続自由時間のクラシック〔710〕現代の名指揮者のGary Bertiniを聴く
今日の続自由時間のクラシックはモルドヴァ出身でマーラの交響曲で有名な名指揮者「Gary Bertini」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにしました。筆者より、少し年配の方は良くご存知の指揮者と思います、今日は本来、TV放送で、「Kirill Petrenko,」の指揮する、ベルリンフイルの野外コンサートを拝聴しましたので、「Petrenko,」を予定していましたが、条件が揃わず断念しました。「理由は①、手許に1枚もない、②、 Youtubeで検索してもDEMO程度の短いアルバムしか、揃わない。」事が判かりました。
急遽、今日の「Gary Bertini」に登場いただきました。手許はマーラの交響曲集だけがかろうじて、保有していましたが、指南書をいくつか調べると、亡くなられて、随分経ちますが、根強いファンがおられ、マーラーの指揮ではいまだに高い評価を得ている様です。もう少しと、Youtubeで追加検索すると、いくつか見つかりました、このくらい揃うと充分ですので、整理して纏めた結果が下の表の通りです。
少し、マニュアックな人を選んだ様です。来週はベルリンフイル前任指揮者の「Simon Rattle」のアルバムをお届けいたします。
「Gary Bertini」の「人となり」を簡単にピックアップしますと、「ベルティーニの故郷は当時ルーマニア王国領であったモルドバのキシナウ近郊のシュテットル・ブリチェヴォ (Bricheva) だが、幼い頃パレスチナに移住、テルアビブでヴァイオリンを学び始めた。」
「その後ヨーロッパに渡り、ミラノのヴェルディ音楽院、パリ音楽院、エコールノルマル音楽院、ソルボンヌ大学に在籍、ナディア・ブーランジェやオリヴィエ・メシアン、アルチュール・オネゲルらに師事、作曲や指揮を学んだ。」とあり又「イスラエルに帰国後の1958年、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団でプロ指揮者としてのデビューを飾り、2年後の1960年にはイスラエル・フィルの日本公演に帯同して初来日している。」
「1970年代にはイギリスを主な拠点として演奏活動を繰り広げ、1981年にデトロイト交響楽団の音楽顧問、その2年後にはケルン放送交響楽団の首席指揮者に就任した。ベルティーニはケルン放送響の指揮者就任時、『10年以内にこのオーケストラはベルリン・フィルに追い付き、追い越す』と宣言したという。これを聞いた楽員たちの反応は発奮する者あり、苦笑する者ありさまざまだったが、ベルティーニの指導のもと、ケルン放送響は確実にレヴェル・アップを果たしたことは確かである」ともありました。
ドイツはさすがに、ベルリン・フィルを始め、素晴らしいオーケストラが揃っています。個人的にはここケルン放送響、ライプチヒ・ゲヴァントハウス管、とフランクフルト放送饗もお勧めです。
今日は手許のマーラーの「交響曲2番復活」を聴きながら、ブログをまとめ、あえて、マーラー以外の協奏曲をいくつか選んで聴いてみることにして「Brahms, Violin concerto op. 77」、「Dvorak Cello concerto」、「Mozart Symphony #40 」と「Mozart Piano Concerto No.12 K.414」の計4点にします。
なお、折角ですから「Kirill Petrenko」のアルバムを、Youtubeで検索した短いアルバムリストを、記載しておきます。アルバム購入や借りる際、お役立てください。最近はベルリン・フィルはネットで有料で視聴できるシステムができております。
今日のお勧め曲
公開日 2022/8/29
演奏家名 Gary Bertini
読み ガリー・ベルティーニ
音源 Youtube
出生地: モルドバ ベッサラビア
生年 1927年5月
死亡: 2005年3月
分類 指揮者
知名度 名指揮者
レコ芸500(2017)&200CD指揮者とオーケストラの推薦アルバム
・ マーラー 交響曲全集
・ ドブユッシー カンタータ
・ マーラー 交響曲 第3番 ◎
・ マーラー 交響曲 第7番 夜の歌 ◎
・ レコ芸500(2017)では2点推薦 ◎
人となりウキペデア他より ゲイリー・ベルティーニ(ヘブライ語1978年、最も重要なイスラエルの音楽家および指揮者の1人でした。1970年代にはイギリスを主な拠点として演奏活動を繰り広げ、1981年にデトロイト交響楽団の音楽顧問、その2年後にはケルン放送交響楽団の首席指揮者に就任した。イスラエル音楽賞を受賞。
推薦図書
・ レコ芸500 2017◎
・ クラシック不滅の巨匠100 2008
・ クラシック不滅の名盤2007
・ 名盤鑑定百科各篇 吉井
・ 私だけのクラシック1001 宮城谷
・ 200CD指揮者とオーケストラ ◎
・ 私だけのクラシック1001 宮城谷
手許CD(1) マーラー交響曲全集
Youtube検索結果より
視聴回数の多い短い曲抜粋
・ L'Italiana in Algeri. Rossini. (Vo star con mia nipote!...
