週末のオペラのご案内(第30回)ワーグナーの「ニーベルングの指環 神々のたそがれ」
今週のオペラはワーグナーの「ニーベルングの指環 神々のたそがれ」を選びました。いよいよ、このシリーズの最後となります。指環を手にしたものに不幸が訪れる、悪巧みをたくらみ指環の奪還を狙うハーゲン、悪者の策にはまるジークフリートとブリュンヒルデ。
この4部作は最初は3部で終わるところが、構想が膨らみ、4部作となったようです。を革新的な音楽スタイルを作る、彼に反論する、評論家や音楽家を意識して悪人に仕立てて、作ったようです。ジークフリートがワグナー自身だということでした。究極はこのオペラを演じるための劇場もつくり、現在はこの劇場に世界中のワグネリアンが集まり、最もチケットの入手が困難な劇場となりました。オーケストラピットの位置も特徴があります。長いので途中で休憩を取りながらご覧ください。
ストーリを簡単にいいますと、ジークフリートは指環をブリュンヒルデに預けて、旅に出るが、妹を妻にしてでも指環を奪おうとする邪悪なハーゲンの悪だくみかかり、ブリュンヒルデに預けた指環まで取り上げたが、激怒したブリュンヒルデはジークフリートの弱点を教えて、殺させる。ブリュンヒルデは結果的にだまされてことに気がつき、死んだジークフリートから指環をはずして、元のラインの川底に返却し、周りのもを巻き込んで死ぬ、一方、神々の館も炎に包まれ、指環に絡むものがすべて、消え去るという話でした。
今週のオペラデータを以下に記します。少し、疲れましたがさすがに名だたる、名作です。
今週のオペラデータ
| ①作品共通データー | 第30回 | ||
| 公開日 | 2017・5・19 | ||
| 作曲家名 | ワーグナー | ||
| 国名 | ドイツ | ||
| 作品名 | ニーベルングの指輪から神々のたそがれ | ||
| 幕数 | 3幕 | ||
| 上演時間 | 4時間20分 | ||
| 有名な合唱曲、アリア | ラインの岸辺に大いなる薪を他 | ||
| 主な登場人物 | ジークフリート:英雄 | テノール | |
| ブリュンヒルデ:ジークフリートの妻 | ソプラノ | ||
| アルベリヒ:ニーベリングの一族 | バリトン | ||
| ハーゲン アルベリヒの息子 グンタの異父兄弟 | バス | ||
| グンター:ギビフング族の長 | バリトン | ||
| グートルーネ:グンータの妹 | ソプラノ | ||
| 参考文献 | オペラガイド130選 115 | ||
| オペラ鑑賞事典 141 | |||
| オペラの魔力 118 | |||
| ウキペデアコメント | 『神々の黄昏』は、リヒャルト・ワーグナーが1869年から1874年までかけて作曲し1876年に初演した楽劇。ワーグナーの代表作である舞台祝祭劇『ニーベルングの指環』四部作の4作目に当たる。 ウィキペディア | ||
| 完成: 1848年11月 | |||
| 作曲家: リヒャルト・ワーグナー | |||
| 初演: 1876年8月17日, ドイツ バイロイト バイロイト祝祭劇場 | |||
| 言語: ドイツ語 | |||
| 脚本: リヒャルト・ワーグナー | |||
| プロの推薦CD&DVD | ショルテイ ウイーンpo | ||
| カラヤン ベルリンpo | |||
| ベーム バイロイト祝祭菅 | |||
| カイベルト バイロイト祝祭菅 | |||
| バレンボイム バイロイト祝祭管弦楽団 | |||
| NO. | 30 | ||
| 作曲家名 | ワーグナー | ||
| 国名 | ドイツ | ||
| 作品名 | ニーベルングの指輪から神々のたそがれ | ||
| 鑑賞辞典推奨頁 | 518 | ||
| レコ芸500推薦番号 | 490 | ||
| その他推奨本名 | |||
| 整理番号 | 30 | ||
| 同演目公開回数 | 初 | ||
| コンテンツの種類・本 | DVD | ||
| 演奏日・放送日 | 1992年 | ||
| 指揮者 | バレンボイム | ||
| 楽団・合唱団 | バイロイト祝祭管弦楽団 | ||
| 演奏場所他 | |||
| コンテンツ詳細 ウキペデア他より | ジークフリート: | イェルザレム | |
| ブリュンヒルデ: | アン・エヴァンス | ||
| アルベリヒ: | ギュンターフォン・カンネン | ||
| ハーゲン: | フィリップ・カン | ||
| グートルーネ: | エヴァ・マリア・ブントシュー | ||
| グンター: | ボード・ブリンクマン | ||
| ウェルグンテ: | アンネッテ・キュッテンバウム | ||
| ヴァルトラウテ: | ヴァルトラウト・マイヤー | ||
| ヴォークリンデ: | ヒルデ・ライトランド | ||
| 前作までにも、アルベリヒやミーメなどの小人族、またはファフナーなどの巨人族など、悪役はいたが、ハーゲンは正真正銘の大悪役です。無敵のジークフリートを背中から槍で突き刺し、指環を手に入れようとする執念は、父アルベリヒをも上まわる。バス歌手の力の見せ所となっています。近未来的でスタイリッシュなデザインによるクプファー演出が話題となった公演ですが、今回のDVD化であらためて注目されるのが、パワフルでドラマティックなバレンボイムの指揮。テンポを思い切って動かした、メリハリのある、雄弁かつ重厚なその演奏は、この指揮者が現代きってのワーグナー指揮者であることを物語る素晴らしいものです。画質、音質のクオリティの高さも大きなポイント | |||
公開のYoutubeより |
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| ワーグナー 《神々の黄昏》 序幕/第1幕(全曲) ショルティ指揮 - YouT | |||
| Wagner, Götterdämmerung, Boulez, Bayreuth '79 - YouTube | |||
| Wagner: "Götterdämmerung", Prologue and Act 1 - Thielemann . | |||
| Richard Wagner - Der Ring des Nibelungen: Götterdämmerung . | |||
(4時間20分のオペラより名シーン)
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| 指環をブリュンヒルデに預け、旅に出るジークフリート |
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| 悪者ハーゲンの策略でジークフリートの弱点を教えてしまうブリュンヒルデ |
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| 遂にジークフリートはハーゲンの手で殺される |
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| 指環を取り戻し、自らラインの川底に投げ入れて死に至る、ブリュンヒルデ |
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| 無事指環が戻り喜ぶラインの乙女達 |
素人が、オペラを紹介をしていますが、早いもので30回目を迎えました。オペラは日本人にとって、歌舞伎や能・狂言に当たるものでしょうか、ヨーロッパの人の文化はキリスト教に根ずいた、文化だけに、宗教感の違いを感じさせらています。時間がかかるので、はまらない様に注意が必要。最後まで、お疲れ様でした。





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