毎日のクラシック曲(第342回) Shostakovich
今日のお勧め曲はショスターコヴィッチの「交響曲 第10番 Op93」を選びました・今回、レコ芸500では5,7,8,9,10,14,15番の7曲を選んでいます。中でも有名なのは戦争交響曲の7,8,9番ですが最後の9番の評価が軍部の勝利を賛美する予想に反して、暗い、短い曲だったこともあり、9番作曲直後は粛清を覚悟していたようである。 結果として、この10番を手がけるのに数年間、躊躇したようです。しかし、独裁者スターリンの死をもって、新たな気持ちで作られたとある。面白いことに本音と建前は違うようで、指揮者ムラヴィンスキー(5-7番は初演を指揮)との間もギクシャクし始めた様である。 勲章をぶら下げて指揮する ムラヴィンスキーを嫌ったようです。 当時は芸術に政治色が色濃く出る話が尽きない国だけに、10番は明るさを期待したが、 「 収容 所 の 音楽 」と 呼 ばれています。 旧来の4楽章をもつ、古典的な作品で内容は穏やかな曲でしょうか? 。 珍しい雰囲気を醸す、不思議な曲です。 この曲のアルバムは 手許には カラヤンとショルテイ盤の 2枚しかなかった。 ロシアの作品の指揮はロシア系の人が多い中で、 不思議なことに全くなく、結局、Youtubeに頼った。何でも得意なカラヤンはショスターコヴィッチは唯一、この10番のみ指揮しています。まず、2枚から聞いてみて、時間が有れば、ムラヴィンスキー、バルシャイ(初めて聴く名前)となりそうです。 今日のお勧め曲 日時(date) 31-Jul-17 ジャンル(Genre) 音源(sound source) 作曲者(composer) Shostakovich 分類(Classification) 交響曲 コウキョウキョク 曲名(Song Title) Symphony #10 Op93 演奏者(Performer) 指揮者(conductors) Herbert Von Karajan (1990) 楽団(Orchestra) Berlin Philharmonic Orchestr