投稿

8月, 2021の投稿を表示しています

続自由時間のクラシック(469) 有名室内楽団・管楽アンサンブル(12)からI Solisti Venetiを聴く

イメージ
  今日の続自由時間のクラシックはイタリアヴェネツィア出身で、世界で活躍する。老舗の「I Solisti Veneti」のアルバムからいくつか、聴いてみます。イタリアのイ・ムジチも知名度が高いですが、最近はこちらの「I Solisti Veneti」の方も、公演回数も多く、アルバムも多数だしています。1987年に同じヴェネツィアで結成されたインテルプレティ・ヴェネツィアーニ(Interpreti Veneziani)も、日本ではヴェネツィア室内合奏団と呼ばれることがあります。 混乱しますが。指揮者が「クラウディオ・シモーネ」で、楽団を区別確認する事ができます。  アルバム紹介のWebは数多く公開されていますが、意外と情報量が乏しいメンバです。イタリア語のHPも出ていますので、一読ください。手許のアルバムを調べると、コッレリ、ロッシーニ、レスピーギも有りますが、ヴィバルデイの主な協奏曲が中心で、同じ曲をダブって持っているようです。  一方、Youtubeで検索すると、14点ほどすぐに、見つかります。コロナの影響でマスクをつけて、演奏する、姿もあり、最近の演奏が視聴することが出来ます。まだまだ、有りますので、是非追加検索ください。  簡単に合奏団を記すと「1959年にクラウディオ・シモーネにより設立された。レパートリーはバロックを中心に近代の弦楽合奏曲まで演奏する。知られざる作品の紹介を積極的に行い、日本へのツアーも頻繁に行っている。レコーディングは、シモーネ指揮でヴィヴァルディの各種作品集、ロッシーニの歌劇「アルミーダ」、ペルゴレージの「スターバト・マーテル」、ブーニン独奏でモーツァルトのピアノ協奏曲集などがある。」と有ります。  今日は 手許の映画音楽特集を聴きながらブログをまとめましたので、 検索した数ある作品から、手許にないアルバムの「 Tomaso Albinoni. IL CONCILIO DE' PIANETI 」、「 Italian Flute Concertos - Jean-Pierre Rampal 」と「  CONCERTO A BASSANO  」の3点を選んで聴いてみることにします。 今日のお勧め曲 日時                            2021・8・26 ジャンル                  

続自由時間のクラシック(468) 有名室内楽団・管楽アンサンブル(11)からベルリン・フィル12人のチェリストたちを聴く

イメージ
  今日の続自由時間のクラシックは日本でも一大ブームを起こした、ベルリン・フィル12人のチェリストたちのアルバムを聴いてみることにします。当時の勢いは陛下の謁見を得られているぐらいですから、大変なメンバーでした。設立は1972年です、HPでは、構成メンバは順次変わっている様です。  紹介文から引用すると、「ジャンルはクラシックだけでなく、ジャズ、タンゴ、アバンギャルドのいずれであっても、独特で多面的な音色の混合を生み出す12のチェロの音の中毒は常に魅力的です。真面目さとユーモア、深みと軽さの交代で、12人のチェリストは魅了することに成功しました。」とあります。  手許には1枚だけ購入した記憶があり、最近、耳にする事はありませんでした。このシリーズを初めて、ようやく、再会して、聴けます。Youtubeで検索すると、かなりのアルバムが出ているようで、充分愉しむ事ができそうです。  HPから訳した紹介を追加すると、「日本でも大ブームを起こしたスーパー・チェロ集団「ベルリン・フィル12人のチェリスト」。1972年のザルツブルク・イースター音楽祭で、クレンゲル作曲による12人のチェロのためのオリジナル作品「讃歌」を演奏したことで正式に誕生して丁度40周年。彼らが2012年5月に行ったコンサートのライヴ映像で、40年にわたる歴史を十八番のレパートリーで俯瞰します。」とあり、  記念すべきクレンゲルの「讃歌」から、彼らのために書き下ろされたフランセーの「朝のセレナーデ」、クラシックの名曲からジャズ、映画音楽、ポップスまでを抜群の楽しさで聴かせてくれます。個々のテクニックの凄さは当然ながら、12人がまるで大きな1本のチェロのように響くアンサンブル能力は驚異的のひとことに尽きます。話題のソプラノ、アンネッテ・ダッシュとジャズ・トランペットのスター、ティル・ブレナーが華を添えています。チェロだけで観客を興奮の渦に巻き込む魔術をご照覧下さい。」と記しておきます。  今日は一日、チェロの低音の魅力にはまってください。追加検索すると、まだまだ、見つかるようです。今日は数ある、アルバムから「   2016MISA 」、「 Faure Pavane Op 50  」、「 Mas que nada & Pink Panther 」と「 George Gershwin: Clap Yo

