続自由時間のクラシック(453)　日本人管楽器奏者（3) 赤坂達三のクラリネットを聴く

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 今日の続自由時間のクラシックは珍しいクラリネット奏者の日本での第一人者である、赤坂達三のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。オーケストラの中にはクラリネット奏者は必ずおられますが、単独で演奏会、ＣＤを出されている演奏家は日本では珍しい部類に入るのではないでしょうか。外国では、「カールス・ライター」、「リチャード・ストルツマン」、「ザビーネ・マイヤー」と「ポール・メイエ」が有名ですが、わが国にもおられたのを初めて知りました。

　手許の指南書＊にも、彼は登場しません。不思議に近くの図書館から、４枚ほど借りて、いたようです。Ｙｏｕｔｕｂｅで追加を試みましたが、ハードルの高い、演奏者で、殆ど、短い曲しか、見つかりませんでした。ギブアップしそうになりましたが、何とか揃えてみました。レコード会社のコントロールが厳しく、公開しても削除されるのでしょうか。数少ない名曲と名演奏を愉しみにしていたのですが、まとまったアルバムを期待していましたが、残念でした。

　比較的、情報量の少ない演奏家で、「人となり」も、公式ＨＰぐらいしか、ありません。調べると「国立音大卒業後、パリ国立高等音楽院のクラリネット、室内楽共に1位で卒業。ベルサイユ国立音楽院、パリ・ポールデュカ音楽院もそれぞれ1位で卒業している。1987年パリ国際音楽コンクール1位、1991年トゥーロン国際音楽コンクール3位（国際音楽コンクール連盟に加盟したクラリネットコンクールでは日本人として初めて受賞し話題となる）、日本クラリネットコンクール1位なしの2位、日本木管コンクール1位。そして朝日新聞社賞、楽友協会音楽賞受賞など輝かしい受賞歴を持つ。CDはこれまでにクラリネット協奏曲、クラリネット五重奏曲をはじめ数々の名曲を多数リリース。国内外の主要オーケストラ、カルテットとの共演およびリサイタルで活躍している。2012年4月よりエリザベト音楽大学演奏学科教授。」とあり、錚々たる経歴の持ち主です。

「国際クラリネット協会のパメラ・ウェストン女史から“40年来の偉才”と絶讃されたその最高の技術と深い音楽性は、正統派クラリネッティストとして高い評価を得る一方、親しみやすい民謡曲やポップスなど様々なジャンルもレパートリーとし、層の厚いファンを獲得している。」と有ります。

　今日は手許の古いアルバムを聞きながら、ブログを纏めつつ、「Concertstück for Clarinet & Piano」、「Goodbye - Memories of You」と「哀愁のミュゼット」の３点を選んでみました。

　実力があるのですから、もう少しＳＮＳを活用して、自己ＰＲすることを期待したい、逸材です。もう少し、逸話を愉しみにしていました。

　　　＊指南書「２００ＣＤ管楽器の名曲・名盤」立風書房、管楽器の名曲・名盤を知るお勧めの本です。

今日のお勧め曲

公開日 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０２１・８・０4

演奏家名 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　赤坂達三

読み 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ア行

音源 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｙｏｕｔuｂｅ

出生地： 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大阪市

死亡： 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ー

分類 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　クラリネット

主な賞暦とデスコグラフイー　公式ＨＰ他から抜粋

１）主な賞暦

・ 1991年トゥーロン国際音楽コンクール3位

・ 日本クラリネットコンクール1位なしの2位

・ 日本木管コンクール1位

・ 朝日新聞社賞、楽友協会音楽賞受賞

2)主なデスコグラフイー　

・ モーツァルト：クラリネット協奏曲イ長調他

・ モーツァルト／ブラームス：クラリネット五重奏曲

・ ポルト・ドゥ・パリ

・ 英国の薫り

・ オリジナル・サウンドトラック「緋の稜線」

・ 異邦人

・ チャールダーシュ

・ 神曲・秘曲□ダンディ・鳥の詩□

・ トリオ･ドゥ･ラヴァンチュール

・ ふたりでお茶を

・ Chez M(シェ・エム)

・ オマージュ・ア・パリ

・ 他多数

ウキペデア他より クラリネット奏者。1983年国立音楽大学に入学、小笠原長孝、横川晴児に学んだ後、渡仏。パリ国立高等音楽院、ベルサイユ国立音楽院、パリ・ポールデュカス音楽院を卒業。1987年パリ国際音楽コンクール第1位、1991年トゥーロン国際音楽コンクール第3位、日本木管コンクール第1位など輝かしい受賞歴を持つ。一方、親しみやすい民謡曲やポップスなど様々なジャンルもレパートリーとしている。2000年、ウィーンのアルティス・クヮルテットとの、2002年にはゲーデ・トリオとの日本ツアーが実現、いずれも好評を博している。

手許CD(４） Mozart Clarineto&Oboe Concerto他３点

Youtube検索結果より

・ タモリの音楽は世界だ 赤坂達三

・ Concertstück for Clarinet & Piano　★★

・ Solo de concours, Op. 10　

・ Première rhapsodie, L. 116 (Version for Clarinet & Piano)

・ Clarinet Sonata, FP 184: III. Allegro con fuoco

・ Goodbye - Memories of You (From "Blackbirds") (Arr. for Clarinet & Piano)　★★

・ Oboe Sonata in D Major, Op. 166: I. Andantino (Arr. for Clarinet & Piano)

・ Misty (Arr. For Clarinet & Piano)

・ 哀愁のミュゼット （赤坂達三、桑山哲也）★★

・ My Favorite thing (赤坂達三 cover with SCORE take2)

・ 工藤重典×赤坂達三 特別対談 Vol.2

・ bolero ravel multi-instrumentalist １人ボレロ ラヴェル 持ち替え 

　　　　　オーボエ・マルチプレーヤー MINAMI ひとりでボレロ

・ 赤坂達三　メモリーズオブユー

・ ミックスリスト - 赤坂 達三　★★

公式ＨＰ https://www.sonymusic.co.jp/artist/TatsuzoAkasaka/


「手許の 赤坂 達三リスト」です。４点も揃っていました。
モーツアルトの曲を聴きながら、ブログを纏めました。

「Concertstück for Clarinet & Piano」です。
アルバムは「オマージュ・ア・パリ」でいくつか聴くことができます。

「Goodbye - Memories of You 」です。
こちらもアルバム名は　ＳｕｐｅｒＤｕｏです。
いくつか聴くことができます。

「哀愁のミュゼット」です。こちらもお勧めです。
ミックスリストからも、いくつかお聴きできます。

追記
オリンピックのＴＶ放送に夢中になり、深夜遅くまで、見る習慣がつき、寝不足気味でつらい、種目によると、過酷なスケジュールをこなす、選手は大変で、それでも、関係者に感謝する姿勢は、見ていても、気持ちがよい、勝敗にかかわらず、コロナにかからないで、元気に母国に帰って欲しい。コロナで、折角の日本の美をご覧になれないのは、非常に残念です。コロナの環境下で、ご尽力している方には頭がさがります。

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