日曜日の古典落語(第71回)黄金餅,お直し,水屋の富

 今週の落語は「黄金餅」、「お直し」と「水屋の富」を選びました。今回は珍しく、志ん生親子の演目となりました。志ん朝は親父の語りを引継ぎ、楽しみにしていたが、すでに、帰らぬ人となって、随分になります。
 それでも、多くの演目が、CDや映像で残されていますので、ありがたいことにこれからも、充分楽しめます。個人的には上方の枝雀と落語界の双璧と思っていましたが、どちらもこの世にいません。枝雀が59歳、志ん朝は63歳で相次いでなくなり。当時も今も、東西の落語界の痛手は大きいとおもいます。
 円生・小さん・米朝のあと、別格の二人でした。後世の為に出来るだけ、演じた記録を残して置きたいと思うのは筆者だけでしょうか。あえて、ストーリは申しませんが、3つとも、人情味の溢れたいい噺で、親子の語りがすばらしい。Youtubeで聴くことが出来ますので、是非、お試しください。

今週の落語

日時ニチジ          2017・7・23
ジャンル             落語ラクゴ
音源オンゲン             CD
演者エンジャ 古今亭志ん朝 三代目 五代目古今亭志ん生 五代目古今亭志ん生
分類ブンルイ
演題エンダイ 黄金コガネモチ ナオ 水屋ミズヤトミ
出典シュッテン
その他演者名 七代目立川談志 - 黄金餅 - YouTube 三代目古今亭志ん朝 - お直し - YouTube 古今亭志ん朝(三代目)師匠の落語「水屋の富」 - YouTube
古今亭志ん生 黄金餅 落語 ケチな坊さんが、餅の中に金を入れて食べ 柳家さん喬「水屋の富」 - YouTube
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演題エンダイコメント けちで有名で遂に体調を崩して寝込んでしまった願人坊主の西念は、死ぬ前に、それまでに貯め込んでいた金を、あんこ餅の中へくるんで飲み込む。亡き人のお腹をさいて、金を取り出すという、壮絶な落語  元は女郎と妓夫太郎だった夫婦が蹴転ばしを始め、妓夫太郎が頃合いを見は計らって、「お直しして貰いな」と外から声をかける。
最下級の女郎屋を題にした、男と女のいい話、女のやさしさにほのぼのさせる。 
 水屋が富くじに当たった金を縁の下に隠し、毎朝竿で突いて金があるのを確認していたが、向かいの遊び人に見つかり盗まれる。昔の行商で、水売りはきつい仕事で当初は当たった宝くじを喜んだが、やがて、盗られる恐れにかられる、最後はなくなってほっとするはなし。 

残り、30演目ほどで、落語のブログも200演目となります、とりあえず、200回で終える予定です。最後まで、是非、お付き合いください。

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