続自由時間のクラシック(467) 有名室内楽団・管楽アンサンブル(10)からベルリン・ソリステンを聴く

イメージ
   今日の続自由時間のクラシックは既に解散した管楽アンサンブルのベルリン・ソリステンのアルバムから、いくつか選んで聴いてみることにします。このシリーズで初めて、解散した楽団を選んだことになります。全く、情報量が減り、レコード会社のアルバム紹介ぐらいしか、ありません、最近は同じ名前で、 ベルリン・ バロック・ソリステンの方が有名な様です。また、2001年にも同じ名前で再結成されるなど、混乱します。解説は 新 結成を示しています。 少し、マニュアックですが、 旧版で、 カール・ライスターのクラリネット曲が多く聴けるので、選んでみました、なぜか、 ベルリン・ソリステンのアルバムが、 手許に4枚もありました、しかし、聴いた記憶がなさそうです。おそらく、古い演奏アルバムは、近いうちに廃盤になり、市中から、段々、消えることになりそうです。管楽器の好きな人には、名演奏のアルバムが少なく、参考本*も少ないのが、現情です。見つかったときに録音することが、賢明な世界の様です。  クラリネットの柔らかい音色に魅せられるひとは多いはずです。このメンバ(旧・ 新) が奏でる、クラリネットの五重奏曲には名盤が揃っています。ベルリンフイルのメンバで構成された、実力者の演奏を是非、お試しください。Youtubeの「Berliner Solisten - トピック」に134本も動画が公開されています。登録(無料)して、是非お試しください。整理した結果を下の表に示しています。中でも、ブラームス、モーツアルトの作品ははずせない名品です。是非お試しください。今日はYoutubeで検索したリストから、少し古いアルバムですが、「 MOZART CLARINET QUINTET , K.581 」、「 Brahms : Clarinet Quintet Op.115 」と「 Prokofiev : Quintet in G minor Op.39 」の3点を聴いてみることにします。  *お勧めの管楽器指南書:管楽器の名曲・名演奏 伊藤著 今日のお勧め曲 日時                           2021・8・24 ジャンル                          室内楽団 音源                            Youtube 演奏楽団・合唱団

続自由時間のクラシック(466) 有名室内楽団・管楽アンサンブル(9)からスイスのローザンヌ室内管弦楽団を聴く

イメージ
   今日の続自由時間のクラシックはスイスのローザンヌ室内管弦楽団のアルバムからいくつか聴いてみることにします。ドイツ、オーストリアは有名な室内楽団、交響楽団が多い国ですが、ここスイスでも老舗の室内楽団があります。余り知られていませんが、客演指揮者、演奏家には錚々たる人を迎えて、演奏会を実施しています。  手許にはたった2点しか、ありませんでしたが、Youtubeで追加検索すると、驚くほどアルバムがみつかりました。約40人の楽器奏者を持つローザンヌ室内管弦楽団(OCL)は、初期のバロックから現代の創作までのレパートリーを取り入れています。  楽団の成り立ちを訳文で読むと「創設者のヴィクトル・デサルゼンス(1942〜1973)は、スイスのデザイナー(フランク・マーティンがリード)へのコミットメントで認められ、アルミン・ジョルダン(1973〜1985)、ローレンス・フォスター(1985〜1990)、ヘスス・ロペス・コボス(1990〜2000)、クリ​​スチャンの後継者です。 MDGでモーツァルトのピアノ協奏曲のインテグラルを演奏するザカリアス(2000-2013)。2015年以来、OCLは新世代の若いシェフの1人であるアメリカ人のジョシュアワイラースタインによって率いられてきました。」とあります。詳細はHPが詳しいです。一読ください。  指揮者を次々と交代して、70年以上、音を継続している室内楽団です。客演者は有名な指揮者、演奏家が並びます。音楽大国にはさまれて、頑張っているメンバです。来日した情報は見つかりませんでした。今日は「 Beethoven Symphony No. 7 」、「 Haydn: Symphony No.100 Military 」、「 R. Strauss "Metamorphosen"  」と「 Schumann: Overture, Scherzo and Finale  」の4点ほど選んで聴いてみることにします。コロナ下でも、頑張っているアルバムが見つかります。 今日のお勧め曲 日時                             2021・8・23 ジャンル                             室内楽団 音源                              You

