間のクラシック〔695〕現代の名コントラバス奏者のGary Karrを聴く
今日の続自由時間のクラシックは珍しいコントラバスのソリストから「Gary Karr」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。このブログを開いたことにより、これまで聴いたことのない演奏者のアルバムを聴ける機会をえて、リタイア後の遊びが増えた様で、毎日、投稿出来ることを愉しんでいます。
弦楽器の中でも、最も重低音を支える、コントラバスは独奏向きの楽器では、ないようですが、それでも、いくつか、この楽器専用に、作曲されており、数人の独奏する演奏家が存在します。オーケストラの中に巨大なコントラバスは壮観ですが、単独ではどんな曲があるのか、愉しみです。もう一人ぐらい、登場していただければと考えています。
今日の「Gary Karr」のアルバムとして、レコ芸500〔2017〕では2点だけ推されております。手許には7点も保有していますが、他の楽器等の編曲作品ばかりで、別の指南書*の推すアルバムは見当たりません。Youtubeに期待して検索した結果が下の通りとなりました。いくつか協奏曲が見つかりませんでしたが、充分満足できる、アルバムが揃いました。
「人となり」をいくつかピックアップしますと「カーの家系は代々コントラバス奏者で、カーも当たり前のように子供の時からコントラバスを始める。小さいころは、コントラバスの後ろに椅子を置いて、そこに乗って練習をしたという。」
「その後はジュリアード音楽院でスチュアート・サンキーに師事する。公式プロ・デビューは、1962年、21歳のとき、バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルハーモニックとの共演であった。その演奏を聴いて感動したクーセヴィツキー未亡人から、クーセヴィツキーが使っていた1611年製のアマティを贈られることになる。」とありました。
また、「コントラバスの音は、ヴァイオリンやチェロのような明快さがない。したがって、ソロ楽器として聴かせるには、音を明快にする必要があった。彼は、コントラバス用の松脂ではなくヴァイオリン用の松脂を用い、他の奏者よりも松脂を少なくし、さらに駒の近くを弾くことで明快なコントラバスの音を得ることに成功した。この奏法により、演奏上の困難は増したものの、通常よりも硬く張りのある音色での演奏が可能となり、コントラバス初のソリストとしての活動を揺るぎないものとすることができた。」ともありました。
いくつかのHPやWebで詳しく紹介されいますので、適宜、翻訳されて、一読ください。今日は手許のアルバムから「ショパンのBerceuse(子守唄)」を聴きながら、ブログを纏め、Youtubeで検索できた膨大なリストから「Bottesini Rêverie and Tarantella」、「Dragonetti Double Bass Concerto」、「Koussevitzky Double-Bass Concerto」、「Bach/Karr Suite No.3」と「Schubert's Arpeggione Sonata 」の計5点を選んで聴いてみることにします。さすがに、コントラバスを聴く機会は多くなく、後日、もう一度、★★★から、いくつか、じっくり、聴いてみる必要がある様です。尚、見つけられなかった、協奏曲の2点は参考までに、別の奏者版(?)でお楽しみください。
今日のお勧め曲
公開日 2022/8/10
演奏家名 Gary Karr
読み ゲーリー・カー
音源 Youtube
出生地: カリフォルニア州 ロサンゼルス
生年 1941年11月
死亡: ー
分類 弦楽器奏者
知名度 名コントラバス奏者
レコ芸500&200CDヴァイオリンの推薦曲
・ JSバッハ 無伴奏チェロ組曲
・ ドヴォルザーク Vc協奏曲
・ サン・サーンス 組曲 動物の謝肉祭◎
・ シェーンベルグ 浄められた夜◎
・ レコ芸500(2017)では2点推薦曲◎
人となりウキペデア他より ゲーリー・カーまたはゲイリー・カーは、アメリカカリフォルニア州ロサンジェルス生まれ、カナダ在住のコントラバス奏者。コントラバス初のソリスト。ソロ楽器としてのコントラバスの魅力と可能性を確立したヴィルトゥオーゾ.2001年6月に公式の演奏会からの引退を宣言した後は、後進の指導に専念している。
推薦図書
・ レコ芸500 2017 音楽之友社 (最新版・名曲名盤)◎
・ 200CD ヴァイオリン *立風書房◎
・ ヴァイオリン・チェロの名曲・名演奏 渡辺
・ クラシック不滅の名盤2007 音楽之友社
・ 名盤鑑定百科 各編 吉井著
・ 私だけのクラシック、宮城谷
手許CD(7) 詳細は添付リストのとおり 指南書の推す、協奏曲は無し
Youtube検索結果より
視聴回数の多い、短い曲抜粋
・ Bottesini Rêverie and Tarantella for Double Bass and Orchestra
/Gary Karr, double bass ★★