Nella testa ho un campanello!) parte 8/17
・ Mozart. Misa en do menor KV 427 (Kyrie)
・ La Guerre et la Paix Opéra de Serguei Prokoviev (戦争と平和)
・ Salamone Rossi - Odekha Ki Anitani | Gary Bertini Israeli Chamber Choir (オデカ・キアニタニ )
20分以上のアルバムから抜粋
・ Brahms, Violin concerto op. 77 - Henryk Szeryng, Gary Bertini, JSO ★★
・ Dvorak Cello concerto Natalia Gutman - Gary Bertini La Scala 2002 ★★
・ Mahler;Symphony#1-4 G.Bertini/Radio-Sinfonieorchester Stuttgart des SWR
・ Gary Bertini - Mahler: Symphony No.8 "Symphony of a Thousand" ★★★
・ Mahler;Symphony#7-4,5 G.Bertini/WDR Sinfonieorchester Köln
・ Mahler: Symphony No.2 'Resurrection' [Bertini] Florence Quivar, Krisztina Laki
・ Mahler - Symph. no 3
・ Mahler - Symphony No.9 (Wiener Symphoniker - Bertini) ★★★
・ Mahler: Das Lied von der Erde [Bertini] Lipovšek, Heppner ★★★
・ MORDECHAI SETER : Sabbath cantate May 1968 live conducted by Gary Bertini
・ L'Iitaliana in Algeri (complete video) 1978; Lucia Valentini-Terrani, Gary Bertini.
(アルジェのイタリア女)
・ W.A. Mozart: Great Mass in C minor K.427
・ Mozart Symphony #40 G.Bertini/Radio-Sinfonieorchester Stuttgart des SWR ★★
・ Debussy "L'Enfant Prodigue" Gary Bertini (放蕩息子)
・ ベルリオーズ 「レクィエム」 作品5 ベルティーニ Berlioz “Requiem”
・ Mozart Piano Concerto No.12 K.414 - Lupu / Bertini / WDR Cologne (1976) ★★
指揮者追加情報 1995年からはパリ・オペラ座の指揮者として活躍するようになり、1998年に1981年の初客演以来関係を深めていた東京都交響楽団の音楽監督に就任、2000年からはケルン放響時代に続く第2のマーラー・チクルスに取り組んだ。2005年4月には東京都響の常任を退き、桂冠指揮者への就任が予定されていたが、その直前テルアビブで死去した。77歳だった。
「Gary Bertiniの手許リスト」です。 マーラーの交響曲集1点は集めていました。 このフリーソフトはお勧めで、圧縮率変換も容易です。 |
「Brahms, Violin concerto op. 77」です。 名曲・名盤です。いかがでしょうか。Vnニストが素晴らしい。 |
「Dvorak Cello concerto Natalia Gutman」です。 こちらもいかがでしょうか、女性のVcにストです。 |
「Mozart Symphony #40」です。来日公演のアルバムです。 |
「Mozart Piano Concerto No.12 K.414 - Lupu」です。 こちらもお勧めアルバムです。 |
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