名作をYoutubeで聴く(34) 井上ひさし&遠藤周作の作品を聴く

イメージ
  今日の名作をYoutubeで聴くはユニークな作風の二人、井上ひさし&遠藤周作の作品をいくつか聴いてみることにします。小説家の生い立ちや、作風、経歴などは、本を買っても、数行程度、書かれているだけで、詳細を掴むことは無理でしょうか。しかし、最近ではウキペデアという、情報源が詳細で判り易い、どなたでも書き込めるので、全面信頼することはできないが、凡そ作家の細かい、個人情報が記載されている。本のPRなどは、この文章を利用していることも多い。  このブログでは、極力、私見を述べることなく、簡単に紹介することに徹しています。今日の二人はユニークな作家ですが、二人とも、膨大な作品を後世に残されています。ウキペデアには非常に詳しく、作品が年代ごとに整理されています。研究者や学者でなければ、代表作をいくつか、ピックアップして、読むぐらいと思います。朗読作品を聴くとなると、さらに、限定した、作品に絞られます。作風が気に入って、「本でも買って読んでみるのも、良いか」でよろしいかとおもいます。CD文庫は新潮社と横浜CD文庫が各作家の作品を多く出しています。  筆者の場合は、本を聞く時は、2台のPCを音源にして、朗読とBGM音楽を同時進行させながら、聞くことにしています。今日の二人の「人となり」をWeb他で調べてみました。井上ひさしは「「難しいことを易しく、易しいことを深く、深いことを面白くを創作のモットーとしており、文体は軽妙であり言語感覚に鋭い。言葉に関する知識が、「国語学者も顔負け」と称されるほど深く、『週刊朝日』において大野晋、丸谷才一、大岡信といった当代随一の言葉の使い手とともに『日本語相談』を連載する。また、『私家版日本語文法』や『自家製文章読本』など、日本語に関するエッセイ等も多い。」と有ります。また、ユニークな憲法論の持ち主であるようです。  一方,遠藤周作は敬虔なクリスチャンを全面に押し出すひとで、「「沈黙」「侍」などは日本にやってきた宣教師をモチーフに描かれている作品が有名です。宣教師たちが長年の努力でいくらかの信者を集めたにもかかわらず、彼らは社会が変わればあるいは空気が変わるだけで全く簡単に棄教してしまう。このことが何故なのか、キリスト教社会にとっては決定的に理解しがたい日本人像であった。… キリスト教の原理を理解し守っていた日本人信者は実は現世や来世で単に幸せ

名作をYoutubeで聴く(33) 向田邦子&三島由紀夫の作品を聴く

イメージ
 今日の名作をYoutubeで聴くは不遇の死を遂げた、二人の作家から、向田邦子と三島由紀夫の作品を採り上げて聴いてみることにします。今日の計画では、宇野千代と安西篤子を考えていましたが、お二人とも、出版作品数が多いのですが、Youtubeでの投稿は全くなく、急遽、変更することにしました。著作権の関係で、出版社の制約があるのでしょう。 日本では 現役の作家の作品を Youtubeで聴くのはハードルが高い ようです。  このブログでは朗読CDとして、出されている、作品をYoutubeで検索して、(5-10点)補填するスタイルで採りあげています。宇野千代(おはん)、安西篤子(紅梅・万両他)は新潮CD文庫、横浜CD文庫から、数点出ていますので、購入あるいは、近くの図書館でも借りることができそうです。今回はお勧めを見送ることにしました。  さて、本題にはいりまして、今日の、向田邦子と三島由紀夫はいずれも、不遇の死に方をされた作家さんです。航空機事故と自殺で亡くなられた方です。どちらも、膨大な作品が残されており、簡単に紹介できる量ではなさそうです。手許には向田邦子が4点、三島由紀夫が小説2点、講演集2点保有していましたが、いずれも聴いた記憶がなさそうです。特に、政治色の強い、三島作品は避けていたようです。 今日の二人の書籍は下の主な作品リストから、選択して、御購入ください。  面白いことにYoutubeでは人気が有る二人で、数多く投稿されており、著作権で、削除されることもないようで、かなり愉しむ事が、できそうです。さすがに長編小説を聴きとおすのは、時間が許さないので、短編をいくつか聴くことにします。いずれも、詳細はウイキペデアが詳しいので、是非、一読ください。  先ず向田邦子の「人となり」を調べてみると、「人気TV番組「寺内貫太郎一家」「阿修羅のごとく」など数多くの脚本を執筆する。1980年『思い出トランプ』に収録の「花の名前」他2作で直木賞受賞。著書に『父の詫び状』『男どき女どき』など。1981年8月22日、台湾旅行中、飛行機事故で死去。」とあります。代表作品はYoutubeでもありましたので、時間の許す限り、いくつかお試しください。  三島由紀夫については「三島は古代から中世、近世の日本文学に造詣が深く、耽美的な傾向の点では江戸末期の文学の流れをくむ谷崎潤一郎、夭折美学や感