・ Eccles's Sonata - Gary Karr & Harmon Lewis
・ Gary Karr Bottesini Fantasie Sonnambula for Double Bass and Orchestra
・ Gary Karr Dragonetti Double Bass Concerto in A Major ★★
・ Sergej Koussevitzky Double-Bass Concerto with Orchestra, Gary Karr ★★
・ ボッテジーニ 夢遊病の女による幻想曲 Gary Karr ★★★
・ 20分以上のアルバム抜粋
・ 【 Gary karr 】 Double Bass ( Londonderry Air )
・ Amazing Bass - Gary Karr - BBC (1981)
・ Bach/Karr Suite No.3 BWV.1009 ★★
・ Dvořák: Cello Concerto - Karr; Osaka Philharmonic Orchestra/Asahina (1983)
・ Gary Karr Live in Fujisawa, Japan 2019
(コントラバスの巨匠ゲイリー・カー、最後の演奏会)
w/Harmon Lewis(ピアノ:ハーモン・ルイス)★★★
・ GARY KARR PLAYS BACH NARMON LEEIS Organ ★★★
・ GARY KARR, HARMON LEWIS
・ Japanese Art Songs performed by Gary Karr, Kuniko
Furuhata-Brauss and Harmon Lewis ★★★
・ Karr/Lewis perform Eccles, Gershwin, Ravel, Bottesini, Swan,
Van Goens, Paganini and encores ★★★
・ Lafayette String Quartet - Gary Karr -
Schubert String Quintet in C Major, D. 956 ★★★
・ Marriott Double Bass Concerto Klezmorim World Premiere;
Complete/Gary Karr, double bass ★★★
・ Mendelssohn, Schubert "Arpeggione". Bottesini
"Gran Duo" /Gary Karr, Harmon lewis, Elisabeth Adkins ★★★
・ NHK-FM ガットのしらべ「Gary Karr (Contrabass) / ゲーリー・カー (コントラバス) 」
・ Schubert's Arpeggione Sonata - Gary Karr & Harmon Lewis ★★
・ 大人の子守唄 コントラバス Gary Karr ★★★
・ ゲーリー・カーの最高の状態-インタビューとライブパフォーマンス1969 ★★★
・ ミックスリスト - ゲーリー・カー ★★★
参 Dittersdorf - Double Bass Concerto ★★★
参 Double Bass Concerto, AK 27: ★★★
演奏者追加情報 「彼はチェロにおいても高度な演奏技術が求められるシューベルトのアルペジョーネソナタ、ドヴォルザークのチェロ協奏曲をコントラバスで弾いてしまう。ドヴォルザークのチェロ協奏曲では、朝比奈隆指揮大阪フィルハーモニー交響楽団とのライブ録音が発売されている。他にも、バッハの無伴奏チェロ組曲の全曲録音のCDや「荒城の月」などを収めた「日本のうた」というCDを発売している」と有ります。
公式HP http://www.garykarr.com/
参考Web https://www.connollymusic.com/stringovation/gary-karr
参考:指南書*の推す コントラバスの名曲
1)デイッタースドルフ コントラバス協奏曲
2)ポッテシーニ チェロとコントラバスのための協奏曲
3)クーセヴィッキーコントラバス協奏曲
4)スカル・コッタス コントラバス協奏曲
「Gary Karrの手許リスト」です。 聴いた記憶がありませんでしたが、7点も収集していました。 |
「Bottesini Rêverie and Tarantella 」です。 初めて聴くことになります。 |
「Dragonetti Double Bass Concerto i」です。 このアルバムに知らない名曲が揃っていました。 |
「Koussevitzky Double-Bass Concerto」です。 上のアルバムのなかに入っていました。 |
「Bach/Karr Suite No.3 BWV.1009」です。 全曲は無理の様です。追加検索ください。 |
「Schubert's Arpeggione Sonata」です。 チェロでは難曲ですが、いとも簡単に弾いています。 |
コメント
コメントを投稿