日曜日の古典落語(第127回) 源平盛衰記& 親子茶屋
今週の古典落語は東京落語から「源平盛衰記」を上方落語から「親子茶屋」を選んでみました。「源平盛衰記」の方は落語指南書にありましたが、上方の「親子茶屋」はありませんでした。やはり、手に入る、古典落語の指南書は東京落語の演目の解説が多いようです。上方から、移された噺も多いはずですが、上方落語は余り、採りあげられないようです。
「源平盛衰記」は長い噺で談志の語りが上手いですが、昔、TVによくでていた、落語と漫談の境界が少ない、三平の語りはいかがでしょうか。長い噺をたった20分で演じたことで有名です。亡くなった三平の「源平盛衰記」は珍しく演技つきがYoutubeで見つかりました。是非お試しください。しかし、この噺は「十代目文冶」の語りで落語版の本筋を確かめておかれることをお勧めしいます。
上方の「親子茶屋」は「夜桜」という名題で東京落語にも移されていますが、御茶屋の場所は吉原です。最近は余り、演じられることはありません。上方は桂門下の大事な演目で、今でも語り継がれています。米朝、枝雀の名演が愉しめます。TV放映時代の東西の落語の違いをはっきりさせる演題でした。
今週の古典落語
日時 | 2019・2・17 | ||
ジャンル | 落語 | ||
音源 | Youtube | ||
演題 | 源平盛衰記 | 親子茶屋 | |
演者 | 林家三平 | 桂米朝 | |
分類 | |||
出典 | |||
その他演者名 |
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【落語BGM】三代目 桂春団治「親子茶屋」【噺家図書館】
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推薦本 | 落語CD&DVD名盤案内 122 | 落語CD&DVD名盤案内NA | |
落語読本 36 | 落語読本NA | ||
演題コメント ウキペデアほかより | 膨大な平家の合戦の噺を落語で語る、珍しい噺ですが有名です。林家三平が20分ほどで喋る。踊る平家のオチが面白く、昔の三平が有名だった頃のお噺 | 親子で茶屋遊びの噺で、大旦那は息子の茶屋遊びをしかるが、同じ茶店で親子が出くわす。親が男の遊びの「酒」「打つ」は止めろとお茶屋遊びはいいのだ諭すお噺。 |
漫談風の独特の落語で有名な三平はいかがですか |
良く茶屋遊びをしたのでしょうか、上手い語りです。 |
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