続自由時間のクラシック(527) 不滅の巨匠100から指揮者のGeorg Soltiを聴く
今日の続自由時間のクラシックはハンガリーのブタペスト出身の「Georg Solti」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。「Georg Solti」は、サーと呼ばれている、イギリス国籍をもつ指揮者です。「青年期が第二次世界大戦の真っ只中と重なり、またユダヤ系であることから、ショルティの生涯は戦争に翻弄され続けた。」とあります。
1946年以降、バイエルン国立歌劇場、コヴェント・ガーデン歌劇場、シカゴ交響楽団、パリ管弦楽団、ロンドンフイルと欧米の主要オーケストラの音楽監督、常任指揮者をされております。コヴェント・ガーデン歌劇場での音楽監督により、この劇場の音楽レヴェルを上げた功績に対して、女王から、ナイトの称号を得たそうです。従って、ショルテイといえばワーグーナー、ヴェルデイのオペラ作品が秀逸で特に有名です。
オペラ以外ではアメリカのシカゴ饗を指揮したアルバムははずせないようです。アメリカでは『グラミー賞』を31回受賞(74回ノミネート)しており、受賞数、ノミネート数ともに世界一であります。「ショルティによって、シカゴ交響楽団は今日の世界的評価を獲得したそうで、初のヨーロッパ公演を成功させたショルティとシカゴ交響楽団は、シカゴ市民に熱狂的に迎えられ、「シカゴはギャングの街からオーケストラの街になった」との評もあった」とあります。
人となりはウキペデアが詳しいですが、いくつかピックアップしますと「ショルティは、1938年3月11日、ブダペスト歌劇場の「フィガロの結婚」で指揮者としてのデビューを飾ったが、ユダヤ系だったこともあって、再び指揮台に立つ機会はなかった。歌劇場の後援会長からルツェルン音楽祭に参加しているトスカニーニを頼ってニューヨークへ渡ることを勧められ、ルツェルンでトスカニーニに約束まではもらえたが、戦争が始まってしまったことと、トスカニーニの妻から貰った所持金が底をついてしまったことなどから実際にはかなえられず、そのままスイスで生活を送ることとなる」とあります。
また、「ショルティの生涯は戦争に翻弄され続けた。この経験から、政治家もまた、音楽家と同様に思想の違いを超えて平和を実現することが必ずできるはずだという信念を抱き、1992年にバッキンガム宮殿にてチャールズ王太子とダイアナ妃の主催で開かれたショルティ80歳記念演奏会の場で、「音楽が持つ、平和の使節としての特別な力」を体現化する「ワールド・オーケストラ・フォア・ピース」の構想を発表した」とも有ります。
手許にもかなりの枚数のアルバムが揃っていますが、Youtubeで手軽に愉しめるアルバムを整理してみると、下の通りとなりました。まだまだ、名盤がありますので、追加検索ください。指南書の推す、名曲。名盤もほぼ揃いました、今日はこの膨大なリストから、聴く機会の少ない名名曲を選び、紙面の都合で4点に絞りますと「Dvorak - Symphony No. 9 」、「Liszt: Faust Symphony」、「Richard Strauss - Also sprach Zarathustra,」と「Wagner - Overtures, Georg Solti, CSO」にしました、いかがでしょうか。★★★は人気のあるアルバムです。是非お試しください。
今日のお勧め曲
公開日 2021・12・15
演奏家名 Georg Solti
読み サー・ゲオルク・ショルティ
音源 Youtube
出生地: ハンガリー ブダペスト
死亡: 1997年9月
分類 指揮者
知名度 巨匠
クラシック不滅の巨匠 100 2008の推薦曲
・ ワーグナー 楽劇4部作
・ ヴェルデイ 歌劇椿姫
・ マーラー 交響曲全集
・ ベートーヴェン 交響曲全集
・ バルトーク 管弦楽のための協奏曲
・ バルトーク 弦楽器と打楽器とセレスタのための協奏曲
人となりウキペデア他より サー・ゲオルク・ショルティは、ハンガリー出身で、ドイツ、のちイギリスの国籍で活躍した指揮者、ピアニスト。ゲオルグ・ショルティとも書かれる。ユダヤ系。ハンガリー語の発音に基づく表記はショルティ・ジェルジ。『グラミー賞』を31回受賞しており、受賞数、ノミネート数ともに世界一である。 初来日は1963年、ロンドン交響楽団との演奏旅行であった。当時最晩年だったピエール・モントゥーが同行していたため、その影に隠れてさほど脚光を浴びることはなかった。このほかにアンタル・ドラティも同行していた。その後は、1994年のウィーン・フィルとの最後の来日まで、たびたび日本を訪れた。
推薦図書
レコ芸500 2017
名盤鑑定百科各篇 吉井
200CD 指揮者とオーケストラ
クラシック不滅の名盤2007
クラシック不滅の巨匠100 2008 ◎
私だけのクラシック1001 宮城谷
手許CD(55) 詳細は添付リスト
Youtube検索結果より
・ Aida; Price, Vickers, Gorr, Merrill & Solti; 1962
・ Bartók - Concerto For Orchestra
・ Bartók - Concerto for orchestra - Georg Solti,Chicago S.O. - Sep.7th
,1981 - Scala (rec.L.Chierici) ★★★
・ Bartók - Music for strings, percussion & celesta - LSO / Solti ★★★
Georg Solti & BPO(1) - Beethoven Symphony No.2 (1993Live)
・ Beethoven Symphony No.3 in E flat major op.55
・ Symphony No. 5: Ludwig Van Beethoven/Georg Solti
Chicago Symphony Orchestra (1990) ★★★
