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9月, 2018の投稿を表示しています

日曜日の古典落語(第108回) 洒落小町(口合小町)&姫かたり

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 今週の古典落語は「洒落小町(口合小町 」と「 姫かたり 」を選んでみました。最初は「刀屋」という演題を聞いてみようと思って、ブログの原稿を書き始めたのですが、聴いているうちに聴いたことのある噺と思い出しました。  古典落語は、同じ演題が長い場合は、分割して、2つや3つの演題にすることも有ります。また、上方から関東に移されたとき、別の名前で演じられます。東西でオリジナルの作品も有りますが、例えば、おせつ徳三郎の下編は「刀屋」で演じられます。牡丹灯篭も長い演目で分割され、演じられます。  「 口合小町 」は「 洒落小町 」と変化して、東京落語として。演じられています。 比較的、西から、東に移入された作品が多いようです。上方独特の言い回しや言葉は、スマートに変換され、東京落語ととして、定着しています。 詳しいところは解説書によりますが、東西の古典落語を愉しむ上で、面白みの一つです。 「 姫かたり 」は上方の噺を東京で改作したもので、「業平」は共通に出来ています。「 姫かたり 」は恐らく、東京独自の演目で、かたり(詐欺行為) がスマートに達成された噺です。  いずれもYoutubeで検索できました。今週の出し物は、まず、談志の2題の語りを聴いて、次に東西の重鎮の語りをお愉しみください。談志の言葉遊びは、東西一ではないでしょうか。 今週の古典落語 日時 2018・9・30 ジャンル 落語 音源 演題 洒落 シャレ 小町 コマチ (口合小町) 姫 ヒメ かたり 演者 三 サン 遊 アソ 亭 テイ 円 エン 生 イ   六代 ロクダイ 目 メ 古今 ココン 亭 テイ 志ん生 分類 出典 その他演者名 三遊亭圓生(六代目)洒落小町 志ん生  姫かたり 立川談志 洒落小町 立川談志 姫かたり* 第174回唐人町商店街寄席 二「しゃれ小町」春香亭 まどか 桂米朝「口合小町」

週末のジャズ(第184回)  塩谷哲

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 今週のジャズはピアノの塩谷哲を選んでみました。塩谷哲(とおる)はジャズ・クラシックからポップスまで、活躍範囲の広いピアニストです。小曽根真とともに、現代、世界に通用する男性ピアニストの一人でしょうか。それでも、アメリカのジャズピアニストと較べると、アルバム数が少ないのが実情です。 手許には6枚ありました。(手許のアルバムで10枚を超える日本人演奏家は11人)  日本のジャズ演奏家で、世界で活躍できる人はヨーロッパと同様、限られた人だけです。殆どのジャズ演奏家は国内のツアー演奏で頑張っています。しかし、全国ツーアーで観客を呼べる人は20数人程度でしょうか。やはり、クラシックと較べて、ファン層が薄いのも、日本のジャズの現況でしょうか、  個人的には、CDの売り上げで一喜一憂する時代でなく、もっとYoutube でアルバムを投稿してもらい、実力と知名度を上げ、ライヴでお客を獲得するほうが、いいと思うのは筆者だけでしょうか、この人も、上手く、Youtubeを活用して曲をお披露目すべき人でしょうか。  Youtubeでは、全アルバムを期待しましたが、短い、曲単位でいくつか検索できます。批評家を気にせず、視聴回数を指標に増やせばいいと思うのですが。 今週のジャズ 日時 2018・9・29 ジャンル ジャズ 音源 Youtube 演奏者 塩谷 シオタニ 哲 テツ 生年 1966 楽器分類 ピアノ Myベストアルバム★ 1 88+infinity 2 Essential Ellington 3 Salt 4 SALT Ⅱ 5 Wishing Well 6 しーそー 佐藤竹善&塩谷哲(SALT&SUGAR)ライブ in さくらぴあ / HFM 2018.04.01 塩谷哲/SALT(Satoru Shionoya) Satoru

週末のジャズ(第183回)  Jan Lundgren

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 今週のジャズはヨーロッパジャズから「Jan Lundgren 」を選んでみました。日本のジャズ解説書はやはり、アメリカ人のジャズ演奏家が中心となります。このブログでも、圧倒的にアメリカ人中心です。何とか、日本人とヨーロッパのジャズ演奏家も40人ほど採りあげたいと思っています。  これまで、日本人は 13人、ヨーロッパジャズからは、10人(組)です。まだまだ、半分程でしょうか。下の解説書は比較的ヨーロッパのジャズメンを採りあげている解説書ですが、知名度が低いので、良く、読まないと、上手く、実力者を選ぶのが困難な様です。  今週の「 Jan Lundgren 」はスウエーデン生まれで、現代、ヨーロッパ・ピアノトリオで欠かすことの出来ないと評価を受けてていて、日本でも人気の高いピアニストの一人でしょう。下のリストは Youtube で検索した一部です。まだまだ、 いいアルバムが数多く、でています。知らなかったのは筆者だけかも知れませんが、甘ーい旋律で魅了してくれます。是非、いくつかお試しください。ソフトムードにはまります。 今週のジャズ 日時 2018・9・28 ジャンル ジャズ 音源 Youtube 演奏者 Jan Lundgren 生年 1966 楽器分類 ピアノ Myベストアルバム★ JazzBaltica: Jan Lundgren – Tribute to Jan Johansson Lundgren, Galliano, Fresu: "Mare Nostrum" - Grenoble Jazz festival 2009 2016 Richard Galliano, Paolo Fresu и Jan Lundgren на Nancy Jazz Pulsations Jan Lundgren, Richard Galliano, Paolo Fresu - Jaz

自由時間のクラシック(第122回)Hindemith(2)

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 今日の自由時間のクラシックはHindemithの「 交響曲 ( 画 家 「マテイス」) 」、「 弦楽 と 金管 のための 演奏会 用 音楽 Op50」と「 5つの管楽器のための小室内楽曲Op24 」を選んでみました。いずれも、初めて聴く曲です。こういう、機会がないと、まず、聴くことがないでしょうか。  クラシック鑑賞事典を忠実にトレースすることにより、新たな作曲家の作品が知ることが出来ます。  「 交響曲 ( 画 家 「マテイス」) 」は名前だけは聴いていました。レコ芸500に採りあげられませんでしたが、代表する名曲で、多くの名指揮者の手による、アルバムがありました。30分ほどある立派な交響曲です。現代曲に入るのでしょうか、随分、古典的な雰囲気を持つ曲です。  「弦楽 と 金管 のための 演奏会 用 音楽 Op50」と「 5つの管楽器のための小室内楽曲Op24 」 は管楽器を生かした、有名な曲です。代表作品番号を付記しましたが、下の表以外にまだまだ、名曲があるようです(Op24,36,46)。Youtubeで簡単に検索して、聴くことができます。是非お試しください。 わずか5週間で作った曲(Op24-2)もありますが、実力のある作曲家で,もっと演奏される機会が増えるべきでしょう。  鑑賞事典の分類で現代曲の有名な作曲家は、ストラヴィンスキー、プロコフイエフ、ショスターコヴィッチの3人ですが、曲数も少ないですが、聴いておきたい作曲家を来週も続けて、採りあげていきます。 筆者自身,殆ど、聴いたことのない、作曲家がおり、奥の深さに驚いています。 今日のお勧め曲 日時(date) 26-Sep-18 ジャンル(Genre) 音源(sound source) Youtube 作曲者(composer) Hindemith 分類(Classification) 管弦 カンゲン 楽 ガク 曲 キョク 曲名(Song Title) ① 交響曲 コウキョウキョク ( 画 ガ 家 イエ 「マテイス」) 演奏者(Perfor