名作をYoutubeで聴く(33) 向田邦子&三島由紀夫の作品を聴く

 今日の名作をYoutubeで聴くは不遇の死を遂げた、二人の作家から、向田邦子と三島由紀夫の作品を採り上げて聴いてみることにします。今日の計画では、宇野千代と安西篤子を考えていましたが、お二人とも、出版作品数が多いのですが、Youtubeでの投稿は全くなく、急遽、変更することにしました。著作権の関係で、出版社の制約があるのでしょう。日本では現役の作家の作品をYoutubeで聴くのはハードルが高いようです。

 このブログでは朗読CDとして、出されている、作品をYoutubeで検索して、(5-10点)補填するスタイルで採りあげています。宇野千代(おはん)、安西篤子(紅梅・万両他)は新潮CD文庫、横浜CD文庫から、数点出ていますので、購入あるいは、近くの図書館でも借りることができそうです。今回はお勧めを見送ることにしました。

 さて、本題にはいりまして、今日の、向田邦子と三島由紀夫はいずれも、不遇の死に方をされた作家さんです。航空機事故と自殺で亡くなられた方です。どちらも、膨大な作品が残されており、簡単に紹介できる量ではなさそうです。手許には向田邦子が4点、三島由紀夫が小説2点、講演集2点保有していましたが、いずれも聴いた記憶がなさそうです。特に、政治色の強い、三島作品は避けていたようです。今日の二人の書籍は下の主な作品リストから、選択して、御購入ください。

 面白いことにYoutubeでは人気が有る二人で、数多く投稿されており、著作権で、削除されることもないようで、かなり愉しむ事が、できそうです。さすがに長編小説を聴きとおすのは、時間が許さないので、短編をいくつか聴くことにします。いずれも、詳細はウイキペデアが詳しいので、是非、一読ください。

 先ず向田邦子の「人となり」を調べてみると、「人気TV番組「寺内貫太郎一家」「阿修羅のごとく」など数多くの脚本を執筆する。1980年『思い出トランプ』に収録の「花の名前」他2作で直木賞受賞。著書に『父の詫び状』『男どき女どき』など。1981年8月22日、台湾旅行中、飛行機事故で死去。」とあります。代表作品はYoutubeでもありましたので、時間の許す限り、いくつかお試しください。

 三島由紀夫については「三島は古代から中世、近世の日本文学に造詣が深く、耽美的な傾向の点では江戸末期の文学の流れをくむ谷崎潤一郎、夭折美学や感覚的な鋭さの面では川端康成とも大きな共通性があるが、文体的には堀辰雄や森鷗外の影響を受けており、その文学の志向や苦闘は、日本的風土と西洋理念との狭間で格闘した横光利一の精神に近いことが指摘されている」とあります。純文学者として、ノーベル文学賞も目前といわれていただけに、自殺は残念です。

 今日の二人は各2点に絞って聴いてみることにします。作風が両端で妙な組み合わせですが、向田邦子は「」と「かわうそ」、三島由紀夫は「豊饒の海」と「新聞紙(しんぶんかみ)」の4点をこの週末、聴くことにします。是非、追加検索して、いくつかお試しください。

①向田邦子作品を朗読で聴く

公開日                            2021・8・21

作家名                             向田邦子

読み                                 ア行

音源                               Youtube

出生地:                              東京都

死亡:                             1981年8月

分類                                現代小説

主な受賞暦と作品 ウキペデア他より抜粋

1)主な受賞暦

・1980年、『源氏物語』(TBS)、土曜ドラマ『阿修羅のごとくI・II』、ドラマ人間模様

      『あ、うん』(NHK)の脚本で第17回ギャラクシー賞・選奨を受賞。

・1980年、『思い出トランプ』収録の「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」で

      第83回直木賞を受賞。

・1982年、第33回放送文化賞を受賞

2)小説・エッセイ 初期作品を抜粋

『寺内貫太郎一家』(サンケイ新聞社出版局、1975年)

『父の詫び状』(文藝春秋、1978年)

『眠る盃』エッセイ『字のない葉書』を収録(講談社、1979年)

『無名仮名人名簿』(文藝春秋、1980年)I

『思い出トランプ』(新潮社、1980年)

『あ・うん』(文藝春秋、1981年)

『霊長類ヒト科動物図鑑』(文藝春秋、1981年)

『隣りの女』(文藝春秋、1981年)

『夜中の薔薇』(講談社、1981年)

『女の人差し指』(文藝春秋、1982年)

『男どき女どき』(新潮社、1982年)

『向田邦子全対談集』(世界文化社、1982年)

『幸福』(新潮社、1985年)

『冬の運動会』(新潮社、1985年)

『家族熱』(新潮社、1986年)

『蛇蠍のごとく』(新潮社、1986年) 

『森繁の重役読本』(ネスコ、1991年)

『向田邦子・映画の手帖:二十代の編集後記より』向田邦子著、

      上野たま子、栗原敦編(徳間書店、1991年 )

『だいこんの花 前篇・後篇 』(新潮社、1991年)

『源氏物語・隣りの女』(新潮社、1991年)

『六つのひきだし:「森繁の重役読本」より』(ネスコ、1993年)

『愛という字:東芝日曜劇場名作集』

向田邦子新春シリーズ、TVドラマほか多数

ウキペデアより  向田 邦子(むこうだ くにこ、1929年(昭和4年)11月28日 - 1981年(昭和56年)8月22日)は、テレビドラマ脚本家、エッセイスト、小説家。第83回直木賞を受賞。週刊誌のトップ屋時代は幸田 邦子名義で執筆していた。共同ペンネーム「葉村彰子」の一員でもある。