・ Beethoven, Symphony No 6, 1,2mov, Sir Georg Solti, Chicago Symphony Orchestra
・ Solti conducts ,Vienna Philharmonic Beethoven Symphony Nr 7 ★★★
・ Beethoven Symphony No. 9 (Solti-Decca Silver Jubilee Recording) 1972 LP
・ Oh ! BEETHOVEN SYMPHONY Nº9 LPhO Sir GEORG SOLTI dir. ,
soloists & chorus LIVE 1986 HIGH END ★★★
・ Dvorak - Symphony No. 9 (From the New World) ★★
・ Engelbert Humperdinck: Hansel Und Gretel - E. Gruberova,
B. Fassbaender, Georg Solti (HD 1080p) ★★★
・ Giuseppe Verdi - Falstaff - Georg Solti, Gotz Friedrich ★★★
・ iegfried Bayreuth 1983/Solti
・ La traviata (sub ita) - G. Verdi - G. Solti - Gheorghiu, Nucci, Lopardo
・ Liszt: Faust Symphony ★★
・ Mahler Symphony No.1 in D - Georg Solti / Chicago SO (Live)
・ Mahler Symphony No.2 'Resurrection'
・ Mahler Symphony No. 5, Chicago Symphony Orchestra, Sir Georg Solti ★★★
・ Symphony No. 7 (Mahler) - Solti/CSO
・ Mahler: Symphony No. 8 (Solti) ★★★
・ Mozart Requiem KV626 Wiener Philharmoniker Sir Georg Solti 1991 ★★★
・ Mozart: Die Zauberflöte, K.620 - Overture
・ P.I. Tchaikovsky Serenade in C major Op.48, Sir Georg Solti
・ Ravel: Boléro, M. 81
・ Richard Strauss - Also sprach Zarathustra, Op. 30 ★★
・ Suppé: Overtures (Georg Solti/Vienna Philharmonic Orchestra - 1959)
・ Tannhauser Overture (Richard Wagner) Solti-k zuzenduta
・ Tannhäuser Wien 1970 / Georg Solti LP ★★★
・ Tchaikovsky - Symphony No.5, 6, Georg Solti, CSO
・ Tchaikovsky Symphony No 4 Solti CSO チャイコフスキー 交響曲第4番 ショルティ シカゴ響
・ The Golden Ring - The Making of Solti's "Ring" (Wagner Ring Cycle)
・ Verdi Requiem Solti ★★★
・ VERDI: DON CARLO -Bergonzi-Tebaldi-Ghiaurov-Bumbry-Fischer-Dieskau-George
Solti (1965) (HQ) SOUND ★★★
・ Verdi: Un Ballo in Maschera
・ Wagner - Overtures, Georg Solti, CSO (1972-77) ★★
・ Wagner - 'Parsifal' - Act I Prelude (Georg Solti)
・ Wagner- Siegfried (Georg Solti) 1963
・ Wagner: Overtures and preludes
ミックスリスト - ゲオルク・ショルティ
・ 追加検索ください。
指揮者追加情報 戦後は自身の名前(Georg)をドイツ風で通し、1972年までドイツ国籍を持っていたショルティは、イギリスに帰化したのちも「ドイツ語が、思い通りのことを一番うまく言える言語」「マジャール語は忘れてしまった」として、ヘルマン・ヘッセやトーマス・マンを原書で愛読する生活を送っていた。同名かつ同郷で、やはり壮年期にドイツ風名乗りを行っていたジョージ・セルと異なり、ショルティは帰化後も綴りを英語風に改めることはしていない。妻は英国人である。ヨーロッパ大陸への客演はドイツの放送交響楽団が多く、晩年までミュンヘン・シュトゥットガルト・ケルンには特に頻繁に客演していた。1990年代には、ヘルベルト・フォン・カラヤンの生前にはあまり縁のなかったベルリン・フィルやザルツブルク音楽祭にも登場するようになる。
「手許のSoltiリスト」です。だぶっているアルバムもありますが、 指南書の推す名曲はかなり揃っていました。 今日は「Bartók - Concerto for orchestra」を聞きながらブログをまとめます。 |
「Dvorak - Symphony No. 9」です。ご存知の名曲です。 シカゴ饗でいかがでしょうか1-4楽章まで、揃っています。 |
「Richard Strauss - Also sprach Zarathustra」です。 カラヤン版も良いですが、こちらもいかがですか |
「Liszt: Faust Symphony 」です。初めて聴く曲です。長大な曲です。 調べるとバーンスタイン盤も秀逸とのこと。ムーテイ盤もあるそうです。 |
「Wagner - Overtures,」です。オペラ作品は数多くありますが、 このアルバムを選んでみました。 |
コメント
コメントを投稿