続自由時間のクラシック(526) 不滅の巨匠100から指揮者のEugene Ormandyを聴く
今日の続自由時間のクラシックはハンガリー出身のユダヤ系アメリカ人指揮者である「Eugene Ormandy」のアルバムからいくつか聴いてみることにします。往年のクラシックファンでしたら、ご存知の方も多い指揮者ではないでしょうか、アメリカの名門、フイラデルフイア管の指揮者として、後任のムーテイにタクトを譲るまで、42年間指揮をした人です。
元はVn奏者ですが、一説ではアメリカに演奏旅行中に、マネージャーに騙されたとも言われ、見知らぬ土地に放り出される苦難に見舞われ、糧を得るために1921年、ニューヨーク・キャピトル劇場オーケストラのヴァイオリン奏者」からはじめたそうです。無一文で放り出されたアメリカで有名指揮者になる、というアメリカンドリームをつかむことになった事でも有名です。
詳細はウキペデアが詳しいので、是非一読ください。彼のレパートリーについては「コレッリ、バッハ(オルガン作品を自ら管弦楽版に編曲して演奏もしている)から現代まで幅広いレパートリーを持ち、同時代の作曲家の紹介にも熱心で、ラフマニノフ、バルトーク、シェーンベルク、バーバー、ブリテン、ショスタコーヴィチ、メノッティ、ヴェーベルン、ペンデレツキなどの作品の世界初演・アメリカ初演を行なっている。1978年の来日公演では5種類のプログラムを用意してツアーを展開、幅のあるレパートリーを披露している。」とあります。
手許には15枚ほどしか保有していませんので、指南書の推すアルバムをYoutubeで追加検索しました。下に示すアルバムはほんの一部で確かに膨大なアルバムが出ています。
弦を中心に磨きぬかれたその音色は、「フィラデルフィア・サウンド」、「オーマンディ・トーン」として名を馳せたとあります。クラシック曲に加え、今日はクリスマスも近いので、「オーマンディ・トーン」のアルバムを選んでみます。「Bartók: Concerto for Orchestra,」、「O.Respighi Trilogy of Roma」、「Saint-Saëns Symphony No 3」と「The Very Best Of Eugene Ormandy」の4点はいかがでしょうか。多くの名曲・名演奏を紙面の都合で省いていますので、是非追加検索して、選曲にかかわらず、お楽しみください。★★★もお勧めのアルバムです。
今日のお勧め曲
公開日 2021・12・14
演奏家名 Eugene Ormandy
読み ユージン・オーマンディ
音源 Youtube
出生地: オーストリア=ハンガリー帝国・ブダペスト
死亡: 1985年3月
分類 指揮者
知名度 巨匠
クラシック不滅の巨匠 100 2008の推薦曲
・ シベリウス 交響曲2番、悲しきワルツ、トウオネラの白鳥、フンランデア
・ ドヴォルザーク 交響曲第9番他
・ レスピーギ ローマの3部作 噴水、松、祭り
・ バルトーク 管弦楽のための協奏曲
・ ラフマニノフ 交響曲第2番
・ スクリャーピン交響曲第4番 法悦の時
人となりウキペデア他より ユージン・オーマンディ(オルマーンディ・イェネー)(Eugene Ormandy(Ormándy Jenő)、 1899年11月18日 - 1985年3月12日)は、ハンガリー出身のユダヤ系アメリカ人指揮者。1931年、病気のトスカニーニの代役として、フィラデルフィア管弦楽団定期公演を指揮。この代演を成功させて評判を高め、同年、ミネアポリス交響楽団(現・ミネソタ管弦楽団)の常任指揮者に就任。36年、レオポルド・ストコフスキーと共にフィラデルフィア管弦楽団の共同指揮者となる。
推薦図書
レコ芸500 2017
名盤鑑定百科各篇 吉井
200CD 指揮者とオーケストラ
クラシック不滅の名盤2007
クラシック不滅の巨匠100 2008 ◎
私だけのクラシック1001 宮城谷
手許CD(15) 詳細は下記リスト
Youtube検索結果より
・ (1956)Dvorak: Symphony No. 9 "From the New World" Eugene Ormandy;
Philadelphia Orchestra ★★★
・ (1957)Ferde Grofe: Grand Canyon Suite Eugene Ormandy &
The Philadelphia Orchestra
・ Bartók: Concerto for Orchestra, Ormandy & PhiladelphiaO (1963)
バルトーク 管弦楽のための協奏曲 オーマンディ ★★
・ Bartók: Divertimento for String Orchestra
(Ormandy and the Philadelphia Orchestra, 1968)
・ Brahms-Piano Concerto no. 1 in d minor op.15 (Complete)
・ Chopin / Artur Rubinstein, 1969: Grand Fantasy on Polish Airs,
Op. 13 - Eugene Ormandy ★★★
・ Dvořák: Violin Concerto in A minor, Op. 53 -