手許CD(1) 思い出トランプ、父の詫び状、花の名前、かわうそほか

Youtube検索朗読作品

父の詫び状 ★★

向田邦子作「鮒」 朗読 加賀佑治 ★★

朗読のひととき 朗読千明素子 向田邦子作「ビリケン」

VoiceVoice朗読劇場 「思い出トランプ」より「花の名前」向田邦子作 新潮社 

     朗読:あぼともこ ★★

ゆでたまご  向田邦子 作 【朗読】【小さなしあわせをあなたに Vol.11】 

     朗読 若谷佳美  音楽 久保比呂誌  写真 山野泰照

朗読のひととき 朗読川上祐貴子 向田邦子作 「犬小屋」

【傷だらけの茄子 朗読】向田邦子 REIKO 朗読

向田邦子『かわうそ』奈良岡朋子朗読 #1 of 3 ★★

朗読「だらだら坂」  作・向田邦子 ★★

朗読 向田邦子エッセイ 「昔カレー」

【独りを慎む 朗読】向田邦子 REIKO 朗読 

【浮気 朗読】向田邦子/ REIKO 朗読

【拾う人 朗読】向田邦子 REIKO 朗読

お弁当 朗読】向田邦子 REIKO 朗読

【一杯のコーヒー 朗読】向田邦子 REIKO 朗読 "ピアノの音色とともに"

ほか多数


向田邦子作「鮒」」です。他かなり作品を聴けるようです。

向田邦子『かわうそ』」です。無映像ですが、お勧め名作です。
朗読者の声も素晴らしいです。

②三島由紀夫作品を朗読で聴く

公開日                           2021・8・21
作家名                            三島由紀夫
読み                                マ行
音源                              Youtube
出生地:                             東京都
死亡:                            1970年11月
分類                                現代小説
主な受賞暦と作品 ウキペデア他より抜粋

1)主な受賞暦
・ 潮騒 第1回新潮社文学賞受賞
・金閣寺 第8回読売文学賞小説部門賞受賞
・宴のあと1964年フォルメントール国際文学賞第2位受賞。
・絹と明察 第6回毎日芸術賞文学部門賞受賞

2)小説・エッセイ 初期作品より抜粋
・盗賊(1947年12月 - 1948年11月)
・仮面の告白(書き下ろし/河出書房 1949年7月)
・純白の夜(婦人公論 1950年1月-10月)
・愛の渇き(書き下ろし/新潮社 1950年6月)
・青の時代(新潮 1950年7月-12月)
・禁色(群像 1951年1月-1953年8月)
・夏子の冒険(週刊朝日 1951年8月5日-11月25日)
・につぽん製(朝日新聞 1952年11月1日-1953年1月31日)
・恋の都(主婦之友 1953年8月-1954年7月)
・潮騒(書き下ろし/新潮社 1954年6月) - 第1回新潮社文学賞受賞
・女神(婦人朝日 1954年8月-1955年3月)
・沈める滝(中央公論 1955年1月-4月)
・幸福号出帆(読売新聞 1955年6月18日-11月15日)
・金閣寺(新潮 1956年1月-10月) - 第8回読売文学賞小説部門賞受賞。
・永すぎた春(婦人倶楽部 1956年1月-12月)
・文芸評論・作家論・芸術論・劇評 多数あります。

ウキペデア  三島 由紀夫は、日本の小説家、劇作家、随筆家、評論家、政治活動家。本名は平岡 公威。 戦後の日本文学界を代表する作家の一人であると同時に、ノーベル文学賞候補になるなど、日本語の枠を超え、日本国外においても広く認められた作家である。戦後の日本文学界を代表する作家の一人であると同時に、ノーベル文学賞候補になるなど、日本語の枠を超え、日本国外においても広く認められた作家である。『Esquire』誌の「世界の百人」に選ばれた初の日本人で、国際放送されたテレビ番組に初めて出演した日本人でもある。

手許CD(4) 三熊野詣、真夏の死、講演集2点
Youtube検索朗読作品

≪AI朗読≫金閣寺[三島由紀夫]★★
[ サーカス & 旅の絵本 ] 三島由紀夫
朗読】怪物 ー 三島由紀夫<河村シゲルBun-Gei 朗読名作選>
『天人五衰』〈豊穣の海〉三島由紀夫 - 1 - (2014.11.25)
豊饒の海 三島由紀夫 著 第60回ORPHEUS読書会
【不朽の名作】「三島由紀夫」新聞紙(しんぶんかみ)【集え僕らの青空文庫】★★
朗読 三島由紀夫 仮面の告白 冒頭 ★★
三島由紀夫の声(談話、自作朗読、インタビュー)
三島由紀夫 朗読 ー歌舞伎ー『椿説弓張月』★★
幻想文学名作朗読 「仲間」三島由紀夫
【仮面の告白①】三島由紀夫の自伝的小説!センセーショナルすぎる名作文学
ひふみようこ朗読「春の雪」三島由紀夫原作
三島由紀夫『午後の曳航』読書会(2018 3 23)★★
三島由紀夫『潮騒』読書会(2021.7.23) ★★
他多数あります。追加検索ください。


豊饒の海 」です。長編です。全編聴くことが出来そうです。

三島由紀夫」新聞紙(しんぶんかみ)」です。こちらもいかがでしょうか




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