続自由時間のクラシック(529) 不滅の巨匠100から指揮者のSergiu Celibidacheを聴く
今日の続自由時間のクラシックはルーマニア出身で、終戦直後、ベルリンフイルで指揮した、「Sergiu Celibidache」のアルバムからいくつか聴いてみることにします。ベルリンフイルを指揮する、いきさつはウキペデアが詳しいので、一読いただくとして、結局は「チェリビダッケの非妥協的なリハーサルや、しばしば独裁的な気質は不評であり、一方チェリビダッケからみれば、首席指揮者として十分な発言権がないことに不満が溜まっていった」事により、ベルリンフイルから離れたそうです。
「聴衆や批評家から、絶賛を得ていたが、ベルリン・フィルと距離を置き、ロンドンでの客演活動を始め、さらにヨーロッパ全域から中南米にいたるまで客演の範囲を拡大していった。」とあります。同じ曲を色々なオーケストラと演奏していますので、視聴も注意する必要があるようです。手許には30枚ほどあるようですが、得意のブルックナーはオーケストラや演奏時期が異なっているアルバムを多数、収集しているようです。
Youtubeの力を借てで整理をする必要があるので、視聴回数、作曲家別に検索してみました。結果は下の表の通りです。日本の評論家お勧めのアルバムも揃いますが、視聴者の人気名盤は少し異なるようです。親日家で、何度か訪れて、いい録音が残っています。まだまだ有りますので、追加検索して、お愉しみください。
「人となり」をウキペデアから、ピックアップしてみますと「27歳になるまで天職を決めかねていたと告白している。父親は彼を政治家にしたがっていたという。ユダヤ文化の中心地であったヤシで育ちユダヤ人と深く交流したため、イディッシュ語も堪能であったばかりでなく、多くの言語に精通したポリグロットであった。また晩年には仏教に改宗し、日本でも多く参禅を行なっている。1996年 死去。84歳没。」とあります。
ジャケットの写真に京都の庭が写っているのは寺めぐりをしたのでしょうか。これまで、手許にもアルバムも何枚かありますが、激情型の指揮者のイメージが強く、一度も聴いたことのない指揮者でした。
今日は先ず、ブログを書きながら、フランスの管弦楽曲集をきいてみました。人気の高いアルバムと聴く機会の少ないアルバムから、「Bruckner Symphony No 7」、「Dvořák Symphony No 9」、「Mussorgsky/Ravel: Pictures at an Exhibition」と「Stravinsky - Symphony of Psalms -」の4点を選んでみます。日本公演のミュンヘンフイルとのアルバムがよさそうですので、是非、いかがでしょうか。★★★は比較的人気度の高いアルバムです。
今日は丁度、巨匠シリーズ100人の半分の50人目となりましたので、その②に中間集約した結果を示しておきます。毎回、数多いアルバムを示しております。おすきな演奏家・指揮者の名曲。名盤の検索にお役立てください。
今日のお勧め曲
公開日 2021・12・17
演奏家名 Sergiu Celibidache
読み セルジュ・チェリビダッケ
音源 Youtube
出生地: ルーマニア ロマン
死亡: 1996年8月
分類 指揮者
知名度 巨匠
クラシック不滅の巨匠 100 2008の推薦曲
・ ブルックナー 交響曲第7番
・ ブルックナー ミサ曲第3番
・ フォーレ レクイエム
・ ストラヴィンスキー 詩篇交響曲
・ ヴェルデイ レクイエム
・ チェリビダッケの庭 DVD
人となりウキペデア他より セルジュ・チェリビダッケ(セルジウ・チェリビダッケとも、Sergiu Celibidache , 1912年7月11日- 1996年8月14日)は、ルーマニアに生まれ、ドイツで活躍した指揮者、作曲家。チェリビダッケは初めパリに留学したが、1936年にベルリンに移り、フリードリヒ・ヴィルヘルム大学やベルリン音楽大学で音楽、数学、哲学などを学んだ。戦時中もベルリンに留まり、同地で終戦を迎えることになる。1953年にベルリン市の「音楽芸術賞」、1954年には功労十字大勲章を、1955年にはドイツ批評家協会賞を受賞している。
推薦図書
レコ芸500 2017
名盤鑑定百科各篇 吉井
200CD 指揮者とオーケストラ
クラシック不滅の名盤2007
クラシック不滅の巨匠100 2008 ◎
私だけのクラシック1001 宮城谷
手許CD(40) 詳細は添付リスト
Youtube検索結果より
・ Beethoven - Symphony No.5 in C minor - Sergiu Celibidache ★★★
・ Beethoven - Symphony No 6 "Pastoral" - Celibidache, MPO (25 January 1993)
・ Beethoven - Symphony No 7 - Celibidache, MPO (1989) ★★★
・ Beethoven Symphony No. 7 - Celibidache, Stuttgart RSO (Live, 1981)
・ Sergiu Celibidache: Symphony n.9 (Beethoven)
・ Beethoven - Egmont Overture (Berliner Philharmoniker, Sergiu Celibidache)
・ Brahms - Symphony No 1 - Celibidache, MPO (1987) ★★★
・ Bruckner - Symphony No 3 in D minor - Celibidache
・ Brahms - Symphonie N° 4 (Celibidache)
・ Bruckner Romantic Symphony No 4 - Celibidache Münchner Philharmoniker -
1983 Herkulessaal Live
・ Anton Bruckner Symphony No 5 in B-flat Major - Sergiu Celibidache, MPO, 1985
・ Bruckner Symphony No 6 Celibidache Münchner Philharmoniker 1991
・ Bruckner Symphony No 7 Celibidache Münchner Philharmoniker
Live Tokyo 18 Oct 1990 ★★
・ Bruckner Symphony No 8 Celibidache Münchner Philharmoniker Live Tokyo
20 Oct 1990 ★★★
・ Bruckner - Symphony No 9 - Celibidache, MPO (1995) ★★★
・ Celibidache in Bucharest: (1978) - Enescu: Rapsodia Română n°1 ★★★
・ Celibidache Mozart Requiem (part one)
・ Debussy - Images for Orchestra No 2 "Ibéria" - Celibidache, MPO (1992)
・ Debussy - La Mer - Celibidache, MPO (1992) ★★★
・ Debussy: Jeux - Sergiu Celibidache, direttore; Berliner Philharmoniker
・ Dvořák Symphony No 9 "New World" Celibidache,
Münchner Philharmoniker, 1991 ★★
・ [Complete] G. Faure - Requiem Sergiu Celibidache in Rehearsal
London Symphony Orchestra BBC 1983 ★★★
・ Mussorgsky/Ravel: Pictures at an Exhibition-Celibidache Tokyo Live-
ムソルグスキー/ラヴェル「展覧会の絵」チェリビダッケ 東京ライブ ★★
・ Ravel - Bolero. Sergiu Celibidache 1971 ★★★
・ Boléro - Maurice Ravel - Münchner Philharmoniker - Sergiu Celibidache (VHS)
・ Arturo Benedetti Michelangeli - Ravel Piano Concerto
・ Rimsky-Korsakov: Scheherazade - Celibidache, RSS (1982) ★★★
・ Schubert - Symphony No 8 'Unfinished' - Celibidache, MPO (1988)
・ Schumann - Piano Concerto in A minor - Barenboim, Celibidache, MPO (1991)
・ Sergiu Celibidache "En Saga" Sibelius
・ Sergiu Celibidache: Wagner - Tannhäuser, 'Overture' ★★★
・ Stravinsky - Symphony of Psalms - Celibidache, MPO (1984) ★★
・ Tchaikovsky Symphony No.5, Mov.4 by Celibidache, MPO (1983)
・ Verdi - Requiem - Celibidache, MPO (1993) ★★★
・ Wagner - Siegfried Idyll - Celibidache, MPO (1993)
・ ミックスリスト - セルジュ・チェリビダッケ ★★★
・ 追加検索ください。
指揮者追加情報 戦後、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者だったフルトヴェングラーら有名指揮者たちはナチスとの関係をとがめられ謹慎生活に入り、ロシア出身のレオ・ボルヒャルトが同楽団の暫定首席指揮者となるが、米軍の誤射でなくなり、チェリビダッケはボルヒャルト死去のわずか6日後にベルリン・フィルの野外コンサートで指揮者デビューを飾る。曲はロッシーニの『セビリアの理髪師』序曲とウェーバーのファゴット協奏曲、そしてドヴォルザークの交響曲第9番『新世界より』であった。その後、暫定的にではあるがベルリン・フィルの首席指揮者に就任した」その後のオーケストラとの確執はウキペデアを参照ください。
「Celibidacheの手許リスト」です、ブルックナーがかなり揃っているようです。 |
「Dvořák Symphony No 9」です。最も人気の高いアルバムです。 |
「Bruckner Symphony No 7」です。 東京での演奏です。8番も聴くことができます。 |
「Mussorgsky/Ravel: Pictures at an Exhibition」です。 こちらも日本公演での映像です。 |
「Stravinsky - Symphony of Psalms他」です。 これまで、殆ど聴いた記憶がない曲でした。 |
②クラシック不滅の巨匠シリーズの中間集約
このシリーズは指南書「21世紀も聴き続けたい演奏家」(音楽之友社編)に準拠して、お勧めしています。個人的にはずす人、入れたい人もおられます。今回は「Yo-Yo-Ma(Vc)」だけを特別に追加しました。ご了解ください。尚、指南書の推す、100人の演奏家の分類は下の表の通りです。
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