Isaac Stern, Eugene Ormandy, Philadelphia Orchestra
・ Eugene Ormandy: Tchaikovsky - 1812 Overture ★★★
・ Finlandia: Eugene Ormandy from the 50's, conducts Sibelius, Grieg & Alfven ★★★
・ Holst "Die Planeten - The Planets" --Philadelphia Orchestra- Eugene Ormandy 1977
・ JS Bach / David Oistrakh, 1956: Violin Concerto in E Major,
BWV 1042 - Eugene Ormandy
・ O.Respighi Trilogy of Roma [ E.Ormandy Philadelphia-O ] (1957~1961)★★
・ Ormandy/Philadelphia: "Finlandia" etc, Grieg, Sibelius,
Alfvén (1960 MS 6196 LP restoration) ★★★
・ Rachmaninoff Adagio of Symphony no 2 (Ormandy) ★★★
・ Saint-Saëns Symphony No 3 in C, Op 78, "Organ"
Complete (Telarc SACD) 1080p ★★
・ Mendelssohn: Violin Concerto in E minor, Op. 64 - David
Oistrakh, Eugene Ormandy, Philadelphia
・ Sibelius - Four Legends from the Kalevala (Ormandy/Philadelphia
SO, Mobile Fidelity vinyl rip)★★★
・ Sibelius - Symphony n°2 - Philadelphia / Ormandy 1957
・ Sibelius: Symphony No. 4 (Ormandy, 1954)
・ Sibelius - Violin concerto - Oistrakh / Philadelphia / Ormandy
・ Scriabin, The Poem Of Ecstasy, Op 54, Ormandy ★★★
・ Tchaikovsky - Violin concerto - Oistrakh / Philadelphia / Ormandy
・ Rimsky-Korsakov: Scheherazade, Ormandy & PhiladelphiaO (1962)
リムスキー=コルサコフ シェヘラザード オーマンディ
・ 3. Rimsky Korsakov Scheherazade Ormandy Philadelphia Orchestra 1978 Movie Live
★★★
・ Rimsky Korsakov, Prokofiev / Eugene Ormandy
・ Rimsky-Korsakov: Capriccio espagnol (Ormandy PO 1965)
・ The Philadelphia Orchestra Eugene Ormandy- "A Christmas Festival." 1964 4k
・ Rachmaninoff: Symphony No. 2, Ormandy & PhiladelphiaO (1959)
ラフマニノフ 交響曲第2番 オーマンディ
・ The Philadelphia Orchestra Eugene Ormandy
"The Glorious Sound of Christmas". 1962 ★★★
・ The Very Best Of Eugene Ormandy & The Philadelphia Orchestra
In Romantic 4K Extended Video! ★★
・ Eugene Ormandy ミックスリスト
・ 追加検索ください。
指揮者追加情報 1938年、ストコフスキーの辞任により後任としてフィラデルフィア管弦楽団音楽監督に就任。無一文で放り出されたアメリカで有名指揮者になる、というアメリカンドリームをつかむことになった。以後、音楽監督として1980年に勇退するまで42年の長期にわたって在任。後任選定は自ら関わり、リッカルド・ムーティを指名した。
「Ormandyの手許リスト」です。15枚ほどと少ない様です。 フィラデルフィア・サウンドを聴きながら、ブログをまとめました。 |
「Bartók: Concerto for Orchestra」です。 少し古いですが、いかがですか。紙面の関係で省きましたが、 他の作曲家もかなり揃っています。 |
「O.Respighi Trilogy of Roma」です。 名曲ですが、余り聴く機会の多くない曲です。 |
「Saint-Saëns Symphony No 3」です。 リマスターされ、いい音で聴けます。 |
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