続自由時間のクラシック(530) 不滅の巨匠100からピアニストのEmil Gilelsを聴く
今日の続自由時間のクラシックはロシア出身の鋼鉄のタッチを持つピアニストとして、有名な「Emil Gilels」のアルバムをいくつか聴いてみることにします。今日の「Emil Gilels」は特に印象深い、ピアニストで、シンガポールに単身赴任している折、オーチャード通りにある、レコードショップの中国人の女性店長に勧められ、何枚か購入した記憶があります。
既に、35年近く経つことになり、今でもCDが残っています。その時は、彼の名前も知名度も知らず、購入したようです。このときは200枚近いCDを帰国土産として、持ちかえり、現在も、聴かれずに残っています。 やはり、ベートーヴェンのピアノソナタ集だった記憶があり、埃を被って、書架にあり、引っ張り出して、聴いてみましたのが、今日のブログで書くBGMで聴いた「ベートーヴェン:ピアノソナタ「ワルトシュタイン」「熱情」「告別」」です。
手許にはその後に近くの図書館で借りたものを入れると30枚ほど有りますが、この機会に指南書の推す、アルバムをYoutubeで追加検索した結果は下の表の通りとなりました。意外にショパンの曲の演奏アルバムが多いのに驚きました。視聴回数(人気度)は少し異なるようですが、指南書の推すアルバムはほぼ、揃っています。
今日は作曲家順の前に、リサイタルで弾かれた、アルバムを先頭に持ってきました。ベートヴェン以外にも数多くあります、投稿されている曲はまだまだあります。出来るだけ長くて、視聴回数の多いアルバムを載せていますが、短い曲でも視聴回数の多い曲は抜けています。是非、追加検索ください。
人となりはウキペデアが詳しいので、一読ください。ひとつだけ、ピックアップすると「演奏旅行に向かう前に病院で予防注射を受けている際、看護師が誤って異なる薬を入れてしまいその結果心臓麻痺を起こしたとリヒテルはブルーノ・モンサンジョン著の「リヒテル」で語っている。ドイツ・グラモフォンレーベルにベートーヴェンのピアノソナタの録音が進行中だった。その死によって、全集は完成されずに終わった」とあり、恐ろしい話しで、コロナ蔓延の時代にも、起こりそうなことで驚きです。
又、「師のゲンリフ・ネイガウスはギレリスのテクニックに感嘆し、特にフランツ・リスト作曲の『スペイン狂詩曲』におけるギレリスのオクターブ演奏を称賛した。また、スヴャトスラフ・リヒテルはギレリスによるヨハネス・ブラームス作曲『ピアノ協奏曲第2番』の演奏を称賛し「だから私はこの曲を弾かない」という逸話も残っています。同門の巨匠リヒテルさえ、一目を置く、ピアニストだったそうです。
今日は数多いアルバムから聴く機会の少ない曲として、「Beethoven - Piano trio op.97 」、「Grieg Lyric Pieces 」、「Scarlatti / Schumann - Sonatas / Symphonic Etudes」と「Liszt Spanish Rhapsody Live」の4点に絞り聴いてみることにします。コンサートでのアルバムは紙面の関係で省いています。是非いくつかお試しください。
先週末の「Celibidache」はどうも、2度目の選定(前回、2021・11・05)と気がつきました。お詫び申し上げます、後日、11月分を別の指揮者に変更いたしますので、ご容赦ください。
今日のお勧め曲
公開日 2021・12・20
演奏家名 Emil Gilels
読み エミール・・ギレリス
音源 Youtube
出生地: ウクライナ オデッサ
死亡: 1985年10月
分類 ピアニスト
知名度 巨匠
クラシック不滅の巨匠 100 2008の推薦曲
・ プロコフイエフ トッカータ
・ スカルラッテイ ソナタ
・ スクリャーピン ピアノソナタ1番
・ ベートーヴェン ピアノソナタ9番
・ ベートーヴェン ピアノソナタ17,21,26番
・ グリーグ 抒情小曲集
・ ブラームス、ピアノ協奏曲1,2番
人となりウキペデア他より エミール・グリゴリエヴィチ・ギレリスは、ソビエト連邦・ロシアのピアニスト。苗字はHilelsとラテン文字転写される場合がある。1935年にオデッサ音楽院を卒業すると、すぐモスクワ音楽院に入学し、2年間ゲンリフ・ネイガウスに師事した。なお、同門にはスヴャトスラフ・リヒテル、アナトリー・ヴェデルニコフ、1937年の第3回ショパン・コンクールで優勝したヤコフ・ザーク、1970年の第4回チャイコフスキー・コンクールで優勝したウラディーミル・クライネフらがいる。
推薦図書
・ レコ芸500 2017
・ クラシック不滅の巨匠100 2008 ◎
・ クラシック不滅の名盤2007
・ 名盤鑑定百科各篇 吉井
・ モーツアルト 名盤大全
・ 私だけのクラシック1001 宮城谷
・ ピアノの名曲・名盤1053
・ 200CDピアノとピアニスト、ピアノの秘密
手許CD(約30) 詳細は下記リスト
Youtube検索結果より
・ Emil Gilels - Live in Moscow 3 - Beethoven, Prokofiev,
Rachmaninov, Scriabin, Bach/Siloti - 1977 ★★★
・ Emil Gilels recital at Carnegie Hall - live 1969 ★★★
・ Emil Gilels - Live in Moscow 1 - Brahms, Schumann, Mendelssohn - 1983 ★★★
・ Emil Gilels Schumann, Brahms, Chopin 1977 (complete)
・ Emil Gilels plays Bach/Busoni, Mozart, Prokofiev (1971)
・ Gilels plays the Prelude in B minor (Bach / Siloti) ★★★
・ Beethoven - Piano Concertos No.1,2,3,4,5, Variations +
Presentation (ref. rec: Emil Gilels / Szell) ★★★
・ Beethoven Piano Sonata by Emil Gilels ★★★
・ Emil Gilels Beethoven Sonata No 14 Moonlight
・ GILELS, Beethoven Piano Sonata No.23 f-moll op.57 "Appassionata"
・ Emil Gilels - Beethoven - Piano Sonata No 28 in A major, Op 101
・ Emil Gilels - Sonatas de Beethoven - Vol. 9 (28,29番)
・ Emil GILELS plays BEETHOVEN 32 Variations Live
・ Beethoven - Piano trio op.97 - Kogan / Rostropovich / Gilels ★★
・ Emil Gilels - Brahms - Fantasias, Op 116
・ Brahms: Piano Concerto 1 (Full) - Emil Gilels - BPO / Jochum*
・ Brahms - Piano Concerto No.2 in B-flat, Op.83
(recording of the Century : Emil Gilels, Fritz Reiner) ★★★
・ Emil Gilels - Chopin - Piano Sonata No 3 in b minor, Op 58
・ Chopin-Piano Concerto No. 1 in e minor Op. 11 (Complete)
・ Emil Gilels - Chopin Concerto No. 1 in E minor Op. 11
・ Emil Gilels plays Chopin 24 Préludes Op. 28
・ Emil Gilels plays Haydn Sonata in C minor Hob. XVI: 20
・ EMIL GILELS - WOLFGANG AMADEUS MOZART - EIN WEITERES GLANZLICHT
・ Mozart - Piano sonata K.457 - Gilels studio
・ Shostakovich - Piano Sonata No. 2 (Emil Gilels)
・ Emil Gilels plays Scarlatti Sonata In F Minor L118
・ Scriabin - Five Preludes op. 74 (Emil Gilels)
・ Grieg Lyric Pieces - Gilels ★★★
・ Grieg: Lyric Pieces Book V, Op. 54 - No. 4 Notturno
Emil Gilels - Grieg - Piano Concerto in A minor, Op 16
・ Rachmaninov Prelude in g minor - Op. 23 No. 5 - Gilels
・ Rachmaninov - Piano concerto n°3 - Gilels / Kondrashin ★★★
・ Emil Gilels - Rachmaninov - Prelude No 2 in C sharp minor, Op 3
・ Scarlatti / Schumann - Sonatas / Symphonic Etudes
+ Presentation (reference recording : Emil Gilels) ★★
・ Scarlatti - 7 Sonatas - Gilels London 1984
・ Scarlatti - 5 Sonatas - Gilels London 1957
・ Emil Gilels - Liszt Spanish Rhapsody Live ★★
・ ミックスリスト - エミール・ギレリス ★★★
・ 人気曲 - エミール・ギレリス
指揮者追加情報 1947年からヨーロッパで演奏旅行を始める。スターリン政権下において、基本的に西側諸国での活動は認められていなかったが、1955年にはダヴィッド・オイストラフ、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチとともに西側での演奏旅行が許され、ニューヨークなどを訪れた。また、1956年に日本も訪れた。演奏旅行に向かう前に病院で予防注射を受けている際、看護師が誤って異なる薬を入れてしまいその結果心臓麻痺を起こしたとリヒテルはブルーノ・モンサンジョン著の「リヒテル」で語っている。
「手許のGilelsリスト」です。ベートーヴェンのソナタ曲はほぼ揃っています。 久しぶりにGilelsのピアノを聴きます。 |
「Beethoven - Piano trio op.97」です。 豪華なメンバなトリオです。手許にはありませんでした。 コンサートでのアルバムは紙面の関係で省いています。 |
「Grieg Lyric Pieces - Gilels」です。 これはお勧めの曲です。いかがでしょうか |
「Scarlatti / Schumann - Sonatas / Symphonic Etudes」です。 手許にもなく、初めて聴くことになります。 |
「Liszt Spanish Rhapsody Live」です。こちらもみつかりました。 |
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