週末のオペラのご案内(第39回)ウエーバーの「魔弾の射手」
今週のオペラはウエーバーの「魔弾の射手」を選んでみました。生憎、手許にDVDがなく、Youtubeでも原文のドイツ語の作品はかなり検索できましたが、邦訳盤はなく、サブタイトル(字幕)が英文だが、とても、古い作品(1968年)がありました。やむ終えず、事前に対訳を読みとおして、辞書を片手に見ることにしました。現在、この登場人物は殆ど黄泉の世界でしょう。
有名な序曲は聴き覚えがありましたが、苦労した割りに、肝心のストーリは単純で、「登場人物は多いのですが、悪魔のささやきに負ける、猟師とその許婚の恋の話」でした。オペラでは最後はハッピーエンドで終わることが多く、このオペラもそのスタイルでした。実直な村人の普段の生活をテーマにした、オペラです。序曲は単独で別に聴いてみる必要はありそうです。宗教者(隠者)と領主のかかわりが、我々、東洋人には判りずらく、村人が深く、キリスト教を信仰する根本とするたオペラでした。最近の演出の作品があれば、もう1度見たいところですが、別の機会にでもと思う作品でした。ビートルズの時代のオペラとは思えない感じでした。
オペラのデータを下表に示します。やはり、ワーグナーの作品の後では少し物足りない、出来でした。しかし、1番若くて、かわいい、いい声をした、エンヒャン役(エディト・マティス)はその後どうしているのでしょうか?年齢を考えると、70歳ぐらいだが、
今週のオペラ
①作品共通データ | 第39回 | |
公開日 | 2017・7・21 | |
作曲家名 | ウエーバー | |
国名 | ドイツ | |
作品名 | 魔弾の射手 | |
幕数 | 3幕 | |
上演時間 | 2時間20分 | |
有名な合唱曲、アリア | ①森を越え、丘を越え②まどろみが近寄る様に③黒雲が曇っても | |
オットーカ-ル侯爵(領主) |
バリトン | |
主な登場人物 | マックス 若い猟師 | テノール |
アガーテ 森林保護官クーノの娘 | ソプラノ | |
カスパール マックスの同僚 猟師 | バリトン | |
クーノ 伯爵領の森林保護官 | バリトン | |
エンヒャン アガーテの親戚の若い娘 | ソプラノ | |
隠者(尊敬される修行者) | バス | |
参考文献 | オペラガイド130選 137山田治夫編 | |
オペラ鑑賞事典 144 多田鏡子著 | ||
オペラの魔力 NA 砂川稔著 | ||
ウキペデアコメント | 『魔弾の射手』は、カール・マリア・フォン・ウェーバーが作曲した全3幕のオペラ。台本はヨハン・アウグスト・アーペル、フリードリヒ・ラウンの『怪談集』を元にヨハン・フリードリヒ・キーントが書いた。1821年6月18日にベルリンの王立劇場で初演された。 ウィキペディア | |
作曲家: カール・マリア・フォン・ウェーバー | ||
初演: 1821年6月18日 | ||
言語: ドイツ語 | ||
脚本: ヨハン・フリードリヒ・キント | ||
プロの推薦CD&DVD | C・クライバー ドレスデン国立o | |
クーベリック・バイエルン放送管 | ||
ヴァイル 西ドイツ放送管 | ||
カイベルト ベルリンpo | ||
NO. | 第39回 | |
作曲家名 | ウエーバー | |
国名 | ドイツ | |
作品名 | 魔弾の射手 | |
鑑賞辞典推奨頁 | 387 | |
レコ芸500推薦番号 | 496 | |
その他推奨本名 | ||
整理番号 | 39 | |
同演目公開回数 | 初 | |
コンテンツの種類・本 | Youtube | |
演奏日・放送日 | 1968年 | |
指揮者 | レオポルト・ルートヴィヒ | |
楽団・合唱団 | ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団 | |
演奏場所他 | ハンブルク国立歌劇場 | |
オットーカ-ル侯爵(領主) | トム・クラウゼ | |
コンテンツ詳細(アマゾンへの投稿コメントより。抜粋) | マックス 若い猟師 | エルンスト・コツップ |
アガーテ 森林保護官クーノの娘 | アーリン・ソーンダース | |
カスパール マックスの同僚 猟師 | ゴットロープ・フリック | |
クーノ 伯爵領の森林保護官 | トニ・ブランケンハイム | |
エンヒャン アガーテの親戚の若い娘 | エディト・マティス | |
隠者(尊敬される修行者) :ハンス・ゾーティン | :ハンス・ゾーティン | |
ドイツの国民的オペラの真髄作品 ソーンダース/マティスを始めとする、往年の名歌手たちの美声と凛々しい姿を楽しめることはもちろん、衣装や小道具なども実に自然で美しくまとまっています。この作品が、少なくともオペラに関しては後進国とみなされていた当時のドイツにおいて、熱狂的にもてはやされたということが納得できるように思えます。また、例の「狼谷の場面」では、一昔前の特撮怪奇映画でもみているかのような不気味な特撮がふんだんに使われていて、これはこれでまた別の意味での楽しさがあります。 |
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Youtubeより検索 | ||
対訳プロジェクト | https://www31.atwiki.jp/oper/pages/127.html | |
魔弾の射手 ActⅠ-1 | オペラ対訳プロジェクト - アットウィキ - Wiki | ||
Carl Maria von Weber Der Freischutz, Carlos Kleiber | ||
Der Freischütz Ernst Kozub Arlene Saunders Edith Mathis Hans Sotin Gottlob Frick Hamburg | ||
Weber: Der Freischütz (Dresden 1985, Wiedereröffnung Semperoper) | ||
視聴したYoutube よりシーンの抜粋
娘を嫁にするには射撃で勝利をといわれるマックス |
勝負に自信のないマックスは悪魔の手先 (カスパール)の術策にはまリ、魔弾を依頼する。 |
魔弾を作る悪魔の手先(カスパール)、 最後の弾は自分に当たるのだが |
魔弾を使うことを止めようとするアガーテ |
領主に不正を告白し、激怒した領主は マックスの放逐を宣言 |
森の隠者のとりなしで、無事に減免されるマックス、 アガーテと一緒になることを許